Vol.04 形状や周波数による違いは?最適なEMSの選び方
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形状や周波数による違いは?最適なEMSの選び方

最適なEMSの選び方イメージ

手軽に筋肉を鍛えることができる「EMS」は、「体を引き締めたいけど、ジムに通う時間はない」という人や、「自宅で筋トレを始めても、始めだけで長続きしない」といった人に最適な機器といえます。
しかし、さまざまなメーカーから数多くの機種が発売されていることもあり、EMSを試してみたいけど「どれを選べばいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、形状や周波数による違いを踏まえた上で、鍛えたい筋肉に合ったEMSの選び方をご紹介します。

どのような目的でトレーニングをするか

EMSを選ぶ前に明確にしておきたいのが「トレーニングをする目的」です。これを「EMSを検討している理由」と言い換えてもいいでしょう。
「流行っているから」「暇な時間を利用」程度の曖昧な理由で探すのではなく、「引き締まった体にする」「たるんだお腹を引っ込める」というように、EMSを使用する目的を突き詰めておきましょう。使用前にある程度明確な目標を定めることで、意識を高めてトレーニングを実施したり、長続きさせることができます。

目的に合致する筋肉を鍛えることが大切

どの筋肉を鍛えれば、トレーニングの目的を果たせるのかを考えることも大切です。そこでポイントになるのが、筋肉には「遅筋」と「速筋」という2つの種類があること。どちらに何が作用するのかをチェックして、鍛えるべき筋肉を見極めましょう。

・遅筋

赤筋繊維の遅筋は、スタミナはある一方で筋肉の収縮する力が弱く、瞬間的に爆発的な力を出すことはできません。遅筋が多い部分は、すねにあるヒラメ筋や前脛骨筋などで、人が立つときに重要な役割を持ちます。
速筋が無酸素運動に向いているのに対し、遅筋はマラソンをはじめとする有酸素運動で力を発揮します。美しく引き締まった体にしたい人が鍛えるべき筋肉はこちらです。

・速筋

速筋は、白筋繊維と呼ばれる筋繊維で、太ももや胸、上腕などに多く存在する筋肉です。いずれも収縮する力が強く、ダッシュやジャンプといった瞬発的に大きな力を発揮する場面で使われます。
一方で、疲れやすく、持続性に欠ける特徴があります。筋肥大するため、どちらかというと男性的なボディを作りたいときに鍛えたい筋肉といえるでしょう。

低周波と中周波の数値と鍛えたい筋肉の関係

筋肉の種類と特徴を踏まえてEMSを選ぶとき、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

鍛えたい筋肉イメージ

筋肉には電気(信号)が流れると縮み、電気が流れないときに緩む性質があります。EMSは、この性質を利用した「電気信号を送ることで筋肉を動かす」機器で、現在市販されている製品のほとんどは、弛緩周波数(低周波)と深層周波数(中周波)を組み合わせて電気信号を送る方式です。

弛緩周波数は「電気信号を送る間を指す値」で、これが高い(60Hzなど)と、縮んだ筋肉が元に戻る前に次の電気刺激が加わることになります。断続的に電気刺激が加わることで筋肉は強く収縮するため、速筋を鍛えるのであれば高い周波数が必要です。しかし、市販のEMSで速筋トレーニングに必要な(高い)周波数を得ることは難しいのが現状となっています。

反対に弛緩周波数が低い(15~30Hz)場合、電気信号はゆっくり送られます。そのため、筋肉は限界まで縮むことはありません。適度な間を置いて縮んでは緩むことをくり返すため、遅筋トレーニングに最適です。

一方の深層周波数(中周波)は、「非常に短い時間に流れる電気信号を表す値」です。こちらは数千Hzに設定されている製品が大半で、数値が大きいほど抵抗値の高い場所に電気信号を送ることができます。脂肪は抵抗値が高くなりますから、お腹など厚い脂肪がある部分の(奥にある)筋肉に電気信号を届けるには、高い周波数が必要です。

EMSの形状による違い

EMSは、製品によって「パッド型」「グローブ型」「ベルト型」というように、形状が異なります。この形状も、EMS選びのポイントのひとつです。それぞれの特長をチェックしておきましょう。

・パッド型

パッド型は、体にパッドを貼りつけて電気信号を送るEMSです。据え置き型で使用中は動きが制限されるものと、エレコムの「エクリア リーンアップ」のように、貼りつけたままほかの作業ができるタイプがあります。

・グローブ型

両手に手袋をはめて、気になる部分にあてることで筋肉を刺激するのがグローブ型です。パッドが貼りにくい顔回りや、小さい筋肉を刺激したいときに向いています。家庭用の製品というより、エステサロンなどでの施術に使われている物がほとんどです。

・ベルト型

ベルト型は、鍛えたい筋肉の周辺に巻いて使うEMSで、ほかの作業をしながら鍛えることが可能です。お腹用、腕用というように、鍛える部位が固定されてしまうのはデメリットといえるでしょう。

美しい筋肉を作るエレコムのEMS「エクリア リーンアップ」

エレコムのEMS「エクリア リーンアップ」

エレコムの「エクリア リーンアップ」は、コンパクトなコードレスタイプのEMS(パッド型)です。付属の専用USBケーブルを使うことで、パソコンやAC充電器からの充電が可能なため、自宅だけでなく職場や旅行先などでも気軽に使用できます。
また、トレーニングアプリ「ECLEAR APP」と連携させることで、体型に合った「部位別モード」を自動設定。「美しいお腹」や「二の腕すっきり」など、引き締めたい部分に最適なパッドの貼り方やゲルパッドのタイプを知ることができます。さらに、「効果UPエクササイズ」で目的に合ったエクササイズ方法を表示するなど、自己流に陥りがちなトレーニングを目的に合ったものへと導いてくれます。

肝心の周波数は、4段階に変更することができます(弛緩周波数が20~30Hz、深層周波数は2,000~5,000Hz。4段階のモードについては下表参照)。お腹周りは高く、腕は低くというように、周波数を変えることで、脂肪の厚みに合った最適な刺激(運動効果)を与えることが可能です。

■「エクリア リーンアップ」のモード(4段階)

「エクリア リーンアップ」のモード(4段階)