デジタルサイネージ導入レポート

株式会社ナップス 様

【道の駅 ふじおやま様】

富士山を望む「道の駅 ふじおやま」で「エレコム らくちんサイネージ」を導入。町の魅力を伝えるコンテンツを発信中

富士山を望む「道の駅 ふじおやま」で 「エレコム らくちんサイネージ」を導入。 町の魅力を伝えるコンテンツを発信中

静岡県小山町は、県の北東端に位置し、西の端は富士山頂という自然豊かな町。この小山町を通る国道246号沿いに、2005年にオープンしたのが「道の駅 ふじおやま」様である。
国道246号は東京と沼津をつなぐ産業道路であるとともに、富士山を訪れる観光客の通行も多いため、道の駅には年間約70万人もの来客があるという。
そんな「道の駅 ふじおやま」様では、この度、レストランのリニューアルにともないエレコムのデジタルサイネージをご採用いただいた。
その運用方法や配信内容などについて、駅長の渡邊様に伺った。

多彩な観光資源に恵まれた小山町

静岡県小山町は、富士山を頂点とした富士外輪状の三国山系と、丹沢山地、そして金時山や足柄峠を含む箱根外輪山に囲まれた自然豊かな町で、童謡でおなじみの「金太郎」生誕の地としても知られている。北は山中湖、南は芦ノ湖、そして西には富士山がそびえるという、観光資源に恵まれた町である。

2020年の東京オリンピックでは、自転車ロードレースのコースにも選ばれており、町内にある富士スピードウェイはゴール地点となっている。そんな小山町を通る国道246号沿いにある「道の駅ふじおやま」様は、観光客やトラックドライバーの憩いの場として数多くの来客を集めている。

道の駅 ふじおやま

東京と沼津を結ぶ国道246号で、唯一の道の駅が「ふじおやま」様である。地元産の野菜や土産品を取りそろえるとともに、レストランや小山町の観光案内所も併設している。客層は富士山への観光客はもちろん、地元のリピーターやトラックドライバーも多く、レストランではがっつり系のメニューも数多く提供している。また、定食とカレーのメニューでは、地元産の「ごてんばこしひかり」がおかわり自由となっているのも人気の理由の一つである。

小山町の魅力を発信するデジタルサイネージ

長門市教育委員会 教育総務課 総務係 係長 椎葉様

「道の駅 ふじおやま」様では、2018年4月に施設内にあるレストランがリニューアルされたのを機に、エレコムのデジタルサイネージをご導入いただいた。

施設運営を統括されている駅長の渡邊様は小山町からの出向で、以前は観光を担当する部門に在籍されていたという。

「町をいかにPRするかということを考えたときに、美しい映像や画像を使って情報発信ができ、簡単にコンテンツを差し替えることができるデジタルサイネージはとても有効だなと以前から思っていました。ただ、小山町にはそういったものを掲出するのに適した、人が集まる主要駅などがないんです。今回レストランがリニューアルするということで、ここなら多くのお客様に見ていただけるなということで導入を決めました」

レスポンスの良さと、
パッケージングのわかりやすさでエレコムを選択

デジタルサイネージに関心があった渡邊様は、展示会にも積極的に出かけ、エレコムほか数社の担当者と商談を行ったという。

「エレコムさんは、レスポンスよく対応いただけたというマンパワーの部分もありますが、価格も含めたパッケージが2通りと明快だったこともよかったですね。“なんでもできますよ”といって、その都度お金がかかるより、“こっちのパターンはこれができていくら”というようにわかりやすい商品体系のほうが組織内での意思決定もしやすいですから」とご採用理由を語った。また、候補にあがった各社それぞれに得意不得意分野があるなか、エレコムは「バランスがよかった(渡邊様)」との声もいただいた。

調理シーンを撮影した動画に、お客様からも大きな反応

エレコムの「らくちんサイネージ」では、コンテンツ作成から設置・保守・配信代行などデジタルサイネージの導入に必要なメニューをパッケージ化して提供している。今回制作したコンテンツは、動画や画像、説明文といった素材をご提供いただき、エレコム側が編集したものだ。内容は、施設の紹介、周辺の観光情報、レストランのメニュー、おすすめのお土産といったもので、地元出身のタレントも登場するなど楽しいコンテンツに仕上がっている。お客様からの反響も大きく、調理の様子を動画で紹介した「金太郎パワー焼肉丼」は、配信後売上も伸びたのだという。

  • 地域の名所や観光スポットを、到達時間とともに紹介。
  • レストランの人気メニューを楽しく紹介。
  • 地元でしか味わえない特産物を紹介。

フレキシブルに使えるよう、可動式スタンドを選択

長門市教育委員会 教育総務課 総務係 係長 椎葉様
可動式スタンドに設置された
デジタルサイネージ。

「道の駅 ふじおやま」様では、今回導入された49インチの液晶モニターを壁に固定せず、あえて可動するタイプのスタンドに設置されている。

「今後、レストランで特定の団体様向けのコンテンツを配信したり、レストランの入り口で集客のために配信したりすることなども考えて、あえて可動スタンドにしました」と渡邊様。

「例えば、海外の団体客様がいらっしゃったときに、その国の言語で小山町の情報を配信することも想定しています」

外国人旅行客の増加も見据え、多言語化も視野に

2020年の東京オリンピックに向けて、国内の観光地ではさらに海外からのお客様が増えてくることが予想される。渡邊様は、デジタルサイネージの重要性はさらに高まってくると語る。

長門市教育委員会 教育総務課 総務係 係長 椎葉様
「道の駅 ふじおやま」
駅長 渡邊さま

「道の駅には小山町の観光案内所が併設されています。そのような場所で、例えば近隣の観光スポットを短い動画などで、多言語で説明できるタブレットがあってもいいですし、レストランでメニューの紹介をするような端末があってもいいですね。ムスリムの方向けのハラルフードや、ベジタリアン、ビーガンの方向けの情報なども発信する必要も出てくると感じています。今回はミニマムな形から、1台でスタートしたサイネージですが、今後町内のさまざまな観光スポットで活用されるきっかけになるのではないか感じています」

富士山という、日本を代表する観光名所を持つ小山町。そこで始まったデジタルサイネージによる情報発信は、今後さらに進化し、この地を訪れる観光客に町の魅力を発信し続けていくことだろう。