日本を代表する
シンガーソングライター
『KAN』
スペシャルインタビュー。

ファン待望の16枚目のアルバム
「6×9=53」を今年発表したKAN。
長年のキャリアを持つKANを迎え、
「高音質イヤホンEHP-CC100(以下CC100)」と
「ハイレゾイヤホンEHP-R/CC1000(以下CC1000)」に
ついて語っていただきました。

「今のアーティストの
「伝えたい音」が聴こえる!」

KAN「今のアーティストの「伝えたい音」が聴こえる!」KAN「今のアーティストの「伝えたい音」が聴こえる!」
ール・マッカートニーの
『HERE TODAY』を、ハイレゾ対応の
CC1000と
ノーマル高音質イヤホンの
CC100とを聴き比べいただきましたが、
それぞれどういう印象を持たれましたか?

エレコムイヤホンEHP-CC100

まず、CC100ですが、これは十分いい音ですね。全体的にまとまっていますし、
普段自分が聴いている音質というか、安心できる音でした。
るほど。ではハイレゾのCC1000は
いかがでしょうか?
ギターの弦やピアノなど、レコーディング時のシンバルのノイズまで聴こえてきてすごくクリアですね。
ーマル製品との性能の違いは
わかりますか?

エレコムイヤホンEHP-CC1000

それははっきりとわかります。音の輪郭など全然別物です。
イレゾの特徴としては音の粒子が細かく、
従来までのmp3などよりも多くの
データを含んでいるので、
しっかりと再生されています。
そうですね。率直な感想としては、実際に入っている生音のノイズまでが再現されるくらいクリアな音質。
そういう意味ではとてもリアルですね。マスタリングなどをやっているスタジオにある、
大きいスピーカーで聴いている感じに近いです。
昔の音源を聴く上でハイレゾというものが良いのか悪いのかの判断は難しいところですが、
今の時代のアーティストが現代の技術を使ってレコーディングされた音源を聴くには、
伝えたい音が一番リアルに再現されると思いますね。
の音源に関しては、なぜ良し悪しの
判断に困るのでしょうか?
それは、元々の録音の仕方がデジタルじゃないものがハイレゾになるということはどういうこと?
という疑問が湧くからです。しかし、今の時代にハイレゾがあるという前提でミックス、
マスタリングされている音源には本当に向いていると思います。
アーティスト、エンジニア含め彼らの作品性に最も近い状態で聴くことができると思うんですよね。
ただ、僕は音楽を聴く上では、あまり音質にこだわったことがなくてですね(笑)。
すいません、そのための取材だというのに。
えいえ、気にせずにお話ください。
そういう意味では、自分にはノーマルのCC100で十分というか。
基本的に音楽はメロディの展開やコード、アレンジを聴いているんですよ。
それこそ、メロディが始まって、ピアノが入ってきて、ギターがどう絡んでとか、
そういったことばかりを集中して聴いているので、あまり音自体に注目して聴くということがなくてですね。
しろKANさんにとってはノーマル音源の
方が聴きやすいということでしょうか?
それはあくまで、好みの問題だとは思うんですけど。
展開を軸にストーリー全体を把握する上では、僕的にノーマルの方が慣れているということですかね。
ただ、クリアに再現されるという意味では、アレンジや細かい動きはとても聴きとりやすかったです。
は、その「好み」という部分では、
どういった方にオススメのイヤホンだと
感じられましたか?
昔からレコードで何百回と聴きこんでいて、その曲の細部まですぐに頭の中で再現できるような方がハイレゾで聴き直すと、
聴こえてこなかった音にすぐ気づくと思いますよ。
KANさん自身もLP(レコード)で音楽を
お聴きになられてきたと思いますが、
アナログからCD、そしてデータ音源へと
変化する中で曲に対する印象も
変わってきたんではないでしょうか?
はい。それは大いにありますよね。特にビートルズはリマスタリングもたくさん出てきて、
当時のLPでは聴こえてなかった音が入ってたりなど発見は確かにあります。
しかし、じゃあそこに興味が湧くかと問われれば、僕は全然興味がない(笑)。
れは一体なぜですか?
初めてビートルズを聴いたときにすごく衝撃を受けたのって、決して音質の良し悪しというわけではないからですかね。
作品性やアレンジ、メロディなどの全てに刺激されたんです。そこは音質の良し悪しだけでは語れないですもんね。
るほど。つまり、その当時に聴いていた
その「音」が真実ということですかね。
そうですね。その時代に作られた「それ」がやっぱり一番良いと感じるんですよ。
例えば、ヨーロッパにある教会の壁画を修復する時に、オリジナルより綺麗にしちゃうといけないんじゃないかとか思っちゃうんですよね。
そういう劣化していくものって、自然の中でそうなっていくことこそが、ある意味では自然だと思っているので。
れど好みという点では、様々な意見が
あるのもご理解されている。
もちろん。特に技術に関しては最新を求めている方が多いでしょうし、
より良い音で聴きたいという人が圧倒的だと思うので、
ハイレゾの良さに関しては僕よりもむしろたくさんの方が理解されているんじゃないかなと思います。
ーザーはこういう技術や製品を
求めていますよね。
そうでしょうね。ミュージシャンの中にもそういう方は多いです。
僕の知り合いにも新しい製品をすぐに取り入れて使ってみるって人もいます。僕はたまたまそっちじゃないですが(笑)。

