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無線LAN導入レポート 佐倉市立白銀小学校 様、佐倉市教育委員会 様

無線LAN導入レポート - 無線アクセスポイント

佐倉市立白銀小学校様・佐倉市教育委員会様

【佐倉市立白銀小学校様・佐倉市教育委員会様】

タブレットを使った授業をサポートするため、無線アクセスポイントを校内に設置

タブレットを使った授業をサポートするため、無線アクセスポイントを校内に設置

タブレットと無線APで、授業の内容がより多彩に

千葉県佐倉市は、都心から東へ約40キロメートル、成田空港から西へ約20キロメートルの距離に位置し、市の北部には印旛沼があるなど、豊かな自然が広がっている地域である。江戸時代には城下町として栄え、そのなごりは武家屋敷や旧跡などを通じていまでも感じることができる。

今回取材に訪れた佐倉市立白銀小学校は平成16年に開校。当初より、保護者・地域住民・教職員の代表で組織された学校運営委員会を設置し、地域コミュニティーの核となる学校を目指している。

同校では、開校時からICT教育に取り組み、デスクトップPCを備えたパソコン室を利用した授業が行われてきた。昨年、PCをWindowsタブレットに全面的に入れ替え、より機動力を生かした運用が可能になったという。

また、昨年秋、無線アクセスポイント(AP)の更新にあたり、エレコム製無線APを導入いただいた。さらに、佐倉市では小中学校の全ての教職員用として、エレコム製セキュリティUSBをご採用いただいた。 

今回は、白銀小学校教頭の水嶋先生、同じく情報教育を担当されている馬場先生、そして佐倉市教育委員会学務課の曽田氏に、これらの機器をどのように運用されているのかについてお話を伺った。

  • 教室内無線AP
    校舎内のオープンスペースにも、無線APを設置。

授業中の調べ学習などで、無線APを通じてタブレットを活用

現在白銀小学校に導入されているのは、Windowsタブレット40台。パソコン教室で使う時は、マウスとキーボードを用いることもある。では、実際にどのように子供たちは使っているのだろうか?

「基本的には、授業の中で必要なことをインターネットで探す『調べ学習』に用いています。また、理科の植物観察などで写真を撮ったり、体育のマット運動のフォームを動画で撮ったりというようなことも行っています」と語るのは馬場先生。

「児童のノートを撮影して、それを大きなスクリーンにプロジェクターで投影するといったこともあります。一人のノートをみんなで共有するというのはいままでできなかったことです」と水嶋教頭。体育の授業を拝見したが、子供たちはみな手慣れた様子でタブレットを操り、自分のマット運動の動きを再生して、気づいたことをノートに書き留めていた。このような授業があれば、自分の欠点や修正点をより客観的に理解できるだろう。

同校では、各教室の他、校舎内のオープンスペース、体育館、図書館などに無線APを設置しており、インターネットを利用しやすい環境がある。反面、便利な環境だけにネットリテラシーの問題も気になるところである。同校では、段階的にマナーを教え、5、6年生には外部から講師を呼んで情報モラル、マナーなどについて携帯電話も含めて講習を受けた。中学校に進むと、さらにSNSとの付き合い方など一歩進んだ内容になるという。

  • マット運動の様子を動画で撮影してもらい、後に再生して「気づき」を書き留めていく授業を実施。
  • 放課後に行われたパソコンクラブの授業風景。

災害発生時には避難場所となる体育館にも無線APを設置

先述したように、地域とのつながりを大切にしている白銀小学校は、災害発生時には地域住民の避難場所に指定されている。そのため、防災倉庫や太陽光発電設備、雨水利用設備などが備えられている。さらに、避難住民が使えるよう体育館には無線APが2基設置されている。

(※写真)災害発生時には、普段はステルスモードにしている「ゲストWiFi機能」のSSIDとパスワードを公開し、被災者に対してフリーWiFiスポットの提供が可能となる。

市内小中学校の全教職員が、
エレコムのセキュリティUSBメモリを使用

USBメモリにつきまとう、盗難・紛失・ウイルス感染の危険を低減

USBメモリは、手軽に大容量のデータを持ち運べるデバイスとして人気のメディア媒体である。しかし、便利な反面、盗難・紛失といった事態が発生した場合、その損失は計り知れないものがある。

もう一つの危険が、ウイルス感染である。ウイルス対策がしっかりと管理された社内や学校内のPCでのみ使用するなら、大きな問題にはならないかもしれないが、個人の自宅用PCや出張先のホテルのPC、ネットカフェのPCとなると、ウイルス対策がどこまで施されているか、ははなはだ怪しいといわざるを得ない。

エレコムのセキュリティUSBは、パスワードによりユーザー認証を行うとともに、書き込みデータはAES256bitに自動で暗号化されるため、重要なデータを他人に見られるリスクを極限まで低減することができる。また、ウイルスチェック機能を持つため、感染したファイルは自動的に隔離・排除が行われることが特長である。

書庫での一括保管など、厳重な管理を実施

佐倉市立 白銀小学校教頭
水嶋 様
佐倉市立 白銀小学校教諭
馬場 様

佐倉市では、昨年市内小中学校34校の教職員の業務用としてエレコムのセキュリティUSBメモリをご採用いただいた。そこで、白銀小学校の水嶋教頭に運用の状況について伺った。

「近年、情報管理ということが非常に重要視されていますので、USBメモリについても金庫で管理しています。さらに外部に持ち出す際は、上司の許可を得たうえで、持ち出し簿に記録します。セキュリティに関しては信頼しておりますので安心できるのですが、怖いのが人為的なミスによる紛失などです。そのあたりは十分気を付けるよう指導しています」

市を挙げて、小中学校でのICT教育を推進

白銀小学校をはじめとする、佐倉市内の小中学校において学習環境を整えるための各種備品の購入などを担当する、佐倉市教育委員会学務課の曽田様に、同市のICT教育に対する考え方などを伺った。

「当市では、来年度で全小中学校にタブレット端末を導入予定です。元々WindowsのデスクトップPCを基盤に環境を整備していましたから、タブレットもWindowsのものにしました。マウスとキーボードをつなげば、基本的にはパソコンと同じように使えますから」

佐倉市教育委員会 学務課
曽田 様

今回無線APとセキュリティUSBメモリのリニューアルに際し、エレコム製品をご採用いただいた理由を伺うと、「セキュリティの強固さがポイントになった」(曽田様)と評価をいただいた。

今後のICT教育の取り組みについては、「電子黒板の充実を図っていきたい」との答えが返ってきた。

「国の補助金があったので各校1台ずつは持っているのです。ところが、かなり重いためフロアをまたいで使うことが難しい。ですから、各階に一台ずつ欲しいという要望が多いですね」(曽田様)

電子黒板といえば、PCやタブレットと連携させてクラスで情報を共有できることが最大の特徴である。こういった声が現場から上がってくるということは、佐倉市ではICTがすでに授業の現場で欠かせないものになっているといえるだろう。

ご採用実績 / 製品紹介

  • 手軽に導入できる法人向け無線アクセスポイント
    11ac 対応法人向け Webスマートモデル
    WAB-S1167-PS
    ・2014年夏 23校分として749台導入済
    ・2015年夏 3校分として130台導入済
    ・2016年夏 残り8校の入れ替え分として導入予定
  • セキュリティUSB3.0
    (トレンドマイクロ版ウイルス対策機能付き)
    セキュリティUSBメモリ
    MF-PUVT302GA5
    ・市内小中学校34校の教職員の業務用として800本を導入
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