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Qsync を使い、コンピューターと NAS でファイルを同期する方法は?
Windows ユーザーの場合
使用の手引き
Qsync は QNAP NAS で動作するクラウドベースのファイル同期サービスです。 ローカル Qsync フォルダーにファイルを追加するだけで、NAS と接続されているすべての機器で利用できるようになります。
Qsync を使用する前に
- NAS でユーザーアカウントを作成し、
- PC に Qsync クライアントユーティリティをインストールし、モバイルデバイスに Qfile をインストールします。
- PC/モバイルデバイス(本書では Qsync クライアントと呼びます) から、Qsync をホストする NAS にログインします。
Qsync クライアントの最小システム要件は次のようになります。
オペレーティングシステム: Windows
10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista
(SP3)、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows
Server 2008 R2
プロセッサー: 1
GHz
RAM: 1 GB (32 ビット) または
2 GB (64 ビット)
NAS でユーザーアカウントを作成する
Qsync ユーザー用のユーザーアカウントを作成してください。
NAS 管理者として「コントロールパネル」 > 「権限設定」 > 「ユーザー」の順に進むか、「Qsync Central Station 2.0」 > 「ユーザー」の順に進み、「ユーザーの作成」をクリックしてください。
NAS 管理者だけがアカウントを作成できます。 管理者ではない場合、アカウントの作成をシステム管理者に依頼してください。
Qsync クライアントユーティリティをインストールする
Qsync は、お使いのコンピューターまたはモバイルデバイスで選択されたすべてのファイルを同期させます。
「概要」ページの手順でユーティリティをダウンロードします。 (NAS にログインし、「Qsync Central Station 2.0」 > 「Overview (概要)」に進みます。)
あるいは、QNAP Web サイトで「サポート」 > 「ダウンロードセンター」 > 「ユーティリティ」の順に選択し、ユーティリティをダウンロードします。
コンピューターの場合、Windows 用の Qsync クライアントユーティリティをダウンロードしてください。
モバイルデバイスの場合、iOS または Android 用の Qfile をダウンロードし、インストールしてください。
NAS にログインする
ユーティリティをインストールしたら、ユーザー ID とパスワードを入力し、Qsync サーバーとしてターゲット NAS を指定します。
LAN 環境内部の NAS を探すには、「NASを検索する」をクリックして見つけるか、その IP アドレスまたは名前を入力します。 (IP アドレスの例: 10.8.1.20 や 192.168.1.100 など)
(インターネットで) リモート NAS に接続するには、myQNAPcloud アドレスを利用してログインしてください (andy@myQNAPcloud.com など)。
注記: NAS 接続のポートが変更されている場合、IP アドレスにポート番号を追加してください。変更されていない場合、IP アドレスのみを入力してください (既定のポート番号: 8080)。
PC で同期フォルダーペアを作成する
PC と NAS のフォルダーの間でフォルダーペアを同期させます。 「次へ」をクリックして続行します。
「編集」をクリックし、同期フォルダーの場所を変更したり、選択式同期を設定したりできます。
場所: NAS フォルダーと同期させる PC フォルダーを選択します。
選択式同期: NAS フォルダーの中から PC と同期させるサブフォルダーを選択します。これは、NAS フォルダーのサイズが PC のストレージ容量より大きいときに便利です。
注記: NAS 共有フォルダーと同期させるには、NAS 管理者がその共有フォルダーの同期を有効にしている必要があります。 この設定は、NAS の「コントロールパネル」 > 「Qsync Central Station 2.0」 > 「共有フォルダー」で変更できます。 同期を有効にすると、その共有フォルダーの読み書き特権が与えられているユーザーは、そのコンテンツを他のデバイスと同期できます。 読み取り権限のみが与えられているユーザーが、ペアになっているローカルフォルダーのファイルを追加、変更、削除しても、NAS では変更が行われません。
Qsync クライアントの使用開始
