Special Interview −前編ー

日本を代表する
シンガー藤井フミヤが語る、
エレコムのオーディオヘッドホン

ファン待望の21枚目のアルバム「大人ロック」を発表した藤井フミヤ。
「いい音」を求めて歩み続けてきたエレコムの軌跡に、藤井フミヤが触れ、体感する。
自身の研ぎ澄まされた感覚は、エレコムが追求する音の世界をどう感じるのか。
スペシャルインタビューが実現。
エレコムのオーディオについて語っていただきました。

Making Movie

Profile

藤井フミヤ
1962年7月11日、福岡県生まれ。’83年 チェッカーズとしてデビュー。
’93年に「TRUE LOVE」をリリース。以降、ソロアーティストとして活動している。
2016年、4年振りとなるオリジナルアルバム「大人ロック」をリリース。
同年9月より2年振りの全国ツアー「Fumiya Fujii CONCERT TOUR 2016 大人ロック」を開催し、
12/31には2年ぶりとなる武道館カウントダウンライブが決定した。

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「ロックシンガーは音程が
合ってないくらいがいい。」

ずはデビュー33年、おめでとうございます。
あー、ありがとうございます。
際フォーラムのライブ当日でしたね。
ええ、そうでしたね。うん、あの日がデビューした日。
日まで忘れておられたと聞いていますが。
「今日、デビュー日だよ」って、朝にカミさんに言われて。
あ、なんかやんなきゃって(笑)。
の日のライブはセットリストが変わったんですか?
ええ。オープニングを変えたのと、なんか余分に一曲やりましたよ。
分ではないと思いますけど(笑)。
やっぱりファンの方は盛り上がっていましたか?
満員だったんでね。なんかやってくれんじゃないかと思っていたんでしょうね。
回のツアーはシンプルなバンドスタイルでの構成ですよね。
そうですね。特別な装置とか、バックダンサーとかいないんで。音楽的に盛り上げるしかないというか。
イブハウスでやっているような感じですよね。
そうですね。音楽が好きなら楽しめるんじゃないかな。2ピースとか3ピースとかいろんなバンド編成で進んでいくからね。
回のツアーは2年ぶりですよね。
いや、あのね。えーと、クラシックのツアーとかライブハウスのツアーはやってたんです。ホールでのツアーは2年ぶりですけど。
アーでのお客さんの反応はいかがですか?
なんかね、驚いたような拍手をもらうことが多いですね。面白がってもらえるといいですよね。全体的に盛り上がってますよ。
回はニューアルバムの「大人ロック」を中心にしたツアーですよね。
そうね。「大人ロック」ですね。
「大人ロック」は3年8か月ぶりのリリースですよね。
そう。約4年ぶりで初インディーズ。
ンディーズへ移籍された理由とはなんだったのでしょうか?
もうね、なんていうかレコード会社っていうものが、レコード会社じゃなくなっていて。
どちらかというとプロダクション化してるんだよね。今やCDを売って音楽を生業にしていくみたいな時代じゃなくて、何千万曲フリーみたいな。
そうなると、ライブをやっていかないと。
で、「藤井フミヤ」というアーティストがまだ余力のあるうちにインディーズになっといた方がいいんじゃないかと思って、思い切ってメジャーから抜けました。
代はCDが売れない時代と言われていて、
ストリーミングやサブスクリプションが主流になってきていますよね。
CDって、もはや聴くもんじゃなくてインストールするものになっちゃったしね。
