
配信も簡単!スマホ直挿しお手軽360度VRカメラ「OMNI shot mini」の楽しみ方

上下・左右・前後と、360度あらゆる方向を一度に撮影できる360度VRカメラ。普通のデジタルカメラでは撮ることができない全方位の特殊な画像・映像データを記録でき、特にVRコンコンテンツを作れるため、今、注目を浴びているデジタル機器のひとつです
エレコムの「OMNI shot mini(オムニショットミニ)」は、Android OS搭載のスマートフォンやタブレット端末に挿すだけで、簡単に360度撮影が可能となる360度VRカメラです。SNSへの投稿やYouTubeでのライブ配信も簡単に行うことができます。ここでは、そんなOMNI shot miniの特徴についてご紹介します。

OMNI shot miniの基礎知識
OMNI shot miniは、Android OS(6.0以上)を搭載したモバイル端末に挿して使う360度VRカメラです。2枚のレンズを使って360度すべての方向を撮影し、静止画や動画にすることができます。
360度VRカメラとして単品で発売されている商品は多くありますが、このOMNI shot miniは、スマートフォンに挿すことで手軽に360度撮影ができるのが特徴です。この手軽さが、最大の魅力といっていいでしょう。
サイズは卓球のボール程度の大きさとコンパクトで、重さも約28gと非常に軽量です。電源は、モバイル端末から供給されるため、充電の必要が一切ないのも使いやすいポイントです。専用ポーチが同梱されているので、持ち運びの際も便利です。
接続は、端末にあるUSBポートに挿し込むだけ。端末側のポートがUSB Type-Cならそのままで、USB Type-microBなら付属の変換アダプターを使って接続することができます。

一般的なモバイル端末は、下部にUSB端子がついているので、OMNI shot miniを挿し込んだときは本体を逆さまにして使用します。
なお、挿し込む前に、あらかじめ端末に専用アプリ(無料)をインストールしておきましょう。Google Playから「OMNI shot mini(オムニショットミニ)」を検索して、アプリをダウンロードしておいてください。アプリのインストールが終わったら、あとはOMNI shot miniを端末に挿すだけで自動的にアプリが起動し、すぐ撮影できるようになります。

OMNI shot miniなら静止画、動画、ライブ配信ができる
OMNI shot miniでできることには、静止画撮影、動画撮影、ライブ配信の3つがあります。それらをひとつずつ紹介していきます。
・静止画撮影
静止画の最大解像度は、4.5Mピクセル相当(3008×1504ドット)。OMNI shot miniの専用アプリで閲覧できるほか、「エクスポート機能」によってAndroid端末に保存することができます。このとき、360度写真としてエクスポートすると、360度データの閲覧が可能な画像に変換できます。このデータをSNS(Facebook、LINE、YouTube)にアップロードすれば、360度画像を共有することができるのです。

エクスポートした360度写真のデータ。これをFacebookにアップすると、360度見回すことができる画像になります。
・動画撮影
動画は、標準で2.5K(2560×1280ドット)、最大で3K(3008×1504ドット)の高画質で360度動画を撮影できます。こちらも専用アプリで再生できるほか、エクスポートするとMP4形式のデータとなり、YouTubeなどの360度動画対応のサービスにアップロードすることができます。
・ライブ配信
FacebookやYouTubeのライブ配信プラットフォームと連携することで、ライブストリーミング(生放送)を行うことができます。360度ライブモードなら360度どこでも見渡せる状態となり、クロップドライブモードでは配信側が決めた向きで視聴者が見るライブ配信となります。

Facebook、YouTubeとの連携も簡単です。
OMNI shot miniのさらなる楽しみ方
OMNI shot miniでは、360度撮影したデータを、専用アプリを通して、4種類のビューモードで見ることができます。
・フィッシュアイ
魚眼レンズで撮影したように、中央を中心として周縁が大きく湾曲して、丸みがあるような画像・映像になります。

・パノラマ
レンズのゆがみを少なくした標準的な画像・映像になります。縦位置(縦長)に撮影したデータなら天地(上下)の高さが強調され、横位置(横長)で撮影したデータなら水平線の広がりが強調されます。

・リトルプラネット
360度の全方位が小さな星の中に収まっているような画像・映像になります。

・クリスタルボール
水晶玉の中に風景が写し出されたような画像・映像になります。

ビューモードを変えるだけで、いろいろな見方で楽しむことができますので、新たな気付きや発見があるかもしれません。
OMNI shot miniでは、ほかにもおもしろい閲覧方法が楽しめます。専用アプリで閲覧するときに、静止画や動画の再生画面で「詳細設定」項目にある「ジャイロスコープ」をオンにすれば、端末を向けた方向と連動させて画像・動画を映し出すことができます。これだけでもちょっとVRな気分を味わえます。

さらに、「詳細設定」項目にある「VRモード」をオンにすると、360度映像を2つに分割して再生します。この状態でVRグラスやVRゴーグル(別売り)を使って視聴すると、まるでそこにいるかのような疑似体験が可能となります。

エレコムの「VRグラス 多機能タイプ」は、目の幅調節機能やピント調節機能を搭載した本格派。
この機能とVRグラス/VRゴーグルを使えば、旅行やレジャーでOMNI shot miniを使って撮影したVRデータを、ほかの人に疑似体験してもらうことができるでしょう。知人や友人、家族らとスポーツなどを楽しんでいる場面や、行楽地を散歩しているところを動画撮影しておけば、VRグラス/VRゴーグルを使って見返すことで思い出が鮮明によみがえり、イベントに参加できなかった人でも同じ体験を共有してもらうことができます。
また、FacebookやYouTubeにアップすれば、もっと多くの人に共有できます。撮影に使ったスマートフォンでわざわざ見せなくても、インターネット経由のパソコンやスマートフォンで手軽に見てもらえます。
そして、ライブ配信で360度動画を共有できるというのも大きな魅力です。例えば、友達や同僚とのパーティーをライブ配信することもできます。固定カメラよりも圧倒的に臨場感があり、都合があって参加できない人にも喜んでもらえるはずです。
可能性が広がる360度VRカメラ
このように、360度VRカメラを持っていれば、さまざまな場面で利用シーンがあることに気が付きます。レジャーシーンで活躍するのはもちろんのこと、大勢の集まるパーティーや結婚式、歓送迎会などでは、静止画でも動画でも臨場感があり、いずれも大活躍するでしょう。
また、ビジネスシーンでも、打ち合わせや会議の議事録代わりに録画しておけば、誰が何を話したのか、すべて撮っておくことができます。催し物や発表会を行う場所を部署内のメンバーに共有したり、取引先にプレゼンしたりする際にも、こうした360度データならイメージしやすくなります。
しかも、OMNI shot miniはとても軽くて小さいので、気軽に持ち運ぶことができます。モバイル端末から電源を確保するため、事前に充電しておく必要がないのも便利です。常に持ち歩くことができる手軽さと、いつでもどこでもすぐに360度撮影ができる楽しさは、使い方次第で可能性が広がることでしょう。
あらゆるシーンで活躍するOMNI shot miniは、ビジネスでもプライベートでも活躍するシーンがたくさんある360度VRカメラです。日頃から持ち歩いてさまざまなシーンを撮影して、あなただけのVR空間ライブラリを作ってみてください。
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