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NAS導入レポート 株式会社ルクレ 様
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レポート | 株式会社ルクレ様

※2014年4月現在の情報です。
監視カメラソフトウェア “アロバビュー”とロジテックNASでシンプルで使い明日い監視カメラシステムを提供

高い実績を誇る監視カメラ向けの映像管理ソフトウェアやWebサイトを運営する株式会社ルクレ

テレビのニュースやインターネットの映像サイトで、監視カメラの映像を目にする機会が近年非常に増えている。今や監視カメラの映像は犯罪検挙や事故などの原因究明に欠かせない存在になっている。そんな監視カメラにアナログカメラよりも高品質なネットワークカメラを利用した場合に必要になる「監視カメラソフトウェア」を開発・販売しているのが株式会社ルクレである。

株式会社ルクレは、1995年に富士通株式会社の社内ベンチャー制度を利用してスタートした企業だ。企業理念に「デジタルに魂を込めるモノづくりを」を掲げ、映像・画像に関連するソフトウェアの開発・販売や、Webサイトの運営などをおもな事業としている。監視カメラソフトウェア“アロバビュー”をはじめ、業界トップシェアの工事写真管理ソフトウェア「蔵衛門御用達」といったソフトウェアの開発・販売、画像管理のノウハウとインターネットを融合したWebサイトの運営、さらにはAndroid情報サイト「アンドロイダー」を運営し、最新アプリの紹介や端末情報などを提供している。

監視カメラソフトウェア“アロバビュー”は2005年に発売を開始、複数のネットワークカメラの映像をまとめて録画・管理できるソフトウェアである。VMS(Video Management Software)市場において、6年連続で国内販売実績No.1※を誇り、大小さまざまな現場に導入されている。今回は、“アロバビュー”に携わるコアプロダクト部プロダクトマネージャー 山本真司様、同部プロダクトチーフ 丸藤雅也様、広報部 阿部雅美様に、ネットワークカメラ市場に関するお話や、“アロバビュー”の魅力、中小規模向け案件で利用されている「ロジテックのコンパクトNAS」について伺ったお話をまとめた。

※テクノ・システム・リサーチ社「2013年版 ネットワークカメラ国内市場のマーケティング分析」調べ

監視カメラはアナログからデジタルへ、ネットワークでつないでソフトウェアで管理する時代

アナログカメラの場合、カメラ〜監視モニタ・レコーダーの間を1対1で同軸ケーブルを使って結ぶ方式が一般的だ。一方、ネットワークカメラの場合はLANケーブルで結ぶため1対1である必要はなく、複数のカメラもハブを使ってケーブルを1本にまとめることが可能だ。大規模かつ敷設工事が伴う案件では、インフラ工事におけるネットワークカメラのコストメリットは明らかである。しかしながらアナログカメラに比べてネットワークカメラは2〜3倍と高価であったため、4、5年前までは9:1で圧倒的にアナログカメラを使ったシステムのシェアが高かった。

それがここ数年で大きな変化を見せている。2012年度にはネットワークカメラの販売台数が30万台となり、アナログカメラと同等になったのだ。現在でもネットワークカメラのほうが割高な価格ではあるものの、アナログカメラとの価格差が縮まったことで、工事費を含めたトータルでのコストメリットが得られるようになり、さらには他のシステムと連携できる運用面でのメリットが評価されている。そしてネットワークカメラが選ばれるようになった最大のポイントが「デジタルによる圧倒的に鮮明な映像」を提供できることだ。

