EL34-048
2018.06.25
センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム COI東北拠点の中核機関として参画決定~東北大学と共同研究を実施 空気圧を使わない腕時計型血圧推定計の開発を開始~
エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、国立研究開発法人「科学技術振興機構」が実施するセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムにおける、COI東北拠点の中核機関として参画することを、この度決定しました。今後当社は、東北大学 流体科学研究所の早瀬教授と共同研究を進め、脈拍数センサー搭載スマートウオッチでの日常連続血圧推定計※の開発を開始いたします。
※現段階における血圧推定計の研究では、医療機器ではなく健康管理機器として使用することを目的にしています。
COI東北拠点では、「はかる」(測る、計る、量る)、「わかる」(解る、分かる、判る)、「おくる」(送る(自助)、贈る(共助))をコンセプトに、超小型かつ高性能で安全なセンサーを活用した「自助と共助のバランスが取れた社会」の実現を目指しています。当社もその理念に則した未来の暮らしを目指し、共同研究・製品開発を行ってまいります。

開発/研究内容
- ・脈拍数の計測値と循環系の流体力学モデルから連続血圧推定を行う新しいアルゴリズムを開発。
- ・1日の連続血圧推定値を年単位で記録し利用できるしくみを構築。
- ・日常連続血圧推定の検証実験を実施し、血圧推定手法の有効性を検討。
- ・脈拍数センサーを搭載したスマートウオッチによる日常連続血圧推定計を開発。
- ・腕時計式連続血圧推定計のプロトタイプを開発して参画企業へ提供。
⇒ 最終的には、日常連続血圧推定による行動変容へと導いていく。
<センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムとは>
文部科学省が平成25年度に開始した「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」では、10年後の社会で想定されるニーズを検討し、そこから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしのあり方(以下、「ビジョン」という。)を設定。このビジョンを基に、国立研究開発法人「科学技術振興機構」が、10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発を最長で9年度支援するプログラム。(現在6年目)現在全国に拠点が広がっており、この度当社はCOI東北拠点の中核機関として参加することが決定。(http://www.coi.tohoku.ac.jp/index.html)
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