TVでも歌番組がほとんどないし、分散化しちゃってるよね。なかなかTVで新曲を歌わしてくんないんだよね。
かわいそうな人は、人の歌を歌わされて終わりというかね(笑)。TVで歌を聴く人たちの世代って、少し上の世代だよね。
今の時代は、個々それぞれが好きなジャンルやアーティストを、
様々なメディアを使って横断的に選択するという時代ですよね。
うん。もう好きなアーティストをTVで見るという時代じゃないですよね。
ういったこともあって、
インディーズで自由な表現をしていこうと思われたわけですね。
好きなタイミングに出していいわけじゃないですか。例えば、ライブをミキサーが録音してて「これいいじゃん!」ってなれば出していいわけだからね(笑)。
えば、ツアー中に新曲ができて、
それをライブで演奏した録音を新曲として発表することも可能ですよね。
それを配信することも可能だね。ただ、プロモーションもなにもなくやっちゃうとスルーされちゃうけどね(笑)。
回の「大人ロック」はB’zの松本さんや、
アコーディオン奏者のcobaさんなど魅力的な方々の楽曲が揃っていますね。
なんかこう、わざわざこのためにというよりか飲みの席で「なんかやりましょうよ」的な感じで決まったんですよね。
頼される時は曲調などはお任せなんですか?
それはお任せですね。できれば何曲か書いてってぐらいですね。それをこっち側でセレクトして詞を書いてという感じです。
を聴いてすぐに作詞できるものですか?
詞は意外と早いですね。ただ、9割くらいはすぐにできるんですけど、そこからレコーディング直前までズルズル書き直してるかな。
ほんとちょっとしたところ、例えば「てにをは」であったり、少し文字を足したり引いたりとか。それこそ、歌入れをするギリギリまでいじっている感じですかね。
入れがすごく早いとお聞きしましたが。
5回ぐらいしか歌わないかな。セレクトも自分ではやらないしね。R&Bとかのジャンルだと音程がきっちり合ってた方がいいんですよね。
でもロックは音程が合ってない箇所があった方がいいんだよね。なんか、音程が届いてないところがあったりとかね。
そういう所を残すためには自分でセレクトしない方がいいんだよね。
自身がセレクトされるとそうはならない?
なんかやっぱり安定させようとするからつまんない。大体、ロックミュージシャンって歌が上手くない方がいいんだよね。
音程が取れりゃいいんだよ。その人の味が大切なんだよね。
も、フミヤさんはやっぱり誰が聴いても上手いじゃないですか。
僕はバラードも歌えるし、ダンス系やロックも歌えるし。いわゆるポップスシンガーなのでなんでも歌えるんでね。
回のツアーを見させていただいたんですが、フミヤさんの歌声って高音域が特徴的ですよね。
ホール全体が共鳴する感じというか。
高音域ね。なんかね、高く聴こえるんですよ。これはね、声質です。例えば鈴木雅之さんとか僕よりKeyが上なんですよ。
でも、そう高音には聴こえないじゃないですか。同じ高さの所を僕が歌うと、高く聴こえるんだよね。周波数の問題かもしれない。
かに周波数の違いはあるしょうね。
だからよく「お前得してるな」って言われますよ(笑)。
年は武道館でのカウントダウンライブも決定してますよね。
そう、だから12月31日までは絶対に風邪をひけないし、免疫力を高めていかないといけない。
道館といえばフミヤさんという印象がありますよね。
そんなことはない、武道館といえば永ちゃんか聖子ちゃんかも知んないね(笑)。
僕は2位なのかな、公演数。でも、矢沢さんには追いつけないでしょ。
1位を目指しましょう!
いやいや。僕の場合はチェッカーズも含まれてるからね。矢沢さんはソロだけだから。

