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Hybrid Backup Sync (HBS 3) Ver. 14

2020/12/25(QNAP) - 2020年12月17日に新version 14.0.1215が利用可能となりました。いくつかの追加機能と機能強化などをご紹介いたします。

HBS3_2020.png

Hybrid Backup Sync (HBS 3) version 14.0.1215(以下ver.14) で何が変わったのか、色々触ってみました。

目次

1.新機能① アクティブ同期ジョブが、Rsyncプロトコルをサポート
2.  新機能② RTRRサーバーは、ローカルNASアカウントでのアクセスをサポート
3.  新機能③ QuLogCenterから詳細な検索が可能に
4.  新機能④ ローカルジョブは、指定された着信ジョブの後に実行するようにスケジュール可能に
5.  機能強化
6.  修正点
7.  まとめ

1.新機能① アクティブ同期ジョブが、Rsyncプロトコルをサポート


従来では、『アクティブ同期ジョブ』を選択しても、リモートRsyncサーバーがサポートされておりませんでしたが、サポートされるようになりました。

※上図は拡大できます。
※『アクティブ同期ジョブ』とはリモートにあるデータをからローカルへ移行することです。



 

2. 新機能② RTRRサーバーは、ローカルNASアカウントでのアクセスをサポート

 

従来では、『RTRRサーバー』ではアカウント設定が必要でしたが、ローカルNASアカウントで使用できるようになりました。



※上図は拡大できます。
※『RTRRサーバー』(リアルタイムリモートレプリケーション)とは、2か所間でのリアルタイムデータ複製、定期データ複製、1方向データ同期、双方向データ同期を提供します。



 

3.新機能③ QuLogCenterから詳細な検索が可能に

 

Version 13では、『システムログ』からの閲覧でしたが、Version 14から『QuLog Center』から詳細な検索ができるようになりました。

・従来

・ver.14

※上図は拡大できます。
※QuLog Centerでは、アプリケーション選択以外にも詳細な検索が行えます。 

 

4.新機能④ ローカルジョブは、指定された着信ジョブの後に実行するようにスケジュール可能に

 
下図のように着信ジョブの後に、ローカルジョブを実行できるようになりました。
この機能により、双方でのジョブが衝突するような事態がなくなります。
HBS3_バックアップジョブの作成_version14.png

 

5. 機能強化

-ジョブレポートに表示される情報が改善されました。
-ジョブレポートに過去のジョブ実行のステータスを追加しました。
-実行中のジョブは、より詳細な情報を表示するようになりました。
-受信ジョブリストには、QuDedupを有効にしたジョブも表示されるようになりました。

 

6. 修正点

-クラウドサービスとNASで双方向同期ジョブを作成し、クラウド上のファイル削除 ⇒ ゴミ箱から復元された場合、NAS上のそれらのファイルも削除され、後で復元されませんでしたが、クラウド上でゴミ箱から復元されればNAS上でも復元されるようになりました。

 

7. まとめ

Hybrid Backup Sync (HBS 3)は、QNAPでは代表的なアプリケーションとなります。機能充実なのに無償で使えるところが大きなメリットとなります。

今後もHybrid Backup Sync (HBS 3)は随時アップデートされ、より使いやすくなっていくと思います。
フォースメディアで購入すると、Hybrid Backup Sync (HBS 3)についてのサポートも行っております。
不明点あればご連絡いただければと思います。

2020/12/25 NS

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