Qsync クライアントショートカットをダブルクリックし、Qsync ローカルフォルダーを開きます。 タスクバーの Qsync クライアントアイコンをクリックし、メニューを開くこともできます。
これで、ローカル Qsync フォルダーにファイルをコピー/移動するだけで、ファイルは NAS と同期され、Qsync クライアントユーティリティがインストールされている他のすべての接続デバイスにコピーされます。
同期
いくつかの方法でファイルを同期できます。 Qsync は Qsync をインストールしたコンピューターまたはモバイルデバイス間でファイルを自動的に同期します。ファイルは NAS の Qsync フォルダーにも同期されます。
- PC の場合、ファイルをローカルの Qsync フォルダーに直接ドラッグアンドドロップします。
- モバイルデバイス (Qfile) の場合、Qsync
フォルダーにファイルをコピーまたは移動します。
- NAS の場合、File Station (Web ベースのファイルエクスプローラー) を介して Qsync
フォルダーにファイルをコピーまたは移動します。
注記:
- ファイルがローカルの Qsync フォルダーに「ドラッグアンドドロップ」されると、ファイルとローカルの Qsync フォルダーが同じディスクドライブに置かれている場合、Qsync フォルダーにコピーされずに、フォルダーに移動されます。 動作は Windows の File Explorer と同じです。
- Qsync が LAN で転送できる単一ファイルの最大サイズは 500G です。
- Qsync は SAMBA、FTP、AFP によるファイルアクセスに対応していません。 File Station または Qsync クライアントユーティリティを使用してファイルにアクセスしてください。
- Qfile はファイルリストのみを同期し、モバイルデバイスにファイルをダウンロードしません。
必要に応じてファイルをダウンロードしてください。
オフライン編集
ファイルをオフラインで閲覧し、編集できます。デバイスをオンラインにすると、Qsync はオフラインで編集したファイルを自動的に同期します。
共有
ダウンロードリンクでファイルを共有する
Qsync クライアントユーティリティをインストールしていない人とは、ダウンロードリンクを送ることでファイルを共有できます。
- Windows の場合、ローカルの Qsync
フォルダーで共有するファイルを右クリックし、「リンクを共有する」をクリックします。
- 電子メールでリンクを送信するか、リンクを他のユーザーにコピーします。
- 「設定」>「その他の設定」をクリックすると、SSL
リンクの作成、有効期限、パスワードなど、リンクのその他のオプションを設定できます。
- NAS の場合、File Station を利用し、Qsync
フォルダーで共有するファイルを右クリックし、「共有」をクリックします。
- モバイルデバイスの場合、Qfile を起動して Qsync
フォルダーのファイルを共有します。右のアイコンをクリックし、「共有」をクリックします。
- ファイルを受け取った人はリンクをクリックするか、リンクをコピーして Web
ブラウザーに貼り付けてファイルをダウンロードできます。
フォルダーをグループと共有する
フォルダーをユーザーのグループで共有できます。 グループのメンバーがフォルダーのファイルを共有すると、他のメンバーはそのファイルを受け取ることができます。
手順:
- グループメンバーごとに NAS でユーザーアカウントを作成します。
- 各メンバーのデバイスに Qsync クライアントユーティリティをインストールします。
- ローカルの Qsync
フォルダーで共有するフォルダーを右クリックし、「チームフォルダーとしてこのフォルダーを共有します」をクリックします。
- ローカルまたはドメインユーザーのリストからユーザーを選択します。
- グループのメンバーはファイル共有の招待を受け取ります。
受諾すると、グループのメンバーは共有フォルダーにアクセスできます。
注記:
- チームフォルダーは、招待を受けたユーザーが招待を受け入れた場合のみ有効になります。
- 他のユーザーから共有しているチームフォルダーを再共有することはできません。
リモートアクセス
インターネットで NAS にアクセスする
(インターネットで) リモート NAS に接続するには、管理者は最初に「myQNAPCloud」で NAS のデバイス名を設定する必要があります (NAS にログインし、myQNAPcloud ショートカットをクリックします)。
次に、リモートアクセス用の myQNAPCloud Web アドレスについてユーザーに通知します。 その後、myQNAPCloud アドレスを使用してリモート NAS にログインできます。 (例: andy@myQNAPcloud.com)
注記:
