
自宅利用型テレワーク(在宅勤務)に最適なキーボードの選び方

自宅にテレワーク環境を整える場合、できれば導入したいのが外付けキーボードです。会社支給のノートパソコンについているキーボードでは、キーとキーとのあいだ(ピッチ)が狭いため、タイピングしにくいだけでなく、長時間の入力に向いているとはいえません。また、ノートパソコンのキータッチが合わないという人もいるでしょう。
これが、一時的な自宅作業であればともかく、本格的にテレワークが導入されるとなると、早めに改善したいところです。その点、外付けキーボードを導入すれば、自分の好みに合わせた打ちやすいモデルを自由に選べますので、長時間の入力も快適になります。
ここでは、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)に最適なキーボードの選び方をご紹介しましょう。
テレワークのキーボードを選ぶ際に注意すべきポイントとは?

外付けキーボードには、さまざまな種類があります。そのため、パソコンや周辺機器に詳しい人でないと、自分がどのキーボードを選択すればいいのか、判断するのは難しいでしょう。もちろん、基本的には「自分にとって打ちやすい」ことが重要ですが、テレワークでの使用を前提とした場合、打ちやすいだけではトラブルの元になる場合もあります。
テレワークで使うキーボードを選ぶための、4つのポイントについて見ていきましょう。
1 静音性を重視してキーボードを選ぶ
テレワークを前提にした場合、絶対に注意すべきなのが「静音性」です。一見、自宅で普段使うキーボードと、テレワークで使うキーボードは同じに思えます。しかし、ここで考慮しなければいけないのが、環境の変化です。
例えば、これまで自宅で作業するときに、一時的に静音性の低いキーボードを使用しても、同居している家族からクレームがくることは、あまりなかったと思います。ところが、現在では「両親はテレワーク、子供たちはオンライン授業で、家族全員が自宅にいる」という状況すらありえます。このとき、家族全員が自分の部屋を持っていればいいですが、リビングで「父親がテレワーク、娘がオンライン授業」などという状況では、誰に迷惑をかけるかわかりません。
静音性の高いエレコムのおすすめキーボードとしては、無線静音フルキーボードの「TK-FDM092STBK」があります。このキーボードは、キートップにラバーカップを取り付けることで、タイピング時に発生する接触音を大幅に減少させています。
また、誤ってキーボードの上に液体をこぼしても、本体裏面の水抜き穴から排出されます。ですから、キーボードの上にコーヒーなどをこぼしても、通常の商品に比べて壊れにくい設計といえます。まさに、自宅でも外出先でも使える、テレワークに最適なキーボードのひとつといえるでしょう。

2 机を占有しすぎない大きさのキーボードを選ぶ
次に注意すべきポイントとしては、大きさがあります。いくらノートパソコンのキーボードが小さくて打ちにくいとはいえ、外付けのキーボードを際限なく大きくするわけにもいきません。テレワークで急遽自宅作業が増えた人の場合、必ずしも机に大きなキーボードを置ける余裕があるとは限らないのです。
そこで、ひとつの割り切りとして、「テンキー(数字専用のキー)のないキーボード」を選択することで、キーピッチを広げつつ、キーボードが大きくならないようにする方法もあります。経理など、数字を多く入力する仕事には向きませんが、一般的なキーボードの使用では、テンキーがなくても十分対応できるといえるでしょう。
小ぶりながら打ちやすいエレコムのキーボードとしては、無線超薄型ミニキーボードの「TK-FDP098Tシリーズ」があります。この商品は、幅289.2mm×奥行127.5mmと小型でありながら、19mmのキーピッチで快適なタイピングを可能としています。また、キートップ下に鉄板を内蔵することで、安定感のある打ち心地を実現しています。

3 ノートパソコンとの距離を考えて接続方式で選ぶ
外付けキーボードの接続方式は、大きく分けて「無線」か「有線」になります。基本的には好みが左右する部分もありますが、テレワークを意識した場合は無線タイプを選んだほうが、自宅の作業スペースが狭い場合に対応しやすくなります。
例えば、デスクにディスプレイとキーボードとマウスを置くので精一杯という場合、ノートパソコンの置き場を離す必要があるかもしれませんが、ワイヤレスタイプのキーボードであれば、電波さえ届けば問題ありません。
エレコムおすすめのワイヤレスキーボードとしては、Bluetooth超薄型コンパクトキーボードの「TK-FBP101シリーズ」があります。このキーボードは、Bluetoothでパソコンやスマートフォンなど、最大3台までのデバイスとペアリングが可能で、キーボードのボタンを押すだけで、瞬時に接続するデバイスの切り替えが可能です。例えば、仕事でノートパソコンを使い、休憩中にタブレットで個人メールを打つ際にも、同じキーボードで簡単に行えます。

4 手が疲れないように長時間タイピングできるキーボードを選ぶ
テレワークのメリットとして、作業に集中しやすい環境が挙げられます。オフィスにいれば、上司からの質問、部下からの相談、突然の電話対応、果ては同僚との雑談など、作業が中断されるケースはたくさんあります。これが、テレワークだと、必要最低限のコミュニケーションで仕事を進めるため、中には一日中作業に没頭している…という人もいるでしょう。ですから、キーボードのタイピングで疲れないためにも、長時間タイピングできるキーボードを選ぶことが大切です。
そのために、選びたいキーボードの特徴としては、できるだけキーの軽いもの、そしてキーストローク(押す深さ)が短いことが挙げられます。また、経理など数字を多く扱う業務に携わっている人は、テンキーがついているキーボードを選ぶべきでしょう。
エレコムのおすすめキーボードとしては、無線薄型フルキーボードの「TK-FDM110TBK」があります。このキーボードは、通常のキーボードよりもキーを押した際の重さが約18%軽く(当社比)なっており、キーストロークも2.5mmしかありません。これにより、「サクサク軽い打ち心地」を実現しています。
ほかにも、テンキーの採用や角度調節スタンドなど、長時間のタイピングに疲れない設計を随所に施しています。

テレワークでは自分の環境に合った快適なキーボードを選ぼう

コロナ禍だけでなく、働き方改革も含めて、テレワークへのシフトは加速する傾向にあるといえるでしょう。ですから、自宅作業を快適にするためにも、自分の環境に合ったキーボード選びは大切です。
なお、今回の記事で紹介したキーボード以外でおすすめの製品としては、無線フルキーボード&マウス「TK-FDM106MBK」があります。このキーボードはマウスとセットになっているスタンダードなモデルですが、無線機能やテンキーを備えたキーボードであること、最大1,000万回のキーストロークに耐える設計であることなど、平均的に能力の高い商品です。キーボード選びに迷ったら、選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。