「最終のイヤホン
チェックは重要。」

回のツアーはメンバーも含め衣装も特徴的ですよね。
最近なんかこう、バラバラの衣装のミュージシャンが多いんで、JB’sみたいにバシッと全員でスーツ着ているのが格好いいかなって思って。
それも含めて「大人ロック」って雰囲気が出るかなって。
ーマになっている「大人」とはどういうイメージなんでしょうか?
なんかね色々考えたんだけど、大人ってカテゴリーはね、余裕があるってことなんじゃないかな。
余裕があるから人に優しくできる。結局、人に優しくするって時間を渡すって事じゃないですか。ガツガツしないというかね。
「大人ロック」の中で最も思い入れのある一曲はどの曲になりますか?
うーん、これで行こう!ってなったのはやっぱり『GIRIGIRIナイト』なんだよね。まぁ、最近こういうロックンロールってないよねっていう。
ほら、最近はロックも難しくなっているじゃないですか、NIRVANA以降って。
NIRVANA以降なんですね(笑)。
だから、なんかこういう単純な曲があえて今いいかなって。
るほど。フミヤさんのルーツにある音楽ってUKロックなんでしょうか?
いやね、アメリカのロックも好きなんだけど、若い頃がイギリスだったの。
ェッカーズの時代ですか?
チェッカーズの頃ですね。そのもっと前、ティーンエイジャーの頃は古いものしか聴いてなかった。
それこそアメリカの50’s、60’sとかね。それこそドゥワップとかエルビスとか。
アメリカのロックって、ロン毛でヒゲがモジャモジャでTシャツで終わりじゃないですか(笑)。
(笑)。そういうイメージはわかりますね。スタイリッシュではないかも。
そうそう。で、若い時ってやっぱりスタイリッシュなものが好きだったから、イギリス寄りのカルチャーになっちゃった。
でも27、8歳くらいから急激にアメリカのロックに変わっていきました。
うして趣向に変化があったのでしょうか?
子供ができたからかな。アメリカのロックって昼っぽいじゃないですか。青い空、広い大地みたいな(笑)。
ッドストックのようなイメージがありますよね。
そうそう!で、そういうディストーションの効いた音楽に変わっていきましたね。
の時はどんな感じのアーティストを聴いていたんですか?
それこそイーグルスとかザ・バンド、ドゥービー・ブラザーズとか、いわゆるザ・アメリカな音楽ですよね。
それまでは夜の音楽ばっか聴いてたのね。ブラックミュージックやイギリス音楽もどちらかというと夜ノリな感じだし。
ギリスであればビートルズは聴かなかったんですか?
ビートルズはね、あまりにもメジャーすぎてマニアックな感じがしなかった。俺らくらいの世代でビートルズ聴いてるって、大体兄ちゃんか姉ちゃんがいる。
自らビートルズを聴くってのは意外と少ない。
は、今はどんな感じの音楽を聴かれているんですか?
今はねー、流れてくるものを聴いてますね。インターネットラジオや有線ですね。
時間帯に合わせて聴くジャンルを変えている感じかな。昼間はクラシック、夜はレゲエみたいな。
ャンルで聴くんですね。
うん。やっぱりミュージシャンが職業なんで。知らない曲を聴きたいんですよ。「これ何!?」みたいな。
あとはラジオ局のホームページでセットリストを見て、一番上から全部Youtubeで聴いていくこともありますね。
ー!そんなこともされるんですね。
そうすると知らない曲に出会えるじゃないですか。で、気になったら他の曲も聴いてみて、最終的にはCD買いに行ったりね。
構音楽を掘っていくという感じなんですね。
でも、世代的にはあんまり新しい音楽を聴いていくというより、古い曲の方が多いかもね。
んな中で気になるアーティストとかはいますか?
ブルーノ・マーズは来日でライブ見に行ったね。エンターテイメントな感じがしたし、様々なルーツが垣間見えて面白かったね。音もすごく良かったし。
うなんですね。
ただ、宅録っぽい感じがするよね。なんか、生音の深みみたいなものが感じられないんだよね。
きいスタジオでレコーディングするというのが主流じゃなくなってきているということなんですかね。
そうね。多分Pro Tools(録音・編集ソフト)なんでしょうね。
ミヤさんはどうされていますか?
もちろん、僕もPro Toolsですよ。卓なんてただの台になっちゃってる(笑)。ブースは必要ですけどね。
ピアノの音やギターの音なんて何種類も出せちゃうもんね。あと僕らの音楽って、もはやイヤホンでしか聴かれてないですよね。
スピーカーからはあんまり流れてこないんじゃないかな。
かに、ユーザーの使用率から考えても否めないですね。
だから、最終のマスタリングとかでもイヤホンチェックは重要ですよ。
後編に続く

Information

大人ロック

大人ロック

前作『Life is Beautiful』以来、4年ぶりとなるオリジナルアルバム『大人ロック』が完成。

サウンドプロデューサーに、シングル「友よ」(フジテレビ系列「憲武・フミヤ・ヒロミが行く!キャンピングカー合宿〜出会い・ふれあい・幸せ旅〜」番組テーマソング)で初めてタッグを組んだ大島賢治氏(ex.THE HIGH-LOWS/忌野清志郎&The2-3’s)を迎え、大人の男が持つ優しさ、余裕、包容力、そして大人ならではの遊び心をたっぷりと表現した『大人ロック』。作曲家陣には松本孝弘氏、coba氏、屋敷豪太氏らが名を連ね、バラエティに富んだ“大人のロック”が完成しました。

2016年7月13日発売/XQNA-1001 ¥3,240(TAX IN)

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