掲載の製品や価格等の情報は当時のものとなり、既に終息している製品情報も含まれます。
続々と登場するQNAPのネットワーク製品
『なぜNASメーカが今更ネットワーク製品を販売?』なんていう疑問を持たれる方多くいらっしゃるかもしれませんが、いくつか理由が考えられます。
・QNAP社としてのブランドを広めたいので、NASだけでなく新しい分野に進出したい。
・QNAPでは10Gbpsポート搭載NASが多いが、その高速NASとクライアントPC/サーバを接続するスイッチが一般的には高い。そのため、QNAPが比較的安価な10Gbpsスイッチを提供する。
QNAP社はL2スイッチ製品を約3年前に10Gbpsのアンマネージドスイッチ(管理や設定機能を一切持っていない。例えばVLANやLACPと言った機能も全くない)として初めて発売しました。
L2マネージドスイッチも2020年末頃の発売以来、2021年5月時点で9モデルに増えています。
(アンマネージドスイッチは4モデル)
他にも、
・通称Guardian(ガーディアン)と呼ばれる PoEスイッチ - QGDスマートスイッチ (PoEマネージド) | QNAP
・QHora (キューホラ)という Wifi6 / 10GbE / SD-WAN技術対応製品 - QHora-301W | 次世代のWi-Fi 6デュアルポート10GbE SD-WANルーター | QNAP
・QuCPEという uCPE (Universal Customer Premise Equipment)製品 - QuCPE-7010 | Intel® Xeon D マルチコアプロセッサ搭載のネットワーク仮想化終端設備は、マルチユーザーおよびマルチタスキングのビジネスシーンにおいて最適です。 | QNAP
など凄い勢いでネットワーク製品を出してきています。他にも公表出来ないですが、新しい技術を搭載した製品も製品ロードマップには出ています。NASだけでなく、ネットワーク分野に進出していこうという本気度合いが強く伝わってきます。
今回はL2マネージドスイッチを簡単に紹介します。
今日時点でマネージドスイッチが9モデル、アンマネージドスイッチが4モデルあります。
QSWスイッチ (マネージド/アンマネージド) | QNAP
マネージドは利用出来る10Gポート数により、3種類に分類出来ます。
上から、12 or 8ポート、4ポート、2ポート。
QSW-M1208-8C などのように、QSW-の後に ‘M’が付いているのがマネージドスイッチです。一方 ‘M’が付いていないのは、アンマネージドスイッチということになります。
必要なポートの種類とポート数、そしてラックマントキットが必要かによってモデルをご選択ください。
10GbE SFP+は光ケーブル用のポートなので、SFP+トランシーバやDAC(Direct Attached Cable)が利用出来ます(下写真の水色枠内のポート)。上記のQSW-M1208-8Cであれば、SFP+専用ポートが4ポート搭載されています。
10GbEコンボは、RJ-45ポートあるいはSFP+ポートのいずれかを使うことになります。
下写真で説明すると、⑤と5⃣のポートはペア―になっていて、どちらか片方のご利用を選択することになります。いずれかのポートにケーブルを挿して使うと、もう片方が使えないということになります。このコンボポートがQSW-M1208-8Cの場合、8ポート搭載されています。
仕様はスイッチ毎に変わってくることがあるため、詳細はウェブサイトでご確認ください。
スイッチ — 株式会社フォースメディア (forcemedia.co.jp)
2021/5/25 TS