- インターネットで NAS に接続する場合、LAN 環境に比べて時間が長くかかります。
- LAN 環境に切り替えるとき、myQNAPcloud を使用する代わりに LAN 経由で再度 NAS に接続してください。接続品質が向上します。
- ファイル送信のパフォーマンスを上げるために、可能であれば、ルーターでポートフォワーディングを設定するようにお勧めします。
写真と動画を自動的に同期
次の手順で、モバイルデバイスの写真と動画をすべての Qsync クライアントの Qsync フォルダーと自動同期できます。
- NAS の Qsync Central Station 2.0 の「概要」ページのリンクからモバイルデバイスに
Qfile をインストールするか、APP Store からダウンロードします。
- Qfile を起動します。
- 画面の右下で「設定」をクリックします。
- Auto upload multimedia files from the gallery
の下の「今設定する」をクリックします。
- ソース選択して「OK」します。
- NAS 上のフォルダーを選択します。
- 写真ギャラリーから直ちにすべての写真をアップロードするかどうかを選択します。
- 「Use Auto Upload only over Wi-Fi」を選択して Wi-Fi
経由でファイルをアップロードすると、モバイルネットワークにかかる料金を回避できます。
- アップロードしたファイルは、Qsync クライアントデバイスの Qsync フォルダーの下の「Camera
Uploads (カメラアップロード)」フォルダーに同期されます。
注記: 以前にアップロードしたファイルがカメラアップロードフォルダーから削除されたとき、Qfile が写真ライブラリにこれらのコピーを再びアップロードすることはありません。
同期管理
タスクバーにある Qsync クライアントアイコンをクリックすると、管理機能が表示されます。
- Qsync メインページを開く
- ローカル Qsync フォルダーを開く
- 設定: プロキシサーバーや言語設定などのグローバル設定とデバックログやデスクトップ通知などの詳細設定を行います。
- Web ブラウザーを利用してファイルを表示する
- QGenie から NAS にアップロードする
- ファイルを共有するか、電子メールで共有リンクを送信する
- フォルダーを開く
- 最近変更されたファイルを表示する
- 同期されているファイルを表示する
- 詳細:
- すべてのタスクの一時停止: 現行のすべての同期タスクを一時停止します。
- Qsync ヘルプ: Qsync ヘルプページのリンク
- 更新確認: Qsync クライアントユーティリティの最新版を確認します。
- 終了: Qsync を終了します。
Qsync メインページ
- Qsync を右クリックすると、NAS の削除、同期の一時停止、NAS と今すぐ同期するためのオプションが表示されます。
- ファイルを同期する別の NAS を追加します。 複数の NAS を追加し、ローカルデバイスのさまざまな Qsync フォルダーと同期させることができます。 「+」をクリックして別の NAS を追加し、ローカルフォルダーを Qsync フォルダーに指定します。 同期対象として接続されている NAS が Qsync メインページの左側に表示されます。
- すべての同期タスクを一時停止します。
- ファイル更新センター: 更新されたファイルとフォルダーのログを表示します。 ログはファイル名や更新操作で絞り込むことができます。
- グローバル設定: プロキシサーバー、優先言語などの個人設定、スタートアップの Qsync の起動、USB
外部デバイスからの写真や動画の自動インポート、インポートの既定のフォルダー、デスクトップやデバックログなどの詳細設定を行います。
- プロキシ: NAS 接続のプロキシサーバーを設定します。 プロキシを手動で設定するか、Qsync
にプロキシ設定を自動検出させます。
- 個人
起動設定: スタートアップで Qsync を起動するかどうかを選択します。
言語: 優先言語を選択します。
写真とビデオのインポート: USB デバイスが接続されているときに写真と動画をインポートします。 この機能は、USB デバイスのルートディレクトリの DCIM フォルダーの下にある写真と動画にのみ適用されます。
既定のフォルダー: USB デバイスや QGenie から動画と写真をアップロードするための既定のフォルダーです。
- 詳細設定
通知: ファイル同期操作があるときにデスクトップ通知を表示します。
デバッグログ: 技術上の問題を診断するためにコンピューターと NAS の間の同期操作がすべて記録されます。
- プロキシ: NAS 接続のプロキシサーバーを設定します。 プロキシを手動で設定するか、Qsync
にプロキシ設定を自動検出させます。
