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●初の大ヒット商品「ER600」
パソコンが家庭に入り始めた1980年代前半、パソコンを設置するためのラックは木製のものしかなく、価格は3万円〜4万円と高価なものばかりであった。そこで葉田(現:代表取締役)はスチール製のパソコンラックを考案・開発し、販売に乗り出す。その製品ナンバーは「HD300」、葉田の名のHDから名付けらた。これがエレコムにとって初の大ヒット商品スチール製パソコンラック「ER600」の原形となる。「HD300」の市場の反応が良く、1986年10月パソコンラックの本格販売を開始。HD300を原形とし、改良を加えた「ER600」(ERはエレコムラックの頭文字)を発売。それまでの木製ラックと違い軽くて、価格も1万2000円と従来の木製製品の半値以下に設定。大ヒット商品となる。
●提案営業が始まった。
また、大ヒットとなった背景には、画期的な商品であったことに加えて、エレコム独自の提案営業があった。それは、パソコンとラックのセット販売の提案である。今でこそ、普通に見られる販売形態だが、当時はまだそうした販売手法は一般的ではなかった。パソコンというハードだけでの販売競争は小売店にとっては利益を削る価格勝負となる。そこにラックという付加価値を付けセット価格として提示することで、利益を確保することが可能になるのである。この量販店にOEM供給し、各量販店のプライベートブランドとし、パソコン本体とのセット販売を行う提案によって「ER600」の販売シェアは一気に拡大。従来商品は市場から消えた。単なる商品供給にとどまらず、企画提案力によってヒットをつくり出すエレコムの営業戦略もこの時に生まれたのだ。結果、数多くの量販店へのルート開拓に成功。全国への展開に乗り出すことになる。
●エレコム初の大ヒット商品「ER600」
●「HD300」:「ER600」の原形となった。
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