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EL38-283

2023.03.15

低コスト・遠隔・効果の高い講習を可能にする
「遠隔新生児蘇生法講習シミュレーター」
国内外の医療機関、教育機関への提供を開始

エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:柴田幸生)は、2020年より京都大学・立命館大学と共同で「遠隔新生児蘇生法講習シミュレーター」の実用化に向けた取り組みを進めています(※1)。そしてこの度、国外での技術普及活動のために認定NPO法人あおぞら(事務所:京都市中京区)の理事長である葉田甲太を迎え、国内外の医療機関、教育機関への提供を開始しましたのでお知らせいたします。

<遠隔新生児蘇生法講習シミュレーターを使用した研修時の様子>

「遠隔新生児蘇生法講習シミュレーター」とは

出産直後、呼吸・循環が不安定で仮死状態となる新生児が全体の15%程度存在することから、新生児蘇生術を習得した医療従事者が出産の場に立ち会うことが求められています。医療従事者は新生児蘇生技術の向上と維持のため、短時間でも効果的な反復トレーニングを実施することが提言されていますが、産科診療所のような専門施設でも充分に整備されておらず、教育機会や教育資源不足が大きな課題とされてきました。そこで、新生児蘇生法を習得した医療従事者を増やすために、通信技術とIoTを応用した、低コストで訓練効果が高く、遠隔地からの講習を可能とした新生児蘇生法訓練用シミュレーターの普及を目指しています。

※1:参考
「IoT聴診器型新生児蘇生法訓練用シミュレーター」に関するプレスリリース(2020年2月14日公開)

国外での新生児蘇生技術普及活動

認定NPO法人あおぞら協力のもと、ラオスやカンボジアの医療機関において新生児蘇生法に関する研修や、「IoT聴診器型新生児蘇生法訓練用シミュレーター」の提供を開始しました。今後は他団体と連携の上、遠隔支援だけではなく対面での指導も想定した形でのデバイス制作にも取り組んでまいります。

認定NPO法人あおぞらとは

現理事長である、葉田甲太氏を中心に2017年7月に設立。全ての命が大切にされ、その人らしく生きることができる社会を目指して「とどける」「ささえる」「つたえる」をキーワードにさまざまな支援活動を行なっている団体です。

公式Webサイト:https://npoaozora.org/index.html

葉田甲太プロフィール

1984年5月28日生まれ
⽇本医科⼤学 医学部 医学科卒業
エレコムヘルスケア株式会社 取締役、医師(総合診療医)、認定NPO法人あおぞら 理事長、関西学院大学フェロー

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