
オンラインゲームの
基礎知識(全8回)

オンラインゲームに必要なインターネット環境の改善ポイント

オンラインゲームをするためには、インターネットへの接続は必須です。もちろん、このページを読んでいる以上、何らかの形でインターネットに接続していると思いますので、準備は必要ないと思うかもしれません。しかし、オンラインゲームにおいてネットの速度は重要で、速ければ速いほどゲームが有利になる場合がほとんどです。
家にインターネット環境を導入してから一度もルーターを買い換えていないという場合、十分な速度が出ていない可能性もあります。インターネット環境を整えることで、ゲームだけでなく、動画視聴やダウンロードなども快適になりますので、インターネット環境は定期的に見直してみるのがいいでしょう。ここでは、少しでもインターネットを速く、快適にするためのポイントをご紹介します。
※本ページに掲載している画像はイメージです。
オンラインゲームにおけるネット環境の大切さ
インターネットは、接続環境を改善することで速くなる場合があります。例えば、ルーターやスイッチングハブなどを新型に交換することで、スピードアップが期待できます。また、LANケーブルを最適な物にするだけで速くなることもあります。
メールやサイトの閲覧などではあまり速度を気にすることはないかもしれませんが、オンラインゲームを遊ぶ場合、特に同じパーティーのメンバーは、なるべく速い回線速度になっていることが求められます。一人だけでも著しく遅いメンバーがいる場合は、パーティー全体に迷惑をかける場合があるのです。こうしたことからも、オンラインゲームを快適にプレイしたいのなら、できるだけ速い環境を整えておくべきなのです。

オンラインゲーム向けネット環境を改善するには
オンラインゲームを主軸に考えた場合、ルーターとPCを接続するのは無線LANではなく、有線LANで接続したほうがいいでしょう。無線LANでも十分なスピードが出ますが、何らかのトラブルで電波が遮断され、通信が切断されるリスクもあります。これは、オンラインゲームにとって致命傷ですし、協力プレイをするゲームの場合、パーティーメンバーに迷惑をかけることにもなります。有線LANならそういった、周りの環境によって電波が遮断されるという心配はありません。回線の配置の問題もあると思いますが、可能であれば有線LANで接続するようにしましょう。
また、インターネット環境に使用している機器を最新の物に変更すると、スピードが改善される場合があります。ルーターやスイッチングハブ、LANケーブルなど、何年も買い換えていないなら、最適な物に買い換えるだけで、大きな効果が期待できる場合があります。特に有線LANであっても回線速度が遅い場合は、一度見直すことをおすすめします。

インターネット環境の改善パーツの選び方
実際に、インターネット環境を改善するには、どのような機種に変更すればいいのでしょうか。2019年現在であれば、LANの規格が「1000BASE-T」に対応した物に買い換えれば、大きな効果を期待できるはずです。それでは、個別におすすめの商品を見ていきましょう。
ルーター

ルーターは、対応速度が速い製品を選びましょう。有線LANのポートがいくつあるのか、無線を含めて最大何台接続できるのかも大切なポイントです。
エレコム製のルーター「WRC-2533GST2」は、1000BASE-Tに対応しており、最大24台まで接続可能です。また、無線LANもIEEE802.11acに対応していますので、どうしても無線LANの環境でオンラインゲームをプレイするしかない場所でも、十分なスピードを確保することができます。
スイッチングハブ

有線LANケーブルを伸ばした先で、さらに有線を分岐させたいときはスイッチングハブを利用します。この方法で、有線LANが届く範囲を拡張しましょう。
エレコム製の「EHC-G05MN2シリーズ」は、1000BASE-T対応のスイッチングハブです。機器を使用している際に熱がこもるとネットワークの安定性にもかかわりますが、本製品は熱がこもりにくいメタル筐体を採用しているので安心です。オンラインゲームを少しでも快適にプレイしたい場合は、メタル筐体を選びましょう。
LANケーブル

LANケーブルは、通信速度によってCAT(カテゴリー)が分けられています。CATの数字が大きければ、より速い規格に対応したLANケーブルとなっています。オンラインゲーム目的であれば、ノイズ対策も行われているCAT7、CAT8などを使用するのがいいでしょう。
エレコム製のLANケーブルは、「LD-TWSFTBMシリーズ」のように、フラットタイプも用意しています。フラットタイプは、ドアの隙間やカーペットの下に通すことができる薄型のLANケーブルです。ルーターから離れた部屋にPCが設置されていて、そこまでを有線LANで接続する場合は、こうしたフラットタイプの利用を検討しましょう。ドアがあるからといって有線LANをあきらめず、フラットタイプを使用することでクリアできないか考えてみてください。
その他の基礎知識
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