- ヘルプ: クイックスタートページと Qsync チュートリアルページのリンクがあります。
- バージョン情報: Qsync クライアントのバージョンを確認できます。
- 接続の編集
先にログアウトしなくても、IP アドレス、ログイン名、パスワードなど、NAS 接続情報を変更できます。 - 接続をテストする
NAS に接続できない場合、接続テストツールを使用できます。 また、NAS のアップロード速度とダウンロード速度を取得できます。
- NAS 設定
ここでは同期設定を行えます。 Qsync Central Station 2.0 で中央構成モード (管理者のみがクライアントユーティリティの優先設定を構成できる) を有効にしている場合、管理者が制限している設定を個々のユーザーが変更することはできません。
- 同期
スマート削除: 同期中、NAS のファイルを削除しません。 ローカル Qsync フォルダー内部のファイルを削除できます。コンピューターから削除したファイルは NAS と同期されず、 NAS は削除したファイルのコピーを維持します。
- ポリシー:
競合ポリシー: 切断からオンラインに復帰したときの NAS とクライアントの間の名前競合の処理方法:- 競合発生時に通知し、各ファイルの処理を自分で決める
- ローカルファイルの名前を変更する
- NAS ファイルの名前を変更する
- ローカルファイルを NAS のファイルに置き換える
- NAS のファイルをローカルファイルで置き換える
- 常に共有を拒否する
- 共有を自動的に受諾する
- 共有が発生したら、私に通知する
ピクチャサムネイルの作成: NAS にピクチャをアップロードする前に、ローカルデバイスでピクチャサムネイルを作成します。 NAS のシステムリソースが節約されます。
- メール:
ファイルを共有するための電子メールアカウントを設定します。 NAS SMTP サーバー設定 (管理者のみ) と PC の電子メールアカウントを利用できます。あるいは、新しい SMTP サーバーを構成できます。
- 同期
- Qsync フォルダーを開く
ローカル Qsync フォルダーを開きます。 - その他
同期している NAS からログアウトしたり、同期を一時停止したり、今すぐ NAS と同期したりできます。 - リンクステータス
同期の状態、同期されているデバイス、NAS 情報、NAS スペースの利用状況が表示されます。 - 共有センター
チームフォルダー: 共有されているチームフォルダーを表示します。 他の人により共有されているチームフォルダーの場合、そのチームフォルダーの受諾または拒否を選択できます。 自分で共有しているチームフォルダーの場合、その共有設定を変更したり、共有を解除したりできます。
リンクの共有: 「リンクのコピー」をクリックし、同じリンクを利用し、以前に共有したリンクを再度共有できます。 あるいは、「削除」をクリックし、アイテムを削除できます。
- ファイル更新センター
更新されたファイルとフォルダーのログを表示します。
- ペアになっているフォルダーを表示し管理する:
同期ペアになっているフォルダーを管理し、同期タスクを追加、削除、変更します。
- Web ブラウザーによるファイルの閲覧
Web ブラウザーで File Station にアクセスします。
- ネットワークごみ箱
Qsync から削除されたファイルを検索し、復旧します。
Web ブラウザーから Qsync ステータスを管理または監視する
Web ブラウザーで NAS にログインし、Qsync Central Station 2.0 ボタンをクリックします。
概要: このページには、ユーザー設定を管理するモード (ユーザーカスタマイズモードまたは中央設定モード) とオンラインユーザーとデバイスの総数が表示されます。 File Station のリンクと Qsync をインストールするためのリンクもあります。 また、Qsync サービスの有効/無効を切り替えることができます (管理者のみ)。
- 管理設定: ここは管理者が集中管理する場所であり、Qsync
クライアントユーティリティの初期設定を編集できます。
- ユーザー: オンラインユーザーの情報が一覧表示されます。 ここでユーザーの Qsync
サービス利用を管理できます (管理者のみ)。
- デバイス: この表には、接続されているデバイスの状態が一覧表示されます。
各デバイスを管理するためのオプションもあります。設定を編集したり、ブロックしたり、リモート操作で消去したりできます。
- ユーザーが自分の PC からログインすると、デバイスの名前にユーザーのコンピューター名が表示されます。
- ユーザーが Qfile からログインすると、デバイスの名前に Qfile-Android または Qfile-iPhone が表示されます。
- ユーザーが File Station の Qsync
