エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長執行役員:石見 浩一)は、一般社団法人フェーズフリー協会主催の「フェーズフリーアワード2025」の事業部門でナトリウムイオンモバイルバッテリーが入選し、ブロンズ賞を受賞したことをお知らせいたします。フェーズフリーアワードの事業部門の入選は今年で5年連続となります。
当社は、15年間モバイルバッテリーを販売しており、2025年まで11年連続で国内販売台数No.1(※2)を獲得しています。数多くのモバイルバッテリーを販売する中で、社会的な課題となっている地球への環境負荷や安全性を改善するため、「ナトリウムイオン電池」を使用した世界で初となる(※1)モバイルバッテリーを開発しました。その結果、長寿命かつ高耐久で、-35℃~50℃(※3)の幅広い温度環境下で使用できる、安全で環境に優しいモバイルバッテリーが誕生しました。
※1:ナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリー(製品)/容量 9,000mAh ・ USBType-C対応(45W出力・30W入力) に関する市場調査「世界初」検証調査 (㈱未来トレンド研究機構 調べ)※2024年11月27日時点
※2:BCNランキング2014年1月~2024年12月のモバイルバッテリ・充電器部門での販売数量実績
※3:放電時の使用温度範囲。接続機器や本製品の条件により出力が低下し、出力停止する場合もあります。
一般的なモバイルバッテリーと比較して、リチウムイオンの代わりにナトリウムイオンを使用しているため、電池内の発熱があっても熱暴走や発火が発生しにくい安全性の高い電池であることから、「有効性」の評価を高めている。5,000回充電可能で長寿命、安全設計に加え、低温・高温への温度耐性が高いことから、「汎用性」の評価を高めている。接続機器を自動で見分けて最適な出力で最速に充電でき、イヤホンなどの充電電流の小さい機器にも最適な電流で充電できる。
「フェーズフリー」とは、ふだん身のまわりにあるモノやサービスを「日常時」と「非常時」というフェーズ(社会の状態)からフリーにして、いつもともしもに関わらず生活の質を向上させ、私たちの生活や命を守ってくれるものにしようという新しい考え方です。非常時のための特別なものではなく、日常時にも非常時にも役に立つモノやサービスを普及させることによって、誰もが安心して豊かに暮らせる社会を作りたいという想いから生まれました。