掲載の製品や価格等の情報は当時のものとなり、既に終息している製品情報も含まれます。
新製品 TS-x32PXシリーズ & 旧モデル TS-x32Xシリーズ 両者の違いは?
よりスムーズなファイルアプリケーションのために、10GbE SFP+と2.5GbEを備えたコンパクトなNAS
中小企業向けタワー型NASとして、クアッドコア1.7 GHzプロセッサーと高速10GbE SFP
+および2.5GbE(RJ-45)ポートを搭載したモデルとなります。
フォースメディアでは、2020年9月17日に『TS-932PX』がリリースされております。『TS-832PX』は11月12日(木)リリース予定です。
TS-x32PXシリーズは、リリース済のTS-932PX (9ベイ)、TS-832PX (8ベイ)(※2020年11月12日(木)リリース予定)の2モデルがラインアップされます。HDD/SSDハイブリッドインフラストラクチャを作成する機能を提供し、アプリケーションのパフォーマンスを向上します。2つの10GbE SFP+と2つの2.5GbE LANポートを備えているため、次世代のネットワークに対応しており、帯域幅を多く消費するアプリケーションを強化し、スムーズなファイルアクセスと共有を実現します。
旧モデルのTS-x32Xシリーズも、TS-932X
(9ベイ)(※販売終了)、TS-832X
(8ベイ)(※販売終了)、2モデルがラインアップされています。
後継機『TS-x32PXシリーズ』との違いをラインナップ毎に比較していきます。
TS-x32PXシリーズ VS TS-x32Xシリーズ - - - 特長、旧モデルとの比較
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TS-932PX New | TS-932X | TS-832PX New | TS-832X |
TS-x32PXシリーズは工具不要でロック可能なドライブベイが付属しいます。このため、ドライブの取り付けが簡単で、ドライブを安全かつセキュアに保つことができます。
※3.5インチHDDはネジ不要、2.5インチSSD搭載時はネジ止めをします。
↓ TS-932PXとTS-932Xのモデル比較です。
フロント部分、パッと見では違いがないように見えますが、TS-932PXには、ロック可能なドライブベイがあります。

図 : TS-932PX VS TS-932X の比較 (フロント)
リア部分、TS-932PXでは、オーディオ出力部分がなくなり、2.5GbEのマルチギガポートが2ポート、標準装備となりました。
図 : TS-932PX VS TS-932X の比較 (リア)
TS-832PXにも、ロック可能なドライブベイが標準装備されております。フロント部分は他に違いはみられません。
図 : TS-832PX VS TS-832X の比較 (フロント)

TS-932PX New! | TS-932X(販売終了) | |
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リリース | 2020年9月 | 2018年7月 |
CPU | Annapurna Labs Alpine AL-324 クアッドコア 1.7GHz | Annapurna Labs Alpine AL-324 クアッドコア 1.7GHz |
メモリー | 標準 4GB
(1 x 4GB) 最大 16GB(1 x 16GB) スロット : 1 x DDR4 SODIMM |
標準 2GB
(1 x 2GB) 最大 16GB(1 x 16GB) スロット : 1 x DDR4 SODIMM |
フラッシュ | 512MB | 512MB |
ドライブ | 5 x 3.5”/2.5” SATA
6Gb/s HDD/SSD 4 x 2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD |
5 x 3.5”/2.5” SATA
6Gb/s HDD/SSD 4 x 2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD |
LAN | 2 x 10GbE (SFP+) 2 x 2.5GbE (2.5G/1G/100M) RJ-45 |
2 x 10GbE (SFP+) 2 x 1GbE RJ-45 |
USB | 3 x USB 3.2 Gen.1 | 3 x USB 3.2 Gen.1 |
オーディオ出力 | 無し | 1 x 3.5mm
ライン出力ジャック 1 x スピーカー |
