掲載の製品や価格等の情報は当時のものとなり、既に終息している製品情報も含まれます。
HBS 3 正式版リリース!!
目次
HBS 3 概要 & システム要件
HBS 3 新機能
Qudedup解凍ツール 概要 &
																システム要件
データ重複排除(Qudedup) &
																復元を試してみました!!
-バックアップジョブ作成
-復元
HBS 3 Hybrid Backup Sync 概要 & システム要件
| 概要 | 
|---|
| バックアップ、復元、同期機能を一つのQTSアプリケーションに統合したバックアップソリューション | 
| システム要件 | 
|---|
| QTS4.3.0 (またはそれ以降) を搭載したNAS ※TCP BBR機能はQTS4.4.1からサポート予定 | 
 
HBS 3 Hybrid Backup Sync 新機能
													| 新機能 | |
|---|---|
| 1. データ重複排除 (Qudedup) | HBS
																		3からQTSでもデータ重複排除が可能になりました。 注意点 | 
| 2. TCP BBR | TCP BBR機能によりクラウドバックアップの高速化が可能 TCP BBRとは・・・2016年にGoogleが新開発したTCP輻輳コントロールアルゴリズムのこと。 Linux Kernel 4.9以降に対応、パケットロスレートが高いネットワーク環境下で帯域を改善できる | 
※世代管理(バージョン管理)をOnにした場合のご注意
  
														世代管理(バージョン管理)を有効(On)にした場合は、自動的にQuDedupが有効になりチェックが外せません。
 これは仕様によるもので、次のHBSバージョンで変更になる予定です。ご利用の際はご注意ください。
													
世代管理(バージョン管理)のジョブ設定については以下をご参照ください。
データ重複排除(Qudedup) & 復元を試してみました!!
Qudedup解凍ツール 概要 &
														システム要件   
													| 概要 | 
|---|
| データ重複排除後の.qdffファイルを復元するツール クライアントPC(Windows/Mac等)にインストールして利用する  .qdffファイルとは・・・ QNAP重複排除ファイルフォーマットのこと 重複排除すると独自の拡張子.qdffで保存される、ファイル構造とファイルコンテンツは閲覧ができない ファイルへアクセス(中身を見る)にはQudedup解凍ツールで復元させる必要がある。 | 
| システム要件 | 
|---|
| サポートOS: Windows7/10、MacOS 10.12 (またはそれ以降)、Linux (Ubuntu) 16.04/18.04 | 
 
| Qudedup解凍ツール ダウンロード方法 | |
|---|---|
| ①HBS 3アプリからダウンロードする | HBS 3 > 概要 > Qudedup Extract Tool  | 
| ②QNAPサイトのユーティリティからダウンロードする | QNAPサイト ユーティリティ https://www.qnap.com/ja-jp/utilities/enterprise 
 | 
データ重複排除(Qudedup) & 復元 を検証してみました!!
| 検証環境 NAS to NAS | |
|---|---|
| メイン | SS-EC2479U-SAS-RP | 
| バックアップ | TS-932X | 
 
NAS to NAS RTRRバックアップ
													| サンプルデータ 合計 7.07 GB | |
|---|---|
| 動画 | 6.55 GB | 
| 写真 | 248.54 MB | 
| Office(excel,pptなど) | 284.70 MB | 
バックアップジョブを作成する(重複排除あり) 
 
													
													
①フォルダの選択 ②スケジュール ③ルール ④要約 の順に設定していきます。
フォルダを選択すると容量を計算してくれるのでわかりやすい!
バックアップ先NASのIPアドレスとパスワードを入力します。
サーバーを検出を押すと接続確認ができます。


宛先フォルダーの選択を行い追加を押下します。
ソース元、宛先に問題なければ「次へ」を押下します。

ジョブスケジュールを設定
スケジュール設定する場合は、以下スケジューラーから設定します。
 
世代管理(バージョン管理)を設定したい場合は有効にする必要があります。
※デフォルトはOFFになっています。

 
Qudedupを使うかはここで選択ができます。
※デフォルトではチェックが入っています。
 
															重複排除(Qudedup)しない場合は、あらかじめチェックを外してください!!
 
													
※世代管理(バージョン管理)をOnにした場合のご注意
 世代管理(バージョン管理)を有効(On)にした場合は、自動的にQuDedupが有効になりチェックが外せません。
 これは仕様によるもので、次のHBSバージョンで変更になる予定です。ご利用の際はご注意ください。
													

ポリシーをクリックすることでジョブポリシー設定画面が表示されます。
ここでは、「クライアント側の暗号化」、「通信制限を使用する」、「送信後にソースファイルを削除する」など
必要に応じて追加選択可能です。
													


ここではタイムアウト値設定を行えます。

ソース、宛先に問題なければ作成をクリックします。

レポートをクリックすると詳細情報が参照できます。

オリジナルデータは7GBほどでしたが、重複排除(Qudedup)で3割近く削減されました。
7GB → 5.62GB

復元
PCにインストールしたQudedup解凍ツールを立ち上げ、「Browse file」をクリックします。

重複排除(Qudedup)を掛けたqdffフォルダを選択します。
NASにはネットワークドライブでアクセスするため、あらかじめNASをマウントしておきましょう。
ネットワークドライブマウント方法

マウントしたNASを選択

復元する指定のフォルダにチェックを入れ、Extractをクリックします。

復元後のデータが保存できる宛先を指定するよう注意喚起がでるのでOKをクリックします。


指定した宛先のNASに空き容量情報を受信できないとメッセージがでますが、
十分な空き容量があることを確認できればOKをクリックします。

復元処理が始まります。

 
HBSの設定は慣れれば簡単です、いろいろ試してみてください。
次回はクラウドとの連携(Box)をご紹介する予定です。
													
2019/8/8 RK




