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NAS導入レポート 株式会社NTTデータNCB 様
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株式会社NTTデータNCBは西日本銀行の情報システム部門が1985年に独立した西銀コンピューターサービス株式会社を前身とするシステムインテグレーターである。2006年にNTTデータの資本参加を受け、現在の組織が誕生した。金融システムでの経験から来る高い信頼性とNTTデータのノウハウや最新技術を活かし、地域ユーザーの発展に貢献している。その活動範囲は福岡を中心として九州一円に拡がっている。
同社は大きく分けてバンキングシステムとビジネスソリューションの二つの事業本部からなっている。ルーツとなる銀行業務はもちろん、近年は一般企業にサービスを提供するビジネスソリューション事業本部の成長が著しい。同事業本部が注力しているのが仮想化ソリューションである。
同社は2006年から、九州でもいち早く仮想化技術に取り組み始めた。今年に入って一段と仮想化に関する案件が増えたという。特にSMB(Small and Medium Business)と呼ばれる中堅・中小企業に仮想化を導入する環境が整いつつあるという。
SMBに対して仮想化ソリューションを提案するときに大きな負担となるのがバックアップ体制である。この問題に対し、業界標準の仮想化ソフトVMware vSphere 4とロジテックのラックマウントNAS「LSV-5S1000/4R」の組み合わせによるバックアップ体制は大幅なコスト削減の可能性を秘めている。今回はVMwareおよびロジテックNASの動作検証を行っていただいた同社 ビジネスソリューション事業本部 第一開発統括部 スペシャリスト古賀勝氏にお話を伺った。 |

同部署では顧客に対するサービスの提供だけでなく、社内システムの構築にも関わっている。VMwareについてはインテグレーターとしてだけではなく、ユーザーとしても使用している。このため、顧客に対して実感を伴った提案ができるそうだ。
「本格的に仮想化に取り組み始める前は、実用になるのか疑問でした」(古賀氏)。しかしVMwareを使ってみてその印象は払拭された。実用的な速度で動作するだけでなく、仮想化は今まで課題となっていた問題をクリアできる可能性を秘めていたのである。
仮想化とは物理サーバ上にソフトウェアで仮想のサーバを構築する技術である。VMwareでは仮想的に構築するサーバのスペックを比較的自由に設定できる。
このため古いOSも仮想的に構築できる。これはシステムの延命という仮想化の大きなメリットのひとつだ。システム延命のニーズとしては次のような状況が考えられる。
一つは古い環境に合わせて作られたシステムのバージョンアップにコストがかかってしまう場合。システムそのものは支障なく動作するのに、対応する機器が入手できないためにバージョンアップを迫られる。
またシステムを新OS対応バージョンにするとライセンス料が発生するため、旧バージョンを使いたいというニーズもある。この場合は新しい機器が古いOSをサポートしないため、バージョンアップを迫られることになる。
これらのニーズは仮想化技術で対応できる。古いOSやシステムに対応する仮想サーバを用意すれば、入手しやすい機器を使った物理サーバ上で従来のシステムを稼働させられる。仮想化によりコストの節約ができるのである。
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システムの大幅な改修を迫られる状況はSMBには死活問題となる。その回答としてVMwareによる仮想化は非常に有力である。いくつかある仮想化システムの中で同社がVMwareを中心に据える理由は、技術力や実績、ブランドイメージの他、「移行ツールがしっかりしている」(古賀氏)点が挙げられる。従来の環境から仮想化環境に移行する手段が手厚くサポートされているのが魅力となっている。
しかし、仮想化の導入にもコストはかかる。最終的には節約になると分かっていても、イニシャルコストが大きいと導入の足かせとなる。
特に問題となるのはバックアップシステムである。バックアップソフトは仮想サーバにもサーバごとのライセンス料がかかることが多い。高性能なストレージ機器はかなり高価である。バックアップは重要だが、あくまで保険である。コストがかかりすぎては本末転倒になってしまう。
そこで注目を浴びつつあるのがVMwareの機能「VMwareData Recovery™」である。これはvSphere EnterprisePlus、Advanced、およびEssentials Plusの各エディションに標準添付されるオプションだ。役割は仮想サーバを丸ごとバックアップすることである。Data Recoveryが標準で付いているエディションであれば、別途バックアップソフトを用意しなくてよいのである。
NAS「LSV-5S1000/4R」でData Recoveryのバックアップができれば、導入コストは大幅に削減できる。「ハードだけの価格で言えば1/10程度に抑えられる」(古賀氏)。
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今回検証していただいたのはVMwareのバックアップ機能Data Recoveryと、そのバックアップ先としてのロジテックNASの動作についてである。同社で業務に使用している仮想化環境に導入して使っていただいた。バックアップしたサーバは計算受託サービスを行っている仮想サーバ複数台分である。Data Recoveryの機能によってフルバックアップからその後の差分バックアップなどを行った。
結果は「全く問題なく動作しました」(古賀氏)とのことだ。同じ環境でハイエンドなストレージ機器を使った場合とも比べた。フルバックアップのスピードでは差が出たものの、価格差を考えたコストパフォーマンスでは十分だという。差分バックアップの場合は、性能差が出にくくなる。さらにData Recoveryはいくつも並列で動作できるため、性能が必要なら数で補うこともできるとのことだ。
また導入時の設定も何の問題もなくできたそうだ。「設定の難易度が低く簡単に導入できるため、SMBのユーザーに対してお勧めできる」(古賀氏)。
同社では過去にLinuxを搭載したNASでも検証を行ったが、ファイル権限などに互換性の問題があり実用には厳しいと判断していた。ロジテックのNASであればWindowsベースのOSを搭載しているため、互換性の問題が発生せずに安心して使用できた。
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今後仮想化の普及が見込まれるSMBユーザーにとって仮想サーバのバックアップにかかるコストは足かせになりかねない。そのようなシーンでMwareのData RecoveryとロジテックNASの組み合わせは、コスト以上のパフォーマンスを発揮する強力なソリューションと言えそうだ。今後の展開をお聞きしたところ、「九州の仮想化トレンドは当社が作り出します」(古賀氏)と力強く語っていただいた。
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株式会社NTTデータNCB
http://www.nttdata-ncb.co.jp/
設立:1985年1月26日
代表取締役社長:菊田道夫
銀行システムの全面アウトソーシングおよび一般法人向けシステムの開発・運用の2つをおもな業務とする。福岡を中心として九州一円に、地域に密着したサービスを展開している。 |
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今回の取材にご協力いただいたビジネスソリューション
事業本部 第一開発統括部 スペシャリスト 古賀勝氏。 |
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