マウスパッドの基礎知識

マウスパッドの洗い方-素材別の正しいお手入れ方法と長持ちのコツ -

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はじめに:マウスパッドのお手入れが重要な理由

マウスパッドは毎日手やマウスが触れるため、皮脂や汗、飲食物の汚れが蓄積しやすいアイテムです。汚れたまま使い続けると、マウスの動作精度が落ちたり、手首の肌トラブルやアレルギーの一因となったりする場合も。特に布製マウスパッドは、汚れによる摩擦増加でマウスの滑りが悪くなり、ゲームや作業のパフォーマンス低下につながります。

この記事では、「マウスパッドの洗い方」をテーマに、素材別の正しい洗浄方法や乾燥のコツ、日常のメンテナンス方法まで詳しく解説します。清潔なマウスパッドで快適なPCライフを送りましょう。

マウスパッドの汚れが与える影響

汚れの主な原因

  • 皮脂や汗:手から移る脂や汗が繊維に染み込み、酸化や塩分結晶で表面がザラつくことも。
  • 飲食物:コーヒーやお菓子の油分・糖分がシミやベタつきの原因に。
  • ホコリや花粉:静電気で付着しやすく、マウスのセンサーの誤作動を招くことも。

汚れによるデメリット

  • マウスの滑りが悪くなり、トラッキング精度が低下
  • マウスソールやパッド自体の摩耗が早まる
  • 手首や腕の肌荒れ、アレルギーリスクの増加
  • 見た目の劣化や臭いの発生

洗う前に知っておきたい注意点

素材ごとに洗い方が違う

マウスパッドには布・プラスチック・ガラス・ジェル・RGB(LED内蔵)など様々な素材があります。素材ごとに耐熱性や洗剤の適合性が異なるため、必ず自分のパッドの素材を確認しましょう。

洗剤の選び方

  • 布製:中性洗剤や酵素系洗剤が最適
  • プラスチック製:中性洗剤やアルコールウェットティッシュ
  • ガラス製:ガラス専用クリーナー(アンモニアフリー推奨)
  • ジェル製:中性洗剤(可塑剤流出に注意)
  • RGBモデル:水分や洗剤が内部に入らないよう乾拭き中心

いずれも目立たない場所で試してから、全体を掃除するのがおすすめです。

洗浄時のポイント

  • 繊維やコーティングを傷める原因になるため、ゴシゴシ擦らない
  • 洗剤は適量を守り、すすぎ残しがないようにする
  • カビや臭いを防ぐため、洗浄後はしっかり乾燥させる

【素材別】マウスパッドの洗い方

※具体的な注意点につきましては、ご使用のマウスパッドの取扱説明書をご確認いただくことをおすすめします。本記事では、あくまで一般的な内容をご紹介しています。

布製マウスパッドの洗い方

  1. ぬるま湯(35℃前後)に中性洗剤を0.5~1%希釈して溶かす
  2. マウスパッドを浸したら指の腹や柔らかいブラシで優しく撫で洗い
  3. 流水でしっかりすすぐ
  4. バスタオルで水分を吸い取り、平らな場所で陰干し

■ ポイント

  • 皮脂汚れは熱で固まる性質があるので熱湯はNG、40℃前後のぬるま湯にする
  • 強く擦らず、優しく洗う
  • 乾燥は直射日光を避け、風通しの良い日陰で
  • 完全に乾いてから使用する
テクスチャマウスパッド(フェイクスウェード)MP-TSBKの画像

テクスチャマウスパッド(フェイクスウェード) MP-TSBK

プラスチック製マウスパッドの洗い方

  1. 粘着ローラーでホコリやゴミを除去
  2. アルコールウェットティッシュや中性洗剤を含ませたクロスで拭く
  3. 水拭き→乾拭きの順で仕上げる
  4. 帯電防止スプレーを使うとホコリの再付着防止に効果的

