ロックシーンに数々の伝説を刻む
ロックレジェンド
The Birthday チバユウスケ
スペシャルインタビュー!

1990年代後半のロックムーブメントの中心人物として
時代を牽引したカリスマであり、
数々のツアーやフェスでロック史に語り継がれる
ステージを数多く残すロックレジェンド、
The Birthdayのチバユウスケ氏が語るエレコムのイヤホン。

インタビュー視聴イヤホンEHP-RH2000、EHP-DH2010、EHP-DH1000、
EHP-SH1000、LBT-HPC21、LBT-HPC41

「雰囲気としてはHPC21の方が
レコードには合ってるような気がする。」

「楽器まわりの空気感まで伝わってきます。」「楽器まわりの空気感まで伝わってきます。」
普段、イヤホンはお使いになりますか?
使うね。
移動中とかですか?
うん、移動中が多いね。
プレーヤーは何をお使いですか?
タブレットで聴いてるね。
そうなんですね。
ハイレゾ音源を聴かれたことはありますか?
いや、ないんですよね。あんまり興味ないんだよね。聴いたらすげーんだろうなって思うんだけど。自分のやってる音楽だとすごく良いシステムで聴いても、例えば100円のイヤホンで聴いてもめちゃめちゃカッコよく聴こえるようにっていうところを目指してやってるもんだから。あんまりそういう音質がどうのっていうのは20年くらい前に辞めたんだよね。
そうなんですね。
どういう状況で聴かれたとしても、
最高の状態で聴こえるということが
重要ということですね。
そうだよね。ちなみに、ノーマルとハイレゾって対応製品が違うってこと?
そうですね。
音源、プレーヤー、イヤホンの
全てが対応することで
ハイレゾ音源を再生することができます。
どれか一つでも対応してなかったらダメなんだね。
はい。
それでは、今日は良い音質でも
カッコいいじゃんって言ってもらえるように、
色々お試しいただきたいと思っています。
そうだね!
では早速、始めていきたいと思いますが、
まずはノーマル音源のBluetooth®イヤホンの
HPC21から始めていきます。
今日はThe Birthdayの楽曲を始め、
様々な試聴音源をご用意しています。
同じ音源を基に聴き比べていただいた方が
違いがわかりやすいと思うのですが、
何にしましょうか?

何にしようかな。じゃあ、The Whoで。
いかがでしょうか?
密閉感が強いと思ったね。
でも、ひとつ気になったのはピート・タウンゼントのギターにこんなにディレイ(※空間系エフェクト)が
かかってたかなって(笑)。
あー、なるほど。
俺、多分この曲をイヤホンで聴いたことないんじゃないかな(笑)。
普段の音楽を聴く環境は
スピーカーの方が多いですか?
家では絶対にスピーカーだからね。
イヤホンだとまた違った感じに
聴こえてきますよね。
ちょっと違うタイプも聴いてみたいな。
では次がHPC41というタイプになります。

はいはい。なるほど。
HPC21と比べると
低音が出るタイプになります。
そうだね。こっちの方が低いね。
このアルバム自体がベースよりミッドが出ているレコードなんで。
雰囲気としてはHPC21の方がレコードには合ってるような気がしますけどね。
HPC41まで行っちゃうと輪郭が見えなくなっちゃうというか。
聴く曲にもよるかと思いますけどね。
このThe Whoの『Live at Leeds』の場合はHPC21の方が再現されているよね。
やっぱりレコードで
聴いた記憶というものが
中心になってくる感じですか?
うん、そうそうそう(笑)。そうなっちゃうよね。

「当時こうだったんだろうなって
予想できる感じ。」

「当時こうだったんだろうなって予想できる感じ。」「当時こうだったんだろうなって予想できる感じ。」
では、そのレコードの再現という
部分も含め色々とインプレッション
してもらいたいと思いますが、
次はハイレゾを
お聴きしてもらいたいと思います。
うん。
ちなみに、音楽を作られる上で
ハイレゾを意識して
レコーディングされることとかって?
しないしない(笑)。そんなのしないよ!(笑)。例えばスタジオだったら、そこにあるスピーカーを信用するしかない。
あとはミニコンポだったり、ラジカセだったり。その3つくらいでしか音を確認しないかな。
そうなんですね。
では初体験のハイレゾですが、
まずはRH2000というイヤホンになります。