フォルダーにファイルを移動またはコピーすると、デバイスの名前に Qsync-File
Station が表示されます。
- イベントログ: ユーザーごとのアクティビティ詳細を一覧表示します。
- チームフォルダー: ユーザーは自分のフォルダーを共有できます。
この表には、あなたが共有したフォルダーや他のユーザーがあなたと共有したフォルダーなど、チームフォルダーに関する情報が一覧表示されます。
- 共有フォルダー: 管理者はクライアントデバイスと同期する共有フォルダーを決定できます。
あるユーザーに共有フォルダーに対して読み取り/書き込み権限または読み取り専用権限が与えられている場合、その共有フォルダーはそのユーザーのクライアントデバイスと同期できます。
ただし、読み取り権限のみの場合、ペアになっているローカルフォルダーのファイルを追加、変更、削除しても、NAS
では変更が行われません。
- ファイル共有: 共有リンクのステータスを一覧表示します。
- バージョン管理:
ファイルをバージョン管理する場合の最大数を設定し、バージョン管理に使用される領域を確認できます。
MAC ユーザーの場合
使用の手引き
Qsync は QNAP Turbo NAS で作動するクラウドベースのファイル同期サービスです。 ローカルの Qsync フォルダーにファイルを追加するだけで、ファイルは Turbo NAS とそれに接続されたすべてのデバイスで利用できるようになります。
Qsync を使用する前に
Qsync を配置する前に、以下の 3 つの手順を実行します。
- NAS でユーザーアカウントを作成します。
- コンピューターに Qsync クライアントユーティリティをインストールし、モバイルデバイスに Qfile をインストールします。
- コンピューターまたはモバイルデバイス (本書では Qsync クライアントと呼びます) から NAS (Qsync サーバーとして機能する) にログインします。
注記:
Qsync クライアントユーティリティを使用する前に、お使いの Mac
が最小システム要件を満たしていることを確認してください。
オペレーティングシステム: OS X El
Capitan (10.11)、OS X Yosemite (10.10)、OS X Mavericks
(10.9)、OS X Mountain Lion (10.8) RAM: 2 GB
NAS でユーザーアカウントを作成する
Qsync ユーザーのユーザーアカウントを作成してください。
NAS 管理者として「コントロールパネル」 > 「権限設定」 > 「ユーザー」の順に進むか、「Qsync Central Station 2.0」 > 「ユーザー」の順に進み、「ユーザーの作成」をクリックしてください。
NAS 管理者だけがアカウントを作成できます。 管理者ではない場合、アカウントの作成をシステム管理者に依頼してください。
Qsync クライアントユーティリティをインストールする
Qsync は、お使いのコンピューターまたはモバイルデバイスで選択されたすべてのファイルを同期させます。
「概要」ページの手順でユーティリティをダウンロードします。 (NAS にログインし、「Qsync Central Station 2.0」 > 「Overview (概要)」に進みます。)
あるいは、QNAP Web サイトで「サポート」 > 「ダウンロードセンター」 > 「ユーティリティ」の順に選択し、ユーティリティをダウンロードします。
コンピューターの場合、Windows 用の Qsync クライアントユーティリティをダウンロードしてください。
モバイルデバイスの場合、iOS または Android 用の Qfile をダウンロードし、インストールしてください。
NAS にログインする
ユーティリティをインストールしたら、ユーザー ID とパスワードを入力し、Qsync サーバーとしてターゲット NAS を指定します。
LAN 環境内の NAS を探すには、「検索」をクリックして見つけるか、その IP アドレスまたは名前を入力します (IP アドレスの例: 10.8.1.20 や 192.168.1.100 など)。
(インターネットで) リモート NAS に接続するには、myQNAPcloud アドレスを利用してログインしてください (andy@myQNAPcloud.com など)。
注記: NAS 接続のポートが変更されている場合、IP アドレスにポート番号を追加してください。変更されていない場合、IP アドレスのみを入力してください (既定のポート番号: 8080)。
同期フォルダーペアの設定
Mac と NAS のフォルダーの間でフォルダーペアを同期させます。 「次へ」をクリックして続行します。
