無線LANを設置するのに適した場所とは
家庭内のどこにいてもインターネットに接続できる無線LANは非常に便利ですね。しかし、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)やアクセスポイントの置き場所によっては家中に電波が届かなかったり、あるいは電波の死角が発生したりする場合があります。どこに設置しても完全に電波の死角を消せない場合もありますが、できるだけ家中にくまなく電波が届くよう、無線ルーターやアクセスポイントの設置場所には気を配りたいものです。
無線(Wi-Fi)ルーター、アクセスポイントはなるべく高い位置に置く
スカイツリーや東京タワーを見ればわかるとおり、電波を遠くまで飛ばしたい場合は、アンテナをできるだけ高い場所に設置した方が有利です。別に電波が下に落ちてくるというわけではないのですが、アンテナが高い場所にあると中の障害物が少なく、遠くまで電波が届きやすくなります。
周囲に背の高い家具を置かない
無線LANの電波は、間に何も障害物がなければ何十メートル(場合によっては100メートル以上)も遠くまで届きます。ですから、なるべく無線(Wi-Fi)ルーターの近くに背の高い家具を置かないことが大切です。 同様に、背の高い家具のすぐ近くに無線LAN子機を設置することもできるだけ避けましょう。受信状況に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
電子レンジやドアホンなどのそばに置かない
無線LANが使用する2.4GHz帯の周波数は、電子レンジやドアホン、インターホン、ある種のリモコンの電波と干渉しやすい性質があります。5GHz帯を利用するIEEE802.11ac対応の無線(Wi-Fi)ルーターであればそれほど大きな影響はありませんが、それ以外の無線(Wi-Fi)ルーターは強い電波を発する機器のそばに置かない方がいいでしょう。
なるべく家の中心に設置する
もしもインターネットの配線が許されるなら、無線(Wi-Fi)ルーターはなるべく家の中心に設置した方が均一に電波を飛ばすことができ、死角が発生しにくくなります。
もしもインターネットの配線が許されるなら、無線(Wi-Fi)ルーターはなるべく家の中心に設置した方が均一に電波を飛ばすことができ、死角が発生しにくくなります。 なお、家の形状や家具の配置によっては、家の中心に無線(Wi-Fi)ルーターを設置することでかえって死角が広くなってしまうことも考えられます。 電波は壁などにぶつかると電波の一部が吸収されて減衰しますが、反射しながら死角へ回り込んでいく性質があります。そのため、電波を強く反射させたい部分にアルミ板などを置くと回り込みが良くなり、死角を消せる可能性もあります。「無線LANの感度を高めたい」という方は検討してみてはいかがでしょうか。