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| 株式会社エフカフェでは、USBメモリを主に2つの業務で使用している。ひとつは社外への持ち出し用で営業担当がクライアントとの各種データの受け渡しに使用している。もうひとつは社内でのデータのやり取り用で、デザインチームとコンサルティングチームとの間での大容量データの交換をはじめ、クライアントの各種分析レポートを社内で共有する場合などに使用している。同社の社内ネットワークは、基本的に無線LANを使用しているため、どうしても有線LANに比べるとデータ転送速度が落ちる。「デザインチームが作った数十メガ単位のデータをやり取りする場合は、無線LANを経由するよりも、USBメモリにコピーして移動したほうが迅速に行える」(住氏)とのことで、大容量化とともに高速化しているUSBメモリのメリットである。 | ![]() |
| USBメモリを利用するにあたっての危険性のひとつである盗難・紛失に対して株式会社エフカフェでは、どのような対策をとっているのかを尋ねたところ、運用面では、社内用のUSBメモリは社外に絶対に持ち出さないこと、使用する時はチームリーダーに許可を取ることで管理を厳格化し、紛失のリスクを最小限に抑えているとのことだ。社外用については、個人で紛失しないように細心の注意を払うのはもちろん、USBメモリのシリアル管理をすることで、紛失した場合にどんなデータが保存されたUSBメモリであるかを、すぐに特定できるようにしている。そしてなによりも万一、紛失しても簡単にデータが漏洩しないようにセキュリティ機能を搭載したUSBメモリを使用することである。現在、同社が使用しているエレコムのウイルス対策+パスワードロックUSBメモリ“MF-PUVTAシリーズ”は、紛失によって第三者にUSBメモリを拾われたとしても、USBメモリ内のデータにアクセスできないように「パスワードロック機能」が装備されている。この機能はUSBメモリをPCのUSBポートに差し込むと、あらかじめ設定されたパスワードを尋ねてくるもので、第三者がパスワードを知らない限り、USBメモリ内に保存されたデータを見ることはできない。 | ![]() |
| “MF-PUVTAシリーズ”は、さらに「ハードウェア暗号化機能」を装備している。この機能は、USBメモリにデータを保存するときに、自動的にAES256bitでデータを暗号化する機能である。データの暗号化には、ハードウェアによるものと、ソフトウェアによるものがある。本製品はハードウェアによる暗号化を採用しており、ソフトウェアによる暗号化より高速でかつ暗号化のための作業領域を必要としないので、メモリ容量を100%使い切ることができる。暗号化方式の「AES256bit」は、政府機関も利用するレベルで、市販のUSBメモリの暗号化機能としては、最高クラスのものである。また、「パスワードロック機能」は、面倒だからと使用者が勝手に解除できない仕様になっており、管理者は、社員がパスワードロック機能を使用しているか心配する必要がない点もありがたい。 | |
| “MF-PUVTAシリーズ”は、「パスワードロック機能」に加え、「ウイルス対策機能」を装備している。USBメモリ内にトレンドマイクロ社製のウイルス対策ソフト「Trend Micro USB Security 2.0」を搭載しており、データが書き込まれた時点で、すぐにウイルスチェックが行われる。パターンファイルについては、本製品を接続したPCがインターネットに接続できる状態であれば、自動的に最新のパターンファイルに更新され、使用者は更新作業を意識することなく使用できるようになっている。株式会社エフカフェでは社内PCにマカフィー社製のウイルス対策ソフトを導入し、社内のデータがウイルスに感染することを防いでいる。実は、エレコムのグループ会社であるハギワラソリューションズブランドには、“MF-PUVTAシリーズ”と全く同じ機能を持ち、マカフィー社製のウイルス対策ソフトを搭載した“HUD-PUVMAシリーズ”がある。そちらを使用すれば、PCと同じマカフィー社製のウイルス対策ソフトで統一することもできる。しかし、「新しいウイルスが 発見された場合に、ソフトメーカーによって対策にタイムラグがあるので、あえて違うソフトメーカーにすることで、一方の対策が遅かった場合のリスクを回避しています。」(住氏)と、あえて異なるメーカーを選択した理由を説明していただいた。もちろんPCとUSBメモリで統一することも可能で、ハギワラソリューションズブランドには、さらにシマンテック社製のウイルス対策ソフトを搭載した“HUD-PUVSAシリーズ”も用意されている。複数のウイルス対策ソフトメーカーから選択できるのは、エレコムグループのウイルス対策+パスワードロックUSBメモリだけのメリットである。また、法人向け製品であることを考慮し、ウイルス対策ソフトの更新ライセンスの期間については、1年/3年/5年の3種類を用意している。毎年の更新ではライセンス管理が面倒だという場合には、3年/5年モデルがお勧めである。“MF-PUVTAシリーズ”を導入しても、企業ではUSBメモリがウイルスを検出することは、実はまれであろう。しかし、何重にも安全対策をすることは、日常的にUSBメモリを利用することにおいて、より安心感を得られることは間違いないだろう。 |

| 社内ネットワークのPCのウイルス対策だけでは万全ではありません。あらゆる場所でウイルス感染の危険にさらされているUSBメモリをウイルス対策することで、より安全が確保されます。 | ||||||
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セキュリティUSBメモリ導入レポート 株式会社エフカフェ 様 |
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