エレコム インダストリアルPC エンベデッドソリューション

02

教育

ICT教育に積極的に取り組んできた、福島の歴史ある中高一貫校。
校内どこでもiPadを活用できるよう、エレコムの無線APを導入
[学校法人 石川高等学校様]

事例サマリー
学校法人石川義塾様では、福島県石川郡石川町で学校法人石川高等学校と石川義塾中学校を運営されている。創立125年の歴史があり、福島県下の私立では最古の学校である。また、有名大学への進学率が高く、クラブ活動での全国大会への出場も多い、まさに「文武両道」の名門校だ。
同校では、ICT教育にも早くから取り組んでこられたが、さらに効果的な教育環境を整備するため、3年前より石川義塾中学の新入生はiPad miniを1人1台所有することとなった。 同時に無線アクセスポイント(以下、無線AP)も導入された。現在、どのように無線LAN環境を活用した教育が行われているのか、同校で情報科を担当する矢吹教諭に伺った。

積極的に推進してきたICT教育

子どもたちの情報活用能力の育成を図るため、文部科学省では情報教育の推進に力を入れている。その一環として、2003年(平成15年)に高校での情報科の授業が必修課された。しかし、学校法人石川高校ではその3年前から、情報科の授業をスタートしていたという。
「当校にはかつて『商業科』があったため、パソコン教室があったのです。そこを使って、国の方針を先取りする形で情報科の授業を始めました」と矢吹教諭は振り返る。
それに合わせて有線LAN環境が導入され、各教室にも1台ずつパソコンが設置されたという。情報科の授業については大学受験科目ではないため、意図的に履修をしない学校がある点が問題視されている。しかし、学校法人石川高校ではかなり積極的にICT教育に取り組んで来られたことが伺える。現在、同校ではパソコン教室が2室、ネット教室が1室設けられている。

校内に2室あるパソコン教室では、主に情報科の授業を実施している。

ネット教室には約30台のパソコンが配置され、生徒は空き時間に利用できる。

「パソコン教室では、主に情報科の授業でプログラミングの基礎やモラルの問題など、教科書に則る形で授業を行っています。また、空き時間には情報処理検定やワープロ実務検定などを目指す生徒が自習に使ったりしています。ネット教室は図書館の横に配置されていて、ネット配信の予備校の授業を視聴する生徒や、調べ物をする生徒たちが利用します」(矢吹教諭)

2015年より無線LAN環境を整備

学校法人石川高校と石川義塾中学校では、2015年より生徒に1台ずつiPad miniを所有してもらい、授業で活用する環境を整備している。それにともない、エレコム製無線APを50台導入していただいた。これにより、校内全てのスペースでインターネットに接続できる環境が整った。

全ての教室に設置されたエレコム製無線AP
「情報機器を使いこなし、自分たちで学ぶ授業体制を作る必要があるという校長の考えから導入を決めました。同時に、教員も研究授業を行ったり研修に行ったりして、どうすればこの環境を活用できるか考えてきました。活用方法としては、最もオーソドックスなのは『調べ学習』です。また、自分たちの学習成果の発表などにも利用しています。クラスによっては、前もって撮影した授業の様子を予習として見ておくという『反転授業』を行っている教員もいます」(矢吹教諭) また、同校には電子黒板とプロジェクターが合計17台導入されており、教員のパソコンや生徒のiPad miniと連動する形で、授業支援アプリなどを活用しながら授業が行われているという。

プロジェクターや電子黒板など、情報機器の導入も進んでいる。

反転授業とは
授業と宿題の役割を「反転」させた授業のこと。授業時間外にデジタル教材などにより知識の習得を済ませ、教室では知識確認や問題解決学習を行う授業形態を指す。
タブレット端末やデジタル教材、インターネット環境などICTを活用した反転授業の実践が教育の現場で広がっている。

iPad用教育支援アプリを使った授業が展開されている。

豊富な機能とコストとのバランスでエレコム製を選択

学校法人石川高校および石川義塾中学校に情報機器などを納入しているのは、県内でOA機器の販売やサポート事業を展開する株式会社ユニテック様だ。同社の中丸社長にエレコム製無線APを提案いただいた理由を伺った。「まず、接続可能台数が50台と多かったことですね。オフィスではそんなに接続することはないですが、学校では十分考えられますから。そして、セキュリティボックスが標準で付属していること。PoEパススルー機能が付いていて、LANケーブルで電力を供給できること。これらの機能が全部付いていて、コスト的にも満足できることが選んだ理由です」と高い評価をいただいた。
これまで3年間運用されていてトラブルはなかったか訊ねたところ、「1台だけ不具合が出ましたが、スムーズに交換してもらえた」(中丸社長)とのことだった。

PoEパススルー機能とは

他のPoE機器へLANケーブルを通じて給電できる機能のこと。PoE受電機能とパススルー機能(IEEE802.3af規格対応機器1台への電力供給)※1※2に対応。
PoEを使用すれば、近くに電源が無くてもLANケーブルだけで電源を供給でき、効率的にネットワークを構築することができます。

※1 USBメモリを使用しない場合。USBメモリを使用した場合には、他PoE製品への電力虚急はIEEE802.3af’(class2)までとなります。
※2 IEEE802.3afで受電した場合。IEEE802.3afで受電した場合には、他PoE製品への電力供給は保証しません。

今後のICT教育の方向性

「校内のあらゆる場所でネットを使える環境が整備されたので、音楽や体育の授業では反転授業などに活用する教員もいます。また、ICT機器を使って生徒が自主的に学ぶアクティブ・ラーニングについては、研究授業を重ねながら進めています。もちろん、最新の情報機器が苦手な教員もいますが、研究熱心な方は自分で勉強したり周りの教員に聞いたりしながら進めています。ネットが使えるので、出欠管理などの作業も各教室で行えるようになりました。授業の形態については、まだ手探りで研究を進めている最中ですが、「こんなことをやろう」と決まったらすぐにそれに対応できるようには準備していきたいですね。また今後は、校務のシステムをICTで整備したり、外国人とスカイプでつないで、生徒一人につき一人の外国人講師と英会話の授業を行う予定です。」(矢吹教諭)

ICT教育にいち早く取り組んでこられ積極的に推進しておられる、石川義塾様。パソコンやタブレット端末、電子黒板といった情報機器を活用した充実した教育環境を、エレコムの技術がサポートしている。

学校法人 石川高等学校様

学校法人 石川高等学校
教諭 矢吹氏

株式会社 ユニテック
代表取締役社長 中丸氏

関連事例