注記: NAS 共有フォルダーと同期させるには、NAS 管理者がその共有フォルダーの同期を有効にしている必要があります。 この設定は、NAS の「コントロールパネル」 > 「Qsync Central Station 2.0」 > 「共有フォルダー」で変更できます。 同期を有効にすると、その共有フォルダーの読み書き特権が与えられているユーザーは、そのコンテンツを他のデバイスと同期できます。 読み取り権限のみが与えられているユーザーが、ペアになっているローカルフォルダーのファイルを追加、変更、削除しても、NAS では変更が行われません。
「編集」をクリックし、同期フォルダーの場所を変更したり、選択式同期を構成したりします。
場所: NAS フォルダーと同期させる Mac フォルダーを選択します。
選択式同期: NAS フォルダーで、Mac
と同期する下位フォルダーのみを選択します。 NAS フォルダーのサイズが Mac
のストレージ容量より大きいときに便利です。
Qsync クライアントの使用開始
メニューバーの Qsync クライアントアイコンをクリックし、メニューを開きます。
Qsync フォルダーを開く
ファイルをデバイスの Qsync フォルダーにコピーまたは移動するだけで、ファイルは他のすべてのデバイス (Qsync をインストールし、NAS に接続されたデバイス) にコピーされます。
その後、PC と外部デバイス間でファイルを互いにコピーしたり、電子メールに添付するファイルのサイズを心配したりする必要がなくなります。
同期
いくつかの方法でファイルを同期できます。 Qsync は Qsync をインストールしたコンピューターまたはモバイルデバイス間でファイルを自動的に同期します。ファイルは NAS の Qsync フォルダーにも同期されます。
- PC の場合、ファイルをローカルの Qsync フォルダーに直接ドラッグアンドドロップします。
- モバイルデバイス (Qfile) の場合、Qsync
フォルダーにファイルをコピーまたは移動します。
- NAS の場合、File Station (Web ベースのファイルエクスプローラー) を介して Qsync
フォルダーにファイルをコピーまたは移動します。
注記:
- ファイルが Qsync フォルダーに「ドラッグアンドドロップ」されると、ファイルと Qsync フォルダーが同じディスクドライブに置かれている場合、Qsync フォルダーにコピーされずに、フォルダーに移動されます。 動作は Windows の File Explorer と同じです。
- Qsync が LAN で送信できる単一ファイルの最大サイズは 500G です。
- Qsync は SAMBA、FTP、AFP によるファイルアクセスに対応していません。 File Station または Qsync を使用してファイルにアクセスしてください。
- Qfile はファイルリストのみを同期し、モバイルデバイスにファイルをダウンロードしません。
必要に応じてファイルをダウンロードしてください。
オフライン編集
ファイルをオフラインで閲覧し、編集できます。デバイスをオンラインにすると、Qsync はオフラインで編集したファイルを自動的に同期します。
共有
ダウンロードリンクでファイルを共有する
Qsync クライアントユーティリティをインストールしていない人とは、ダウンロードリンクを送ることでファイルを共有できます。
- Windows の場合、ローカルの Qsync
フォルダーで共有するファイルを右クリックし、「リンクの共有」をクリックします。
- 電子メールを介してリンクを送信するか、リンクを他の場所にコピーします。
- 「他の設定」をクリックすると、SSL
リンクの作成、有効期限、パスワードなど、リンクのその他のオプションを設定できます。
- NAS の場合、File Station 内の Qsync
フォルダーで共有するファイルを右クリックし、「共有」をクリックします。
- モバイルデバイスの場合、Qfile を起動して Qsync
フォルダーのファイルを共有します。右のアイコンをクリックし、「共有」をクリックします。
- ファイルを受け取った人はリンクをクリックするか、リンクをコピーして Web
ブラウザーに貼り付けてファイルをダウンロードできます。
フォルダーをグループと共有する
フォルダーをユーザーのグループで共有できます。 グループのメンバーがフォルダーのファイルを共有すると、他のメンバーはそのファイルを受け取ることができます。
手順:
- グループメンバーごとに NAS でユーザーアカウントを作成します。
- 各メンバーのデバイスに Qsync ユーティリティをインストールします。
- ローカルの Qsync フォルダーで共有するフォルダーを右クリックし、「Share this folder as
a team folder
(チームフォルダーとしてこのフォルダーを共有します)」をクリックします。
- ローカルまたはドメインユーザーのリストからユーザーを選択します。
- グループのメンバーはファイル共有の招待を受け取ります。
