掲載の製品や価格等の情報は当時のものとなり、既に終息している製品情報も含まれます。

Hyper Data Protector - ライセンスフリーの仮想マシンバックアップ

2021/2/5(QNAP) - 2021年2月5日(木) フォースメディア主催 QNAPオンラインセミナー『Hyper Data Protector - ライセンスフリーの仮想マシンバックアップ』が好評でしたので、ブログ版として掲載いたします。是非一読ください。
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VMwareおよびHyper-Vの仮想マシン環境をライセンス費用なしで無制限に、バックアップできるHyper Data Protector(HDP)をご紹介します。

目次

  1. 仮想マシンバックアップの重要性

    • 製品選定における課題
    • 無償&オールインワンによるアドバンテージ
    • Hyper Data Protector(HDP)導入のメリット
    • 対応するハイパーバイザー
  2. バックアップ環境全体図

    • 増分バックアップ
    • オフライン重複排除
    • データ圧縮 & 重複排除テクノロジー
    • マルチバージョンバックアップ
  3. データ転送

    • データ転送時の AES-256 暗号化
    • データ転送時の圧縮による仕様帯域幅の削減
  4. まとめ

1.仮想マシンバックアップの重要性

  • 仮想マシンバックアップの重要性
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※上図は拡大できます。 

  1. 仮想マシンの障害・・・仮想マシンに障害が発生した場合、業務を維持するために短期間で復元する必要があります。
  2. ランサムウェア・・・ランサムウェア対策にはマルチバージョンバックアップが重要です。
  3. データ消失・・・データ消失は、企業の評判を損なう可能性があります。事業継続問題に発展することも珍しくありません。

※仮想マシンをバックアップする理由は、大きくこの3つかと思います。

 

  • 製品選定における課題
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※上図は拡大できます。
  1. 複雑な価格体系・・・市場にはさまざまな製品と、製品/ベンダーによって異なる価格体系があります。
  2. 高額なライセンス費・・・毎年のライセンス費が導入検討の妨げになることがあります。
  3. インテグレーションの負担・・・複数メーカー製品によるインテグレーションとトラブルシューティングに多くの時間と労力を費やす可能性があります。

※仮想マシンのバックアップソリューションを導入する際の課題は、上記の3つかと思います。

 

  • Hyper Data Protector(HDP)導入のメリット
  1. ライセンスフリーのVMバックアップにより、コスト、時間、ストレージを節約
  2. バックアップソフトウェア & サーバー のインテグレーションとトラブルシューティングに費やされる時間を回避するためのオールインワンソリューション
  3. QNAP NAS RAIDハードディスク保護 & 3-2-1 バックアップ 

※QNAPなら、NAS本体を買うだけ。その後のランニングコストなし。
無償 & オールインワンによるアドバンテージ! 

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※上図は拡大できます。 
3つの大きなメリットがありますが、大規模環境における統合バックアップ管理、VM上のアプリケーションを意識したバックアップ、クラウド連携など、HDPで提供できない起毛もありますので、有償ソフトとの機能違いを踏まえて検討することを推奨します。

 

  • 対応するハイパーバイザー
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※2021年2月時点
※上図は拡大できます。
  1. VMware vSphere・・・バージョン6.0, 6.5, 6.7, 7.0
  2. Microsoft Hyper-V・・・Windows Server Hyper-V 2016、Windows Server Hyper-V 2019
    ※2021年2月時点では、Windows 10 Hyper-V は未対応

 

 

2. バックアップ環境全体図

  • バックアップ環境全体図
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※上図は拡大できます。

サポートプラットフォーム
- VMware ESXi 6.5, 6.7, 7.0、VMware vCenter Server 6.7, 7.0
- Microsoft Hyper-V Server 2016, 2019
※ 2021年2月時点

 

  • 増分バックアップ
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※上図は拡大できます。
ハイパーバイザーの持つ変更ブロックトラッキング機能と連携
  • VMware・・・CBT (Change Block Tracking)
  • Hyper-V・・・RCT (Resilient Change Tracking)

 

  • オフライン重複排除

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※上図は拡大できます。

  • マルチバージョンバックアップのストレージを削減します。
  • VMのクローンを作成すると、重複データが最大90%削減されます。

 

  • データ圧縮 & 重複排除テクノロジー

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※上図は拡大できます。

  • QNAPによる検証 – 80% 以上の圧縮率を達成
  • 32GBのVM → 圧縮後に5.77GB、バックアップストレージを大幅に節約

 

  • マルチバージョンバックアップ

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※上図は拡大できます。
1,000世代までのマルチバージョンバックアップ、任意のバージョンに復元可能です。

 

 

 

3.データ転送

  • データ転送時の AES-256 暗号化

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※上図は拡大できます。


  • データ転送時の圧縮による使用帯域幅の削減

圧縮解凍.png
※上図は拡大できます。

  • 送信前のデータ圧縮
  • 宛先で自動的に解凍
  • 帯域幅と伝送容量を節約

 

 

 

 

4.まとめ

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※上図は拡大できます。
Hyper Data Protector(HDP)導入のメリットとして、QNAP NASを買うだけでランニングコストがからないという点が大きいです。

  1. 総所有コスト (TCO) を削減・・・ライセンスフリーの仮想マシンバックアップをNAS 1台で実現、総所有コストを削減。
  2. バックアップ時間の短縮とストレージの圧縮・・・ソース側の増分バックアップとグローバル重複排除の機能を備え、時間とストレージを節約します。
  3. 復元時間を短縮・・・復元の暗号化と圧縮に対応しているため、リカバリータスクをより安全かつ迅速に行うことができます。
  4. バックアップ効率の向上・・・複数の仮想マシンを同時にバックアップし、バックアップ効率とデータ整合性を大幅に改善します。

まとめると、この4点といえます。

   

  

Hyper Data Protector(HDP)は、QNAPでは代表的なアプリケーションとなります。機能充実なのに無償で使えるところが大きなメリットとなります。

HybridBackup(HBS3)スナップショットHyper Data Protector(HDP)3つのアプリケーションを駆使して、柔軟なバックアップソリューションを構成できます。
フォースメディアで購入すると、上記のサポートも行っております。
不明点あればご連絡いただければと思います。

2021/2/5 NS