あっ!これかっこいい!
〜音源を聴きながら〜
ふーん、なるほどなー。そっかこういう風になんのか。
いかがですか?
面白い!
聴かれながら「なるほど」と
おっしゃっていましたが。
うん。出だし良かったんだけど、途中でベースの感じが「ポンポコポンポコ」って鳴りだして。
それが当時こうだったんだろうなって予想できる感じで(笑)。なんていうのかな、サスティンがない感じというか。
これ面白いな。
もしかすると、
スタジオ録音された音源を聴かれると
また印象が違ってくるかもしれませんね。
だったら、今日来る時に思ったんだけどCOWBOY JUNKIESの『The Trinity Session』ってハイレゾあるんですかね?
音のいいアナログってそれくらいしか思いつかなくて。音のいいっていうか、とにかく凄かったというか(笑)。
今、探してみたんですけど、
ハイレゾでは配信されていませんね。
そっか。じゃあ、もう一回Bluetooth®と聴き比べてみようかな。
是非!何度でもお聴きください。

うん。ベースとギターの聴こえ方を比べてたんですけど、
ハイレゾの方が細かく聴こえてくるね。
よく解像度が高いと言われたりしますね。
あー、そういうことなんですかね。
ハイレゾは24bit/96kHzに
近い再生が可能で、
通常の形式よりもデータ量を
多く取り込めることができる音源です。
そんなに情報って、いる?
まぁ、そうなんですけどね。
人間の耳では判断できない
ところまでの情報が入ってますからね。
いやまあ、でも聴き比べるとわかるような気がしますね。

「「ん?」ってなるような感覚が少ない。」

「「ん?」ってなるような感覚が少ない。」「「ん?」ってなるような感覚が少ない。」
では次ですが、
CH2010という機種になります。
これはボディに真鍮を採用しているので、
少し重さがあるモデルです。
重みがある分、振動が抑えられ
安定した再生を実現しています。

なるほどね、確かに重い。ローも増えたりするの?
先ほどのRH2000と
セッティングは似ているんですが、
重さの分ローがクリアになる印象ですかね。
あー。なるほどね、ちょっと違う。さっき言ってたように確かに上の揺れが抑えられてる。
ずっと聴き入っておられましたが。
うん、これはすごいっすね。
好みとしてはどちらが良かったですか?
うーん、俺はこっち(CH2010)かなー。でも遜色ないですけどね。CH2010の方が広がり方が、なんていうのかな。
気になる広がり方をしていないというか、「ん?」ってなるような感覚が少なかったというか。
自然な感じということですか?
それを自然というのかどうかは俺にはわかんないんだけど。
嫌味がないという感じですか?
うん、嫌味というのかな?まあ、しっくり来たのはCH2010でしたね。
あとは、あまりに久しぶりにThe Whoを聴いたもので、演奏にかなり意識が行ってしまったという(笑)。
(笑)。そうなんですね。
でもそれがわかるってことは、それだけ良いってことなんだろうしね。
なるほど。
ちなみにこれらのイヤホンの
値段っていくらだと思いますか?
値段??5万くらい?
しっくり来たとお話しされていた
CH2010が実売価格で
大体¥6,000ぐらいです。
え、、、マジで!?
実は、ちょっと前までは
高かったんですが、
できるだけたくさんの方にハイレゾを
聴いていただくために
手が届きやすい価格帯で提供しています。
それはすごい。でも、イヤホンの相場がわからないな。
本当にピンキリなんですけど、
高いものでは10万を超えるような
高額商品もありますね。
そこまで行くとほとんどイヤモニに近いですけど。
イヤモニね。俺は信用してないから(笑)。