エレコムイヤホンEHP-CC100

エレコムイヤホンEHP-CC1000

「自分の作りたいものを、
ただ作り続けていく。」

KAN「自分の作りたいものを、ただ作り続けていく。」

KAN「自分の作りたいものを、ただ作り続けていく。」

は、普段はどういう環境で
音楽を聴かれているんですか?
普段、音楽は車の中で聴くことが多いですね。
例えば、知り合いのアーティストが新譜を出した時やすごく好きなアーティストの作品なんかは、
まず車の中である程度の音量で聴きます。運転しながら聴くことで、どういう曲、
どういう作品なのかといったことを掴むのに適しているからです。
転という作業中に聴くことで、
音楽と良い距離感を保てる
ということですね。
あと、車だと誰に気を使うこともなく大きな音を出せるというのもポイントです。
でも、僕のラジオ番組にゲストで来てくださる方の作品を事前に聴く場合なんかは、
歌詞カードや参加ミュージシャンのクレジットなどをしっかり見ながらヘッドホンで聴きます。
れはなぜですか?
やっぱりインタビューする上で重要となる、ミックスや細かいアレンジなど細部までじっくり聴き、
気になった点を中心に話したいからですね。作品性を理解する上では、耳が塞がれた状態より開放的に
聴く方が良いのですが、音作りを知るにはヘッドホンやイヤホンが重要になります。
は、ヘッドホンとイヤホンだったら
どちらが多いですか?

KAN

自宅ではヘッドホン、出先ではイヤホンが多いですね。
ッドホン、
イヤホンを選ばれる基準は?
まず、自宅で使っているヘッドホンはどこのスタジオでも使われているモニターヘッドホンですね。
これは一緒にやっているエンジニアの方がプレゼントしてくれたものです。
曲作りで使用しているのはまた別のもので、これを購入した経緯は、
それまで使っていたヘッドホンがあまりに小さく、顔が痛かったから買い換えたんです(笑)。
そこで、いろいろ付けてみて、付け心地が良いものを選びました。
いうことは、音質よりも付け心地重視で
選ばれたということですか?
そうですね。音についてはある程度の金額を出せば間違いないだろうと(笑)。
ヤホンはどのようなものを
お使いですか?
イヤホンはPCで使用することがほとんどです。
しばらくはPC純正のものを使っていたのですが、壊れてしまったので買いに行ったところ、
とんでもないドンシャリだったという(笑)。
さすがにそれは辛かったので、もう一度買い直したなんともない普通のものを使用していますね。

KAN

後、ハイレゾなどの視聴環境が
変化する中で、
アーティストとして
作品作りに影響を与える
ということはあるのでしょうか?
それはあまりないんじゃないでしょうか。
僕がデビューした時はアルバムがカセットとレコードで、3枚目からCDに変わったんです。
4枚目からレコードの発売がなくなりました。その時一番悲しかったのは、ジャケットのサイズですかね。
その後、配信・ダウンロードというものがでてきますが、それが時代の流れであり、僕がコントロールできることではないですし。
それって、音楽だけじゃなく、手紙がメールになったのと同じで、誰にも止められませんよね。
代は進化する中でリスニング環境も
当たり前に変化していきますよね。
そうです。そういった中でこれからどうしたらいいんだろうと不安になった時期もたしかにありました。
でも、結局僕が言えることは、自分の作りたいと思ったものをただ作り続けていくということだけです。
その時にやりたいことをやっていくだけですね。
昔、ドルビーサウンドなどが出てきた頃と同じで、それが当たり前になり、いつのまにか時代遅れになり、
また新しい再生方式が出てくる。これってもう誰にも止めることができないわけで。
あと10年も経てば僕も当たり前にハイレゾで音源を聴いているかもしれない。
段はCDで聴かれるんですか?
僕は盤が好きなんで、CDで聴きます。それもCDショップに行って必ず店頭で購入します。
それでもどうしてもない場合は、ネットで探してアメリカから中古盤を取り寄せたりすることもあります。
決してダウンロードに反対というわけではありませんが、スマートフォンも使っていませんし、
パソコンもCDが入るタイプしか使っていないのでダウンロードはしたことがありません。
は、音楽機材以外でアイテムへの
こだわりはありますか?
僕は古いものが好きというか、懐古主義と言うほどでもないですが、
基本的にモノは壊れるまで使うというのがこだわりですね。今乗っている車も24年乗っていますからね。
24年もですか!
そうです。修理も頻繁で、ここ数年は、3ヶ月に1度は長い修理に出しています(笑)。
理中はどうしているんですか?
代車のコンパクトカーです(笑)。で、もちろんその車でも音楽を聴くんですが、
通常のセッティングなのにものすごいドンシャリなんですよ!もう、本当に「ドンッ!ドンッ!ドンッ!」というくらいの(笑)。
近はドンシャリ気味のセッティングが
標準化していますもんね。
でもこれって、時代だと思うんですよね。世の中のラーメン屋が全部しょっぱいのと同じことだと思っています。
これは本当に時代だと思っていて、そういう音で聴かないとみんな聴いた気がしなくなっているんだと思いますね。
く修理から帰ってくるといいですね。
やっぱり、愛車で聴く音楽は音が
いいんですか?
音がいいかどうかはわからないですが、少なくとも自分には合っていますし、
これまでたくさんの作品の良し悪しを全てその車で、自分なりに判断してきましたし。
そういう意味で、僕はみんなより少し右寄りで聴いているのかもしれません(笑)。