■ ポイント

  • 強い粘着や研磨剤入りクリーナーは避ける
  • 水分は残さず、すぐに乾拭きする

注意事項
アルコールウェットティッシュを使用すると、プラスチックの印刷面やコーティングは劣化の恐れがあります。

Be with! animal mousepad MP-AN04HAMの画像

Be with! animal mousepad MP-AN04HAM

ガラス製マウスパッドの洗い方

  1. ガラス専用クリーナーをスプレー
  2. マイクロファイバークロスで一方向に拭き取る
  3. 乾いたクロスで二度拭きし、残留成分を除去
  4. 水分が残った場合はスクイージーで拭き取り、自然乾燥

■ ポイント

  • 硬い布や紙は使わず、極細マイクロファイバーを使用
  • 水滴跡が残らないように注意すると、仕上がりがきれいに
ガラス製マウスパッドの画像

ジェル製マウスパッドの洗い方

  1. ウェットティッシュや粘着ローラーで表面の汚れを取り除く
  2. 汚れが気になる場合は、40℃前後のぬるま湯に中性洗剤を0.5~1%希釈して浸し、強い力や爪で傷つけないよう注意しながらやさしく洗う
  3. 拭き取り後は乾いたタオルで水分を吸い取る
  4. 直射日光を避けて自然乾燥

■ ポイント

  • 製品内部の可塑剤流出を防ぐため、強い洗剤や溶剤はNG
リストレスト付きマウスパッド“dimp gel” MP-DG01WHの画像

リストレスト付きマウスパッド“dimp gel” MP-DG01WH

RGB(LED内蔵)マウスパッドの洗い方

  1. 必ず電源を切り、USBケーブルを抜く
  2. LED部分は乾いた柔らかい刷毛やクロスでホコリを払う
  3. 水分が内部に入らないよう、USB端子やLED部はマスキングテープなどで保護しておくと安心
  4. 布部分はよく絞った柔らかいクロスやタオルで拭き取る
  5. 乾燥は平置きで自然乾燥。通電は完全乾燥後に行う

■ ポイント

  • 水没や強い力での折り曲げは厳禁
  • 清掃は乾拭き中心で

注意事項
水分の侵入は故障原因となり、保証対象外の可能性があります。

ゲーミングマウスパッド(光る/中目クロス/ワイド) MP-GL02BKの画像

ゲーミングマウスパッド(光る/中目クロス/ワイド)MP-GL02BK
※現在は販売終了

洗浄後の乾燥方法

  • バスタオルで水分をしっかり吸い取る
  • 直射日光は避け、平らな場所で陰干し
  • サーキュレーターや扇風機で風を当てると時短に
  • 完全乾燥を確認してから使用

※水分が残っていると冷たいはず。(裏面のチェックも忘れずに)

マウスパッドの汚れを予防するコツ

  • 手を洗ってから使用する習慣をつける
  • 飲食物はデスクから離して置く
  • ゲームや作業後は固く絞ったタオルで軽く拭く
  • 定期的なメンテナンス(布製は月1回、ヘビーユーザーは週1回が目安)

マウスパッドの交換時期と選び方

  • 摩耗や汚れが落ちない場合は交換を検討する
  • 布製は3ヶ月ごとの交換が推奨されることも
  • 用途や好みに合わせて素材・サイズ・機能を選ぶ
  • ゲーミングで使用する場合、摩擦係数やエッジ処理もチェック
  • RGBモデルは給電能力やメンテナンス性も確認

まとめ

「マウスパッド 洗い方」は素材ごとにポイントが異なりますが、正しい方法で定期的に洗浄・乾燥・メンテナンスを行うことで、マウスのパフォーマンスと衛生状態を長く保つことができます。汚れや摩耗が目立つ場合は無理に使い続けず、早めの交換も検討しましょう。清潔なマウスパッドで快適なPC作業・ゲームライフをお楽しみください。

【よくある質問】

Q. マウスパッドは洗濯機で洗っても大丈夫?

A. 布製でも洗濯機は推奨されません。手洗いで優しく洗いましょう。

Q. 乾燥機は使えますか?

A. 変形や劣化の原因になるため、自然乾燥が基本です。

Q. 洗う頻度は?

A. ライトユーザーは月1回、ヘビーユーザーは週1回が目安です。

※本記事の情報は2025年9月時点のものです。掲載商品は売り切れや仕様変更となっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。