エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、当社Linux NAS"NSB-5A・7Aシリーズ"にスナップショット機能に対応したファームウェアを、2020年4月下旬より提供開始することをお知らせいたします。
「スナップショット機能」を利用することで、予期しないトラブルや誤操作でのデータ損失、またランサムウェアなどによる攻撃でデータを損失した状態でも瞬時に任意のポイントにデータの復元を可能にします。スナップショット機能を使用してデータを復元することで、バックアップデータをコピーして復元することよりも迅速に復元することが可能となり、業務のスムーズな復旧、継続に貢献します。
スナップショットを撮った時点のストレージの状態を記録し、誤ってファイルを削除したり、上書きしてしまった場合でもスナップショットを撮った時点の状態に復元することができます。
一般的なローカルバックアップ | スナップショット | |
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保存場所 | 外付けHDDなどの外部ストレージ | NAS本体のストレージプール |
容量 | 元データ(オリジナル)+各世代のバックアップの合計容量 | 元データ(オリジナル)+元データの1~2割の合計容量 |
復元 | 容量に応じた復元時間がかかる | 指定したポイントに瞬時に復元 |
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撮影されたスナップショットはスナップショットマネージャーで保存ポイントを管理することができ、撮影した時間を選択することで瞬時にデータを任意のポイントに復元することが可能です。
スナップショットはNAS本体にスナップショットデータを保存しますが、NAS本体の故障などでデータ修復ができないことが懸念されます。
そのような場合の為にスナップショットレプリケーション機能に対応し、スナップショットデータ(スナップショットレプリカ)を外部HDDや別のNASなどの外部ストレージにバックアップすることが可能です。
スナップショットレプリケーションは、必要なストレージスペースと帯域を抑えつつ、NAS本体故障などの場合にデータ復元を簡単にできます。設定はウィザードにより視覚的に行えます。
本機能はファームウェアバージョン Ver.4.3.6.1256 以降が対応バージョンです。