受諾すると、グループのメンバーは共有フォルダーにアクセスできます。
注記:
- チームフォルダーは、招待を受けたユーザーが招待を受け入れた場合のみ有効になります。
- 他から共有されたチームフォルダーを再び共有することはできません
リモートアクセス
インターネットで NAS にアクセスする
(インターネットで) リモート NAS に接続するには、管理者は最初に「myQNAPCloud」で NAS
のデバイス名を設定する必要があります (NAS にログインし、NAS デスクトップで myQNAPcloud
ショートカットをクリックします)。
次に、リモートアクセス用の myQNAPCloud Web
アドレスについてユーザーに通知します。 その後、myQNAPCloud アドレスを使用してリモート NAS
にログインできます。 (例: andy@myQNAPcloud.com)
注記:
- インターネットで NAS に接続する場合、LAN 環境に比べて時間が長くかかります。
- NAS が置かれている LAN 環境に戻す場合、myQNAPcloud サービスの代わりに LAN 経由で再び NAS に接続してください。接続品質が上がります。
- ファイル送信のパフォーマンスを上げるために、可能であれば、ルーターでポートフォワーディングを設定するようにお勧めします。
写真と動画を自動的に同期
モバイルデバイスの写真と動画をすべての Qsync クライアントの Qsync フォルダーと自動同期できます。
手順:
- 「Overview (概要)」ページの手順でユーティリティをダウンロードします。 (NAS
にログインし、「Qsync Central Station 2.0」 >
「概要」に進みます。)
- Qfile を起動します。
- 画面の右下で「設定」をクリックします。
- 下にスクロールして「Auto upload from photo gallery
(写真ギャラリーから写真を自動アップロードする)」を探し、「Set up now
(今すぐセットアップする)」をクリックします、
- 写真と動画をアップロードする NAS を選択します。
- フォルダーを選択します。
- 「Use default setting (既定の設定を使用する)」(/Qsync/Camera
Uploads) または「Set up manuall
(手動でセットアップする)」を選択してパスを設定します。
- 写真ギャラリーから直ちにすべての写真をアップロードするかどうかを選択します。
- 「Wi-Fi only (Wi-Fi のみ)」を選択して Wi-Fi 経由でファイルをアップロードすると、3G
ネットワークにかかる料金を回避できます。
- アップロードしたファイルは、Qsync クライアントデバイスの Qsync フォルダーの下の「Camera
Uploads (カメラアップロード)」フォルダーに同期されます。
注記: 以前にアップロードしたファイルがカメラアップロードフォルダーから削除されたとき、Qfile が写真ライブラリにこれらのコピーを再びアップロードすることはありません。
同期管理
タスクバーの Qsync アイコンをクリックすると、管理機能が表示されます。
- ファイルの追加と、NASとの同期結果の表示:
- Qsync フォルダーを開く: Qsync フォルダーを開き、ファイルを追加します。
- Web ブラウザーによるファイルの表示: File Station (Web
ベースのファイルエクスプローラー) を起動し、NAS で Qsync
フォルダーのファイルを閲覧します。
- 同期進捗状況の制御:
- 同期の一時停止/同期の再開: クリックして同期を一時停止または再開します。
- 今すぐ NAS と同期する: Qsync
に再スキャンを強制し、同期リストを更新します。
- 同期と共有のための情報:
- 共有とファイル更新センター
- ファイル更新センター: ファイルまたはフォルダーの更新ログを一覧表示します。
- 共有センター: 他の人と共有されているフォルダーまたはファイルを一覧表示します。 チームフォルダーを受諾または却下できます。 ただし、他の人が共有しているチームフォルダーを共有することはできません。
- 最近変更したファイル: 最近更新したファイルを一覧表示します。
- 共有とファイル更新センター
- 初期設定:
- 一般:
- リンクステータス: 現在のステータスを表示します。 ログインユーザーを変更するには、「ログアウト」をクリックします。
- ネットワークごみ箱: Qsync フォルダーから削除したファイルを表示するか、復元します。
- 接続のテスト: NAS に接続できない場合、接続テストツールで接続をテストできます。 また、NAS のアップロード速度とダウンロード速度を取得できます。
- 同期:
- ペアになっているフォルダーの管理: 同期ペアになっているフォルダーを管理し、同期タスクを追加、削除、変更します。