「「おっ!カッコいい!」って
シンプルに来る。」

「演奏者の素晴らしさを耳で感じられたら、音楽は何倍も楽しい!」「演奏者の素晴らしさを耳で感じられたら、音楽は何倍も楽しい!」
音質には好みがあるので、
価格だけでは語れないとは思いますが、
次がエレコムのフラッグシップモデルになる
SH1000になります。

あ、これすごい!
良かったです!
本当にこれすごい。すげー楽しい!
今までと違いますか?
本当に全然違う!これは楽しいね。
広がりも変わるんだけど、なんていうのかな、ゴーン!って来た!
刺さる感じというか?
いや違うね。なんつーかな「おっ!カッコいい!」ってシンプルに来るって言うか。
やっぱThe Whoカッコいいなって思うっていうか。
再認識できる感じですね。
うん。そうだね。
先ほど、レコードで聴いた時の感覚が
軸になるというお話をされていましたが、
アナログとの比較としてSH1000は
近いということになるんでしょうか?
いや、アナログの感じとはまた違ってると思いますよ。レコードをイヤホンで聴いたことがないんだけど、
アナログに一番近かったのはさっきも言ったようにHPC21だと思います。
では、また違った感覚としてSH1000は
良いと感じるということですね。
うん、これは面白い。すごいな。

「音に嘘がなくて正直な気がする。」

「演奏者の素晴らしさを耳で感じられたら、音楽は何倍も楽しい!」「演奏者の素晴らしさを耳で感じられたら、音楽は何倍も楽しい!」
では、これが最後になりますが
新発売となるDH1000です。

あ、これも良い。これは嘘がないような気がする。これもハイレゾなんですか?
これもハイレゾです。
低音用と高音用の二つのドライバーを
直列で搭載した機種になります。
うん、音に嘘がなくてすごく正直な気がする。
ベースの伸びとかもすごく良いとこにいっていると思うし、わかりやすいし。
なんか、いろんな判断をするためにはすごく良いイヤホンだと思う。
正直というのは面白い表現ですね。
うん。でもなんだろう、すごく良いんだけど余計な音まで拾ってるというか(笑)。
そこまで聴こえなくて良いんじゃないかなっていうかね。あくまで俺の意見だからね。でもこれはカッコ良い音だね!
刺さる感じというか?
いや違うね。なんつーかな「おっ!カッコいい!」ってシンプルに来るって言うか。
やっぱThe Whoカッコいいなって思うっていうか。
ご自身の楽曲を聴かれてみますか?
それが一番わかんないと思う(笑)。
(笑)。
嘘です嘘です(笑)。じゃあ『24時』で。
レコーディングされた時と
比べていかがでしたか。
うん。今、これで1年ツアーをやってきて、最近そのライブ盤まで作っちゃったんで、全然元がわかんないんですよね(笑)。
あはは(笑)。
すいません!本当にすいません(笑)。ライブ盤のミックスも終わったばかりなんで本当にわかんなくなってて。
その最新リリースの
ライブ盤『LIVE AT ××××』も
ご用意しているんですが、
ノーマルしかなくて。
じゃあ、それをこの二つのイヤホンで聴いてみようかな。
どうぞ。

