エレコム インダストリアルPC エンベデッドソリューション

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その他

生産性向上・業務効率改善の一環としてサーバーの
バックアップ用途にWindows NASを導入
[鉄建建設 株式会社様]

事例サマリー

鉄建建設株式会社様は、1944年に設立された創立70年以上の歴史を持つ総合建設会社である。トンネルや高架橋などの鉄道土木工事、駅舎や国鉄宿舎などの鉄道建築工事を得意分野として発展。現在では、鉄道工事のトップランナーとして鉄道工事分野はもちろん、道路や橋梁、マンションや学校、病院など一般土木・建築工事にも多数の実績を持っている。

近年の著名なプロジェクトとしては、東京駅の改良工事、北陸新幹線・北海道新幹線のトンネルや橋梁なども多数手がけている。

同社では、社内メインサーバーのバックアップ用途としてエレコムのグループ会社であるロジテック製のWindows NASを導入いただいた。今回は、その経緯や運用状況などについて、同社情報システム部長の信清氏、担当部長の田中氏に話を伺った。

上野東京ラインにおける、東京〜上野駅間の線路改良・高架橋新設工事を担当。

ICTの活用による業務の効率化が求められる土木・建築業界

あらゆる業界で進む、ICT活用による業務の効率化。土木・建築業界では、国交省の主導により「i-Construction (アイ・コンストラクション)」と名付けられた取り組みが2016年度から開始されている。これは、建設現場の生産性を向上させるために業務フローの中に積極的にICTを取り入れようというものである。
国土交通省が進めるi-Construction(アイ・コンストラクション)

2015年11月に国土交通省により発表された取り組みで、「建設現場の生産性向上に向けて、測量・設計から施工、さらに管理にいたる全プロセスにおいて、情報化を前提とした新基準を2016年度より導入する」というもの。構造物の3次元モデルを使って設計・施工を行うCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)や、ドローンやロボットを使っての構造物の点検・補修など、さまざまなICT関連の設計・施工・維持管理技術を用いて、生産性の向上を目指す。

鉄建建設様においても、中期目標に「生産性の向上」を掲げ、情報システム部と土木本部、建築本部が一体となりICTの導入を推進している。必然的に扱うデータ量は増加していく。
今回メインサーバーのバックアップ用途にNASの4台を導入されたのも、生産性の向上を図るためである。
「これまでは、バックアップは磁気テープストレージで運用していたのですが、テープの交換作業などがあり効率が悪かったのです」と話すのは情報システム部の田中担当部長。NASの導入を決め、数社の機器を検討されたのち、ロジテックのWindows NASをご採用いただいた。
採用の決め手となったのは、「サポートの手厚さ」だという。
「これまで、エレコム製のセキュリティUSBメモリやアクセスポイントを導入してきましたが、導入前にも機器について尋ねやすかったですし、導入後のサポートに関してもディーラーと一緒になって直接対応してくれました」(田中氏)
性能と価格のバランスもよかったと話すのは、情報システム部を統括する信清部長だ。
「いいものはお金を出せばいくらでもあると思うのですが、現在使っているサーバーの用途を考えると、ものすごく強力なバックアップ装置でなくても対応できるという面もあったのです。そういった点で、ロジテックさんのNASが適材適所だったと思います」
現在、特に問題なくNASの運用をされているという鉄建建設様。「今後もサーバーを増設するごとにNASを併せて導入していきたい」(田中氏)とお考えである。

アクセス権の管理のしやすさからWindows NASを選択

今回採用になったNASはOSにWindows Storage Serverを搭載しているタイプである。Linux搭載タイプもあるが、それは検討しなかったという。その理由について田中担当部長は、「社員はWindows PCを使用しており、Windows NASの方がアクセス権の設定がしやすいですよね。あと、AD(Active Directory)連携できるということも大きい」と、大人数がアクセスする場合の管理のしやすさを理由にあげた。
Windows Storage Server NASとLinux NASの違い
ロジテックNAS
Windows Storage Server
構成がシンプルで使いやすい反面、汎用性はなく、決められた用途として利用される。専任の管理者がいない中小企業のシステムから大企業の部門別ファイルサーバ向き
  • 高機能だが比較的高価な価格帯
  • Active Directoryに完全対応
    ただしADサーバとしては利用できない
  • Windows OSなので、Windows
    クライアントとの高い親和性を発揮
  • OSのインストールが不要で
    追加コストがかからない
  • クライアント数に応じたCALが不要で
    追加コストがかからない
  • ノートPCクラスのCPU、メモリを搭載し、
    20台レベルの同時アクセスも問題なし
  • ウイルス対策ソフト、バックアップソフトなど
    ストレージ管理ソフトをインストールした運用が可能
Linux NAS
低価格で部門サーバやバックアップ向き。大量の同時アクセスや、大規模ネットワークには不向き。対応ソフトの種類に制限がある。
  • 導入しやすく、お求めやすい価格
  • Active Directory機能に一部のみ対応、
    登録数などに制限がある
  • 独自のLunux OSなので、ファイルの
    日付情報が変更されるなどの問題も
  • OSのインストールが不要で
    追加コストがかからない
  • クライアント数に応じたCALが不要で
    追加コストがかからない
  • CPU、メモリなどハードウェアが
    低スペックで、同時アクセスに弱い
  • インストールできるソフトウェアに
    制限がある

3年前にはエレコムのセキュリティUSBを導入

個人所有のUSBメモリからの情報漏えいやウィルス感染への対策として、3年前にエレコム製セキュリティUSBを導入された鉄建建設様。USBメモリによる社内外におけるデータのやりとりは、このセキュリティUSBメモリのみを使用することが義務づけられている。

「当初は、現場から取扱いが面倒だとの反発もありましたが、次第に慣れていきました。これによって会社のセキュリティが保てるわけですから、大いに助かっていますよ」と同席した広報部課長の前田氏は語る。

鉄建建設様の「コーポレートレポート2015」にも
エレコム製セキュリティUSBメモリが紹介されている。

同社では、セキュリティ対策について「常に先を見越して、必要な対策をとる」(前田氏)ことの必要性を実感されている。ロジテックのNASは、NAS自体にセキュリティソフトをインストールできるため、万が一ウィルスが侵入した場合もすぐに対応できることが特徴である。このことが機器採用の主な要因ではなかったというが、安心感にはつながっている。

「当社ではウイルスバスターコーポレートエディションを入れています。思わぬ経路で感染する可能性もゼロとはいえないので、セキュリティ面での信頼度は高まっていると思います」(田中氏)

今後もICT化をさらに推進

急速にICT活用へのニーズが高まっている土木・建築業界。鉄建建設情報システム部様でも、いかに最新の情報をキャッチし生産性の向上を図っていくかということが大きな課題となっている。
「私たちの各部門で必要となる業務の効率改善や省力化に、いかにICTが貢献できるのか、タブレット端末やスマートフォンといったスマートデバイスの利用も含めてその活用を考えているところです。エレコムさんには、今後ともさまざまな提案を含め、ご協力いただければと思います」(信清氏)
  • 鉄建建設 情報システム部長
    信清 様
  • 鉄建建設 情報システム部
    担当部長 田中様

サーバーラックに収納でき、スペース効率にも優れるロジテック製Windows NAS(写真は2台)。

システム運用イメージ

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