- 写真と動画のインポート: USB 外部デバイスが接続されているときに写真と動画をインポートします。 この機能は、USB 外部デバイスのルートディレクトリの DCIM フォルダの下にある写真と動画にのみ適用されます。
- 既定のフォルダー: USB 外部デバイスや QGenie から動画と写真をアップロードするための既定のフォルダーです。
- スマート削除: 同期中、NAS のファイルを削除しません。 ローカル Qsync
フォルダー内部のファイルを削除できます。コンピューターから削除したファイルは
NAS と同期されず、 NAS
は削除したファイルのコピーを維持します。
- ポリシー:
- 競合ポリシー: 切断からオンラインに戻った後に、Qsync サーバー (NAS)
とクライアントの間の名前競合を処理するポリシー。
- 競合発生時に通知し、各ファイルの処理を自分で決める
- ローカルファイルの名前を変更します。
- リモート NAS ファイルの名前を変更します。
- ローカルファイルを NAS のファイルに置き換える
- NAS のファイルをローカルファイルに置き換える
- 共有ポリシー: 他の Qsync
ユーザーがこのローカルコンピューターで共有するときのチームフォルダーのポリシー:
- 共有を常に拒否する
- 自動的に共有を受諾する
- 共有が発生したら、私に通知する
- フィルター設定: ファイルを同期するとき、Qsync
はフィルター設定で指定されたタイプのファイルを同期しません。
- 競合ポリシー: 切断からオンラインに戻った後に、Qsync サーバー (NAS)
とクライアントの間の名前競合を処理するポリシー。
- 電子メール:
ファイルを共有するための電子メールアカウントを設定します。 NAS SMTP サーバー設定 (管理者のみ) と PC の電子メールアカウントを利用できます。あるいは、新しい SMTP サーバーを構成できます。
- 詳細:
スタートアップ設定: 選択すると、スタートアップで Qsync が起動します。
通知: ファイル同期操作があるときにデスクトップ通知を表示します。
サムネイルの作成: NAS にピクチャをアップロードする前に、ローカルデバイスでピクチャサムネイルを作成します。 NAS リソースが節約されます。
デバッグログ: 技術上の問題を診断するためにコンピューターと NAS の間の同期操作がすべて記録されます。
- 一般:
Web ブラウザーから Qsync ステータスを管理または監視する
Web ブラウザーから NAS にログインし、Qsync Central Station 2.0 を起動します。
概要: このページには、ユーザー設定を管理するモード (ユーザーカスタマイズモードまたは中央設定モード) とオンラインユーザーとデバイスの総数が表示されます。 File Station のリンクと Qsync をインストールするためのリンクもあります。 また、Qsync サービスの有効/無効を切り替えることができます (管理者のみ)。
- 管理設定: ここは管理者が集中管理する場所であり、Qsync
クライアントユーティリティの初期設定を編集できます。
- ユーザー: オンラインユーザーの情報を一覧表示し、ユーザーの Qsync サービスを管理できます
(管理者のみ)。
- デバイス: 接続されているデバイスの状態が一覧表示されます。
各デバイスを管理するためのオプションもあります。設定を編集したり、ブロックしたり、リモート操作で消去したりできます。
- ユーザーが自分の PC からログインすると、デバイスの名前にユーザーのコンピューター名が表示されます。
- ユーザーが Qfile からログインすると、デバイスの名前に Qfile-Android または Qfile-iPhone が表示されます。
- ユーザーが File Station の Qsync
フォルダーにファイルを移動またはコピーすると、デバイスの名前に Qsync-File
Station が表示されます。
- イベントログ: ユーザーごとのアクティビティ詳細を一覧表示します。
- チームフォルダー: Qsync フォルダーの自分のフォルダーをチームフォルダーとして共有できます。
この表には、あなたが共有したフォルダーや他のユーザーがあなたと共有したフォルダーなど、チームフォルダーに関する情報が一覧表示されます。
- 共有フォルダー: 管理者は共有フォルダーで同期を構成できます。
あるユーザーに共有フォルダーに対して読み取り/書き込み権限または読み取り専用権限が与えられている場合、その共有フォルダーはそのユーザーのクライアントデバイスと同期できます
(Windows のみ)。
- 共有されたファイルリンク: 共有リンクのステータスを一覧表示します。
- バージョン管理:
ファイルにバージョンの最大数を設定し、バージョン管理に使用される領域を確認できます。