私たちがテレビのニュースや新聞記事で目にするアナログの監視カメラの映像といえば、非常に不鮮明であるという印象が強い。標準120分のVHSテープにコマ落としで何百時間も録画し、さらにそれを繰り返すのであるから画質が悪いのも当然である。一方、地上デジタル放送や家庭用デジタルビデオカメラの映像を見ると、アナログ時代の映像に比べて格段に鮮明で、誰もがデジタルのほうが良いと感じる。監視カメラの世界でも、新たに導入するのであれば、鮮明なデジタル画像のほうが良いと考えるお客様が増え、2013年にはついにネットワークカメラの販売台数がアナログカメラを上回るに至ったのだ。今後も監視カメラ市場は、毎年15〜20%の伸び率が予想されるが、アナログカメラの需要は横ばい状態で、伸びしろはネットワークカメラの需要になると予想され、時代は完全にネットワークカメラへと移行してきている。そのネットワークカメラにとって必要になるものが「管理ソフトウェア」と「レコーダー」であり、管理ソフトウェアの代表格が“アロバビュー”である。

ソフトウェアで管理できることで利便性が向上高い信頼性と抜群の使い勝手を誇る“アロバビュー”

“アロバビュー”は、カメラの運用はもちろん、映像の録画からデータの活用までをトータルで管理できるソフトウェアだ。最大の特長が高い信頼性と導入実績である。2005年の販売開始から現在まで幅広い案件で導入され、1,000〜4,000カメラ単位の大規模な導入事例が多数ある。工場やプラント、鉄道のように、監視カメラシステムの万一の障害発生が操業や運行に大きな影響を与えかねない現場でも、安定した運用実績を誇っている。一方でカメラがたった1台のような個人の環境まで対応するなど、幅広い実績がソフトウェアの信頼感を高め、6年連続で国内販売実績No.1という結果をもたらしているといえよう。

もうひとつの特長は操作が簡単で抜群の使い勝手であるという点だ。カメラメーカーに依存しない国内自社開発のソフトウェアで、さまざまなカメラメーカーの300機種以上のネットワークカメラに対応している。マニュアルを読まなくても見たい映像を直感的に選択・操作できる管理画面は、オペレーターの使い勝手に合わせてカスタマイズもできるようになっている。あらかじめスケジューリングされた時間帯の録画だけでなく異常(イベント)が発生した時の前後の時間帯のみを録画することも可能だ。イベント発生前後の映像をしっかりと記録しながら、無駄な映像は保存しないのでHDDの消費容量を大幅に節約できる。

録画した映像の検索もスムーズだ。マウスでカレンダー上の日付や時間を指定し、表示されたサムネイルから選択するだけでよい。ビデオテープのように時間をかけて目的の日時までテープを送る必要がなく、見たい映像にすぐさまアクセスできる。

実際の現場でも、パソコンに不慣れなオペレーターが当初は操作に不安を持っていたが、思った以上に操作が簡単で使いやすいと高評価を得ている。以前は事案が発生した時だけ映像を確認していたが、アロバビューを導入して以降、ちょっと気になることがあるたびに、すぐに映像をチェックするようになった。

また、タイムラプスビデオでは録画テープが1本しかないために、映像の確認に長時間を要し、それにともなう人件費がかさんでいた。“アロバビュー”なら、録画データはレコーディングサーバーに保存されるので、ネットワーク上の複数のパソコンで同時に閲覧することが可能である。複数の人間が同時にスムーズにチェックすることで、時間の短縮と人件費の大幅圧縮を実現し、年間で1億円以上の経費を節減できた事例もあるとのことだ。このほか事件が発生した場合など、アナログ時代はテープをまるごと警察に提出したり、現場で画面を撮影してもらう必要があったが、今では必要な部分をファイル単位でコピーしてUSBメモリなどで簡単に提出できるようになった。ネットワークカメラと“アロバビュー”は、監視カメラの世界を大きく変えてきたのである。

無料の「アロバビュー フリー版」とロジテックNASで小規模の案件にも導入しやすいパッケージモデルを用意

株式会社ルクレでは、従来は100台単位の案件に注力していたが、ネットワークカメラ市場の裾野の広がりに合わせて、2013年からは、カメラ20台未満の中小規模向けの案件にも注力することとなり、2つの取り組みを開始した。