PCIe拡張スロット | 無し | 無し |
価格 | 単体モデル :
オープン価格 HDD搭載モデル : \231,000 から (ミドルクラス 1TB x 5、SSD 256GB x 4) |
単体モデル :
オープン価格 HDD搭載モデル : ¥250,000 から (ドライブ搭載 ミドルクラス 1TB x 5 SSD 256GB x 4) |
TS-832PX New! | TS-832X(販売終了) | |
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リリース | 2020年11月12日(木)リリース予定 | 2018年7月 |
CPU | Annapurna Labs Alpine AL-324 クアッドコア 1.7GHz | Annapurna Labs Alpine AL-324 クアッドコア 1.7GHz |
メモリー | 標準 4GB
(1 x 4GB) 最大 16GB(1 x 16GB) スロット : 1 x DDR4 SODIMM |
標準 2GB
(1 x 2GB) 最大 16GB(1 x 16GB) スロット : 1 x DDR4 SODIMM |
フラッシュ | 512MB | 512MB |
ドライブ | 8 x 3.5”/2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD | 8 x 3.5”/2.5” SATA 6Gb/s HDD/SSD |
LAN | 2 x 10GbE
(SFP+) 2 x 2.5GbE (2.5G/1G/100M) RJ-45 |
2 x 10GbE
(SFP+) 2 x 1GbE RJ-45 |
USB | 3 x USB 3.2 Gen.1 | 3 x USB 3.2 Gen.1 |
オーディオ出力 | 無し | 1 x
3.5mm
ライン出力ジャック 1 x スピーカー |
PCIe拡張スロット | スロット1:PCIe Gen 2 x2 | スロット1:PCIe
Gen.2 x1 (Wi-Fi
AIC用) スロット2:PCIe Gen.2 x2 |
TS-x32PXシリーズをより快適に使うためのアクセサリー
QNAPは拡張カードをはじめ、アクセサリーも充実しています。
5GbE/10GbE
ネットワークカード
仮想化、大量のデータ転送、高速のバックアップ・復元など、帯域幅を必要とするタスクのための超高速スループットを可能にします。
※TS-832PXのみ装着可
QM2 M.2 SSD / 10GbEカード
パフォーマンスと帯域幅を最適化するためにM.2 SSDキャッシュまたは10GbE (10GBASE-T)接続をNASに追加します。※TS-832PXのみ装着可
USB 3.2 Gen2
(10Gbps)
カード
SBポートをTS-x73AU-RPに追加します。※TS-832PXのみ装着可
QSW-1208-8C
10GbEアンマネージドスイッチ
10GbE SFP+ x 4ポート、10GbE SFP+/RJ-45コンボ x 8ポートのスイッチで他社製品に比べても安価です。
RJ-45ポートはNBASE-T (10G/5G/2.5G/1G/100M)対応です。
QSW-M408シリーズ
L2 Webマネージドスイッチ
1GbE x 8ポート、10GbE (10G/5G/2.5G/1G/100M対応) x 4ポートのL2 Webマネージドスイッチです。
QSW-1105-5T
New!
5
x 2.5GbE アンマネージドスイッチ
5つの2.5GbEポートを備えたQNAP
QSW-1105-5Tスイッチは、新たなネットワークケーブルを一切必要とせずにご利用のネットワークを即座にアップグレードします。
比較/まとめ
全体的にみると、
- 標準メモリが『2GB』 → 『4GB』にアップグレードされいる
- 『1GbE』 → 『2.5GbE』 が標準装備となっている
- ロック可能なドライブトレイが標準装備となった
- 搭載モデルの価格が下がっている
の4点があげられます。
2.5GbE LANポートを標準装備にし、価格を抑えるため、オーディオ出力がなくなっているようです。
それぞれAnnapurna Labs
Alpineのクアッドコアを使用し、CPUの違いは見られません。
デフォルトで2.5GbE搭載となっております。
QNAPの2.5GbEポートは、1G、100Mとも互換性がありますので、マルチギガ化されている今なら、先行投資でいい選択だと思います。
今後リリースされるものは、デフォルトで、2.5GbE搭載が当たり前になります。
2020/10/26 NS