「シンガーの息遣いは
これで聴いてほしい!」

KAN「シンガーの息遣いはこれで聴いてほしい!」KAN「シンガーの息遣いはこれで聴いてほしい!」
は変わりますが、まもなくソロでの
全国ツアーが始まりますよね。
はい。これはもう長年やっていることで、今は一人でずっとスタジオに篭ってリハーサルしています。
なりの数を回られますよね。
数はできるだけいっぱいやりたいので。ピアノと歌だけで飽きさせずに面白い内容を作れるのかということがポイントで、
これはバンドツアーとは全く別の意味で大変です。
人っきりでの弾き語りですもんね。
僕は、その日のノリで曲や構成を変えることをしないので、事前に自分で決めた構成をきっちりとやるタイプなんです。
そういう意味では、始まる前の今が一番大変です。
始まってしまえば、とにかく絶対に風邪をひかないということを守り、自分の決めたことをきっちりやっていくだけですので。
年は6年ぶりのアルバムも
発表されました。
そうですね。この年齢になると、自分が本当に面白いと思うものしか出しちゃいけないという気がするので、
どうしても6年くらいかかっちゃいますよね。
ルバムの中でおすすめの
曲はありますか?
全曲おすすめです。それは、長い時間をかけてじっくり作った作品なので、
どれか一曲というわけではなく、うーん、やっぱり全曲になりますね。
でも、ラジオで掛けていただく時にどの曲でもいいですよとお願いしているんですが、
よく選んでいただく曲は「胸の谷間」が多いですかね。
うなんですね!
是非その辺りを意識して聴いてみます。
では、最後になりますがCC1000を
一言で言い表すとどうでしょうか。
まず、素敵なデザインであるということ。
そして今の時代の、今から作られるアーティストの音をしっかりと再現できるイヤホンだと思います。
特に、世界を代表するようなシンガーの作品を聴く場合は、曲に吹き込まれた息遣いまでリアルに感じることができるイヤホンだと思います。
シンガーの中には、メロディだけじゃなく、ブレスや息遣いまでも桁違いにこだわっている方もたくさんおられるからです。
このイヤホンなら、そういうこだわりをしっかり聴き取ることができるでしょうね。

16th ALBUM『6×9=53』16th ALBUM『6×9=53』

LIVE INFO 素数年53歳のKANが芸能生活素数周年に繰り出す16作目。
とっても楽しくちょっぴりロックなアルバムが完成。
充分すぎる時間をかけて丁寧に仕上げられた作品群は、
根本要 (Stardust☆Revue)、佐藤竹善 (Sing Like Talking)、
桜井和寿 (Mr.Children)、TRICERATOPSほか、
多くの豪華アーティストの参加も話題に。

▼ アルバム情報
16th ALBUM『6×9=53』
2016年2月3日発売
EPCE-7183~4(CD+DVD、28Pブックレット付き)3,240円(税込)

Live CD『弾き語りばったり♯19 今ここでエンジンさえ掛かれば』Live CD『弾き語りばったり♯19 今ここでエンジンさえ掛かれば』

LIVE INFO 2014年10月から2015年6月にかけて行われた単身弾き語りツアー。
全国28公演中ライブ収録した5公演からの選り抜き音源。

▼ アルバム情報
Live CD『弾き語りばったり♯19 今ここでエンジンさえ掛かれば』
2016年6月22日
EPCE-7226 3,240円(税込)
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