うんこっち(DH1000)!。
早いですね(笑)。
なるほどね。こうなるんだね。ウチのバンドにはDH1000の方が合ってると思うね。
やっぱりこっちの方が正直に聴こえるんですよね。
SH1000も良いんだけど、上も下も空間的なものが広いんで、
誇張して聴こえるんだよね。
なるほど。
好みとしてはこれが一番好きかな。
あとBluetooth®と比べるなら、やっぱり線で繋がっているのが安心するんだよね。
それは音が痩せちゃうんじゃないか
っていうことですか?
そう、少し削られているというかね。低音が強いのも苦手かな。
イヤホン自体の味付けが
要らないということですよね。
だって味付けしちゃダメでしょ。
年代、聴くジャンルによって
ローをブーストして聴きたいと
言われる方も多いです。
それは好みなんでね。俺はこのDH1000が一番良いかな。すごくわかりやすいというか。
どういう演奏をしているのかって見えたり、ヴォーカルでいうとブレスの感覚みたいなのも、
これが一番わかるんじゃないかなと思いますけどね。
今回、ハイレゾも含めて
エレコム製品のイヤホンを
初めて聴かれたかと思うんですが、
良い音という印象を持っていただけましたか?
もちろん良い音だと思いますよ。きっとこういうイヤホンでハイレゾとか聴いちゃったら、
ノーマルに戻れなくなるっていうのは絶対にあると思います。今までずーっと安いイヤホンで聴いていたんで。
でも、ハイエンドのイヤホンも良いけど、
ノーマルの安いイヤホンも重要だと
おっしゃられるアーティストの方は多いです。
うん、それはわかる。ちょっと、他にも色々聴いてみて良いかな。Iggy Popの『Lust For Life』ってある?
はい。ノーマルもハイレゾも準備しています。
じゃあ、まずDH1000でノーマルを聴いてみようかな。
どうぞ。
うん。なるほどね。で、これをハイレゾで聴いてみると、、。あー!全然違う!違うねー。
これ、ハイレゾやっぱりすごいな。深みが出んだね。

「しかし面白いなー!スッゲー面白い。
こんなことやってんだ、みんな(笑)。」

「演奏者の素晴らしさを耳で感じられたら、音楽は何倍も楽しい!」「演奏者の素晴らしさを耳で感じられたら、音楽は何倍も楽しい!」
レコードが大好きな方は
結構ハイレゾに躊躇されるというか、
食わず嫌いな方も多いんですが
実際に聴いてみるとめっちゃいいと
言っていただける事も多いです。。
そうだろうね。俺の場合食わず嫌いとかではなくて、プレーヤーとか持ってないから単純に聴けないもんだからね。
だけど面白いね、音の膨らみ方とかまで変わるんだね。しかしどっちがいいんだろうね?
確かに難しい所ですよね。
先ほどから言われている通り
音楽自体が変わるわけではないので。
ノーマルでは再生できなかった音が
再現されることで、
マニアの方にとっては
「こんな音が入ってたんだ」という
楽しみ方をされることも多いですね。
いるよね。それもわかる。

でもそれが必要かどうかという部分に
ついては賛否両論あるかとは思います。
本当にそうだと思いますよ。
そんなの知らなくていいじゃんって思うことでもある。
だって、アーティストにとったら消したかったところかもしれないしね(笑)。
テープの時代は特にね。
じゃあ、同じマスタリングでノーマルとハイレゾに変わるということですか?
いや、ハイレゾ用にさらに
マスタリングしないといけないと思います。
そういうことだ!それをやらないといけないのかー!
そうしないと、
高音域などかなり出ちゃうんですよね。
ハイレゾが?俺はねちょっと違う印象受けたけどね。
ローがかなり出力されるような。
さっき言ってた空間みたいなところなんだけど、
『Lust For Life』だと出だしのドラムとかノーマルなら、
かなり前に出て来てるんだけどハイレゾは少し奥まった感じに
聴こえたんだよね。少し3Dみたいな感じというか。
なるほど。
しかし面白いなー!スッゲー面白い。こんなことやってんだ、みんな(笑)。
CDをタブレットに取り込んで、それを事前に送ってもらった試聴用イヤホンでツアー中ずっと聴いてたんだけど、
今日聴かせてもらったのとだと比べ物にならなかったね(笑)。イヤホンによって一個一個違うんで、特色とかね。
それだけ楽しんでいただけまして
今日は良かったです。
これだけの音が手軽に持ち運べる
というのはすごい進化だと思いますよね。
本当にそうね。どういう音をイヤホンで聴きたいのかってことをたくさん聴き比べて選んでいってもらえればいいかと 思いますよね。好きな曲とかバンドとかね。聴きくらべると本当に面白いよね、ありがとう!
最後にエレコムのイヤホンは
どういうイヤホンだったんでしょうか?
うん、これだけ並ぶと全部がタコの吸盤に見えてきて(笑)。
あとは、右か左かパッと解らないんで、大きくLRって書いて欲しいですね(笑)。でも本当に楽しかった。