エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長執行役員:石見 浩一)は、2024年10月16日(水)にザンビア共和国大使館へ当社製の血圧計50台と体組成計18台を寄贈したことをお知らせいたします。
(写真左から)認定NPO法人ロシナンテス 理事長 医学博士 川原 尚行様、
ザンビア共和国大使館 特命全権大使 トバイアス ムリンビカ様、
エレコム株式会社 ヘルスケア事業部 部長 葉田 甲太
ザンビア共和国において、妊産婦を取り巻く環境は深刻です。先進国では出産する施設として病院を選択することが一般的ですが、ザンビア共和国では近隣に診療所がないため、やむを得ず自宅で出産をする妊婦が多いと言われています。また、妊産婦が亡くなる原因の多くは重度の出血(主に出産後)、感染症、分娩による合併症、安全でない中絶などがあります。これらは適切な医療とケアが受けられる体制があれば、未然に防ぎ、減らすことができます。さらに、ザンビア共和国で訓練された助産師、医師、看護師による恩恵を受けることができるのは、全出産の8割にも満たず、医療従事者や診療所不足、医療制度における責任の欠如などが妊産婦の命を脅かしている状況です(※1)。
※1 出典:認定NPO法人ロシナンテスホームページ(https://www.rocinantes.org/blog/5085/)
この度の寄贈は、当社のヘルスケア事業部がビジョンとして掲げている「届いていないところに届ける」活動の一環で、世界中の妊産婦が安心して妊娠・出産を迎える環境を整えるための支援活動です。当社は、認定NPO法人ロシナンテスと世界の地域医療について情報交換を定期的に実施する中で、同団体の川原理事長よりザンビア共和国の深刻な医療環境を共有いただきました。このご縁を機に、当社も微力ながら地域医療の課題解決への貢献ができるのではないかと考え、寄贈に至りました。
妊娠中、気を付けたい病気のひとつに「妊娠高血圧症候群」があります。母子ともに命に関わる危険性があるため慎重な健康管理が必要とされています。また、もうひとつ気を付けなければならないのは「適切な体重の増加量」です(※2)。健康的なお子さんを出産するため、血圧・体重・BMIの定期的な測定は必要不可欠とされています。
※2 出典:国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ホームページ(https://www.nibiohn.go.jp/eiken/ninsanpu/weightgain.html/)
製品名 |
上腕式血圧計
|
---|---|
型番 |
HCM-AS02WH |
URL |
製品名 |
エクリア体組成計
|
---|---|
型番 |
HCS-FS03GN |
URL |