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TRシリーズ 初期セットアップ手順 拡張エンクロージャー編

2019/4/11 (QNAP) - TRシリーズ 初期セットアップ手順 拡張エンクロージャー編

今回は、NASの拡張エンクロージャーとして使うための
セットアップ手順をご紹介します。

※セットアップにはTR-004を使用しています。

 

セットアップの流れ

1.

HDDをTR本体に物理搭載する

2.

TR本体のリアにあるDIPスイッチがソフトウェアコントロールになっているか確認

3.

QTSのファームウェアが4.3.6以降になっているかチェック

未対応NASモデル
TS-128、TS-228、TS-131、TS-231、TS-421、TS-431、TS-431U
上記およびQTS4.3.6以降に更新できないモデルはサポートしていません


QNAP社に対応が確認とれているNASモデル(20191126更新)
TS-131P、TS-231P、TS-431P
TS-128A、TS-228A

4.

TR本体に電源コードを接続、電源がONになっているか確認

5.

付属のUSBケーブル(Type-C)でNASとTR本体を接続する

6.

「外部RAIDエンクロージャー構成ウィザード」で設定する

 【TR-002/TR-004のストレージプール/ボリュームについての注意点
TR-004/TR-002は、対向で接続するメインのNASと同じストレージプール/ボリュームに組み入れることはできません。
個別のストレージプール/ボリュームとしての利用に制限されます。

 

 

QNAPが提供しているユーザーガイドはこちら

ユーザーガイド TR-002/TR-004共通
ソフトウェア ユーザーガイド TR-002/TR-004共通

 

セットアップ手順 TR-004編

 

1. HDDをTR本体に物理搭載する
  

  ※HDD搭載モデルをご購入されている場合はこの作業は不要です。

2.ソフトウェアコントロールモードへ変更する
  

 ※工場出荷時はソフトウェアコントロールに設定されています。
  TR本体のリアにあるDIPスイッチでできます

  

※詳細はこちら

3.あらかじめTR本体と接続するNASにログインしておき、ストレージ&スナップショットアプリを立ち上げておく 

 

QTSのファームウェアが4.3.6以降かどうかもチェック、必要に応じて更新してください。

※QTSはファームウェア4.3.6以降でないとご利用できません。

システム要件

QNAP NAS: QTS 4.3.6 以降
Windows: Windows 7 以降
Mac: macOS X 10.11 以降
Linux


未対応NASモデル
TS-128、TS-228、TS-131、TS-231、TS-421、TS-431、TS-431U
上記およびQTS4.3.6以降に更新できないモデルはサポートしていません
 


QNAP社に対応が確認とれているNASモデル(20191126更新)
TS-131P、TS-231P、TS-431P
TS-128A、TS-228A

 

ファームウェアの確認方法

コントロールパネル > ファームウェアの更新 > 現在のファームウェアのバージョン

 

 

4.付属のUSBケーブル(Type-C to Type-A)でNASとTR-004を直接接続する
  ※TR-004/TR-002側にはType-Cを、NAS側にはType-Aをそれぞれ挿します。

 

接続イメージ

 

5. TR-004が検出される > OKを押下

拡張エンクロージャー用セットアップ手順

6. RAID構成が「ソフトウェアコントロール」になっていることを確認 > 次へ 押下

拡張エンクロージャー用手順

7.RAID構成のディスクを選択 > RAIDタイプを選択 > 次へ

拡張エンクロージャー用手順

8. ストレージプールの作成を選択 > 作成 押下

拡張エンクロージャー用手順

9. 構成するHDDに必要なデータが入っていないか確認の上、OKを押下

拡張エンクロージャー用手順

10. ディスクを選択 > 次へ 押下

拡張エンクロージャー用手順

11. アラートの閾値を設定する 
    ここでは、アラートの閾値を80%、チェックボックスが入っていることを確認し「次へ」押下

拡張エンクロージャー用手順

12. OKを押下

拡張エンクロージャー用手順

13. ストレージプール2作成完了 > 新規ボリュームを作成 押下

拡張エンクロージャー用手順

14. ボリュームタイプを選択 > 次へ

拡張エンクロージャー用手順

 

ボリュームタイプ
静的ボリューム 静的ボリュームはRAIDグループ上に直接作られます。ランダムアクセスに対して最良の性能 (他のディスクボリュームよりも最大20%高速) を発揮します。
このオプションはファイル共有やオンラインの共同作業のための高性能ストレージ領域用に適しています。

シックボリューム
(Thick Volume)

シックボリュームは事前に割り当てられたストレージプール領域 から作られます。
拡張可能な容量が確保されます。このオプションは一般利用に適しています。
シンボリューム
(Thin
Volume)
シンボリュームは使用可能なストレージ容量を超える領域を作成でき、データをボリュームに書き込む際にだけストレージプールから物理領域を取得します。
Thinボリュームは、ストレージ領域の不足による停止を起こさないようにストレージ利用率に十分な配慮が必要です。
Thinボリュームの領域は利用できる容量を最大化させます。

 

15. 構成に問題なければ次へ 

拡張エンクロージャー用手順

16. 設定した内容に問題ないことを確認し次へ

拡張エンクロージャー用手順

17. 「ボリュームDatavol2を作成中」のウィンドウが表示 > 閉じる

拡張エンクロージャー用手順

18. ボリューム作成が開始されると画面右下にポップアップが表示される

拡張エンクロージャー用手順

 【TR-002/TR-004のストレージプール/ボリュームについての注意点
TR-004/TR-002は、対向で接続するメインのNASと同じストレージプール/ボリュームに組み入れることはできません。
個別のストレージプール/ボリュームとしての利用に制限されます。

 

19. ストレージ&スナップショット > ストレージ > ディスク
   ステータスが「準備完了」になっているか確認

拡張エンクロージャー用手順

20. TR-004が表示されていることを確認

拡張エンクロージャー用手順

拡張エンクロージャー用手順

以上でセットアップは完了です。 お疲れ様でした。

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2019/4/11 RK