ひとつは「アロバビューフリー版」の提供である。使用できるカメラが10台(※)まで、ノンサポートであるという制約を除けば、有償である「アロバビュー プレミアム版」のレコーディングサーバーと同等の機能が無償で利用できるうえ、利用期間の制限もないという思い切ったものだ。ここまで思い切ったフリー版を提供する目的は、従来アナログカメラのシステムを扱っていた施工業者や販売店などの顧客にフリー版を体験してもらい、ネットワークカメラの鮮明な映像や“アロバビュー”の魅力を理解してもらおうというわけだ。

※発売当初の台数となります、バージョンアップにより、使用できるカメラは2台までとなります。

もうひとつは “アロバビュー”をインストールするサーバーを、小規模な案件に適したNASにして、導入が容易で安価なパッケージモデルを用意することだ。しかしながら同社はこれまでハードウェアを扱っていなかったため、新たに調達先を見つける必要があった。そんな中、2012年末に取引先の紹介が縁で、エレコムが扱う「ロジテックNAS」に出会う。ロジテックNASは、Windows系のサーバーOS搭載NASとして実績があるうえ、コストパフォーマンスも良く、専用のNVRに比べ10万円以上の価格メリットが生まれた。大きさも非常にコンパクトで、ショップなどスペースがない現場でも置き場所に困らないサイズだ。“アロバビュー”との組み合わせによる検証結果も満足度が高く、ロジテックNASとのパッケージ化が決まった。“アロバビュー”の信頼性と実績を重視する同社にとって、同様に高い信頼性と実績を持つロジテックNASとの組み合わせはベストマッチであった。

そしてなによりエレコム側の担当者の対応に、ともにこの市場に取り組んでいけると確認できたことが大きかった。こうして2013年7月からパッケージモデルの提供が始まり、2014年にはサポート付きの“アロバビュー”をプリインストールしたNAS本体の出荷も予定されている。この連携により監視カメラという新たな市場に向けてロジテックNASの提供が可能となった。

「アロバビューフリー版」の申込み事業者はすでに数百社に上り、“アロバビュー”の使い勝手の良さや、ネットワークカメラによる映像の鮮明さに、驚きの反応が返ってきている。

こうした営業戦略に加え、新たなる取り組みも始まっている。フリー版のサポート対策としてWeb上でのフォーラム設置など「アロバビュー オフィシャルパートナー制度」を開始し、施工業者や販売店をフォローしていく。また、スマートフォンやタブレットで監視カメラの映像をモニタリングしたり、スマートフォンのカメラをネットワークカメラとして利用するといった機能に加え、スマートデバイス向けの機能のさらなる充実を目指す。ネットワークカメラは、さまざまなシステムとの連携が可能なことから、人の流れの分析やマーケティングでの活用も期待され、将来はビッグデータの一端を担うシステムとしても注目されるだろう。

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  • カメラごとに録画スケジュールの設定が可能、録画映像を簡単に検索・再生
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※発売当初の台数となります、バージョンアップにより、使用できるカメラは2台までとなります。

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4台クラスのお勧めモデル
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Windows Storage Server 2008 R2搭載
ミラーリング対応
HDD×2台
アロバビューフリー版搭載

株式会社ルクレ
設立:1995年9月20日 本社:東京

株式会社ルクレ WEBサイト : http://lecre.jp/
アロバビュー製品サイト : http://www.arobaview.com/

映像・画像に関連するソフトウェアの開発・販売や、Webサイトの運営などをおもな事業としている。運営サイト「アンドロイダー」で開催されたオーディションで選ばれたアイドル社員「種ちゃん」が在籍するなど個性あふれる会社である。

今回、取材に応じていただいた、左から株式会社ルクレ コアプロダクト部プロダクトマネージャー 山本真司様、同部プロダクトチーフ 丸藤雅也様、広報部 阿部雅美様。






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