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ワイヤレスイヤホンの
選び方
How To Choose Wireless Earphones

ワイヤレスイヤホンの基本的な使い方とは?トラブル対策を紹介

ワイヤレスイヤホンの基本的な使い方とは?トラブル対策を紹介

ワイヤレスイヤホンは、Appleの「AirPods」登場以降、一般にも広く浸透してきました。ワイヤレスイヤホンは、これまでのイヤホンやヘッドホンとは異なりケーブルレスであるため、わずらわしさないがないのがメリットです。
しかし、ワイヤレスイヤホンを使い続けていると、充電されなくなるといったトラブルに見舞われることもあります。さらには、接続できない、接続できているのに音が出ないといったこともあるでしょう。ここでは、ワイヤレスイヤホンの基本的な使い方のほか、さまざまなトラブル対策についてご紹介しましょう。

ワイヤレスイヤホンの接続技術とトラブル例

ワイヤレスイヤホンの接続技術とトラブル例

ワイヤレスイヤホンは、文字どおりワイヤレス…つまり無線で接続するイヤホンのことを指します。この接続に使われる無線はBluetooth(ブルートゥース)と呼ばれるタイプで、おもに近距離での無線通信に利用されている技術です。パソコンのキーボードやマウスの接続などにも使われているので、身近なところにもBluetooth機器が存在しています。

しかし、ワイヤレスイヤホンと再生デバイスをケーブルで接続する必要がなくなったことで発生するトラブルもあります。
例えば有線でないために「接続できない」「接続できているのに音がでない」ということもありますし、バッテリーで駆動しているため「電源が入らない」「充電できない」といったトラブルもあります。

ワイヤレスイヤホンの基本的な接続方法

ワイヤレスイヤホンの基本的な接続方法

次に、ワイヤレスイヤホンの基本的な接続方法について見ていきましょう。
最近はマニュアルを見なくても、簡単に使えてしまう製品も多いですが、意外とつまずくケースもあります。ペアリングと呼ばれる接続方法は、機種や再生デバイスによって異なりますが、概ね以下のように行います。この方法で接続ができない場合は、マニュアルを見て確認するようにしましょう。

1) 再生デバイスの電源を入れて、Bluetoothをオンにする

再生デバイスの電源を入れて、Bluetoothをオンにします。これにより、Bluetooth機器が近くにあれば、自動的に検知するようになります。

2) ワイヤレスイヤホンの電源を入れて、ペアリングモードをオンにする

次に、ワイヤレスイヤホンの電源を入れて、Bluetooth機器と接続するための「ペアリングモード」をオンにします。
ペアリングモードにする方法は製品によって異なりますが、電源ボタンや再生ボタンなど、何らかのボタンを長押しする場合が多いようです。製品によっては、電源がオフの状態から、電源ボタンを長押しするケースもあります。わからない場合は、マニュアルを見たほうが確実です。

3) 再生デバイスでワイヤレスイヤホンを認証する

再生デバイス側にワイヤレスイヤホンの名称が表示されたら、名前をタップするなどして認証し、「接続済み」などの表示になればペアリング完了です。もしも、名前が出てこない場合は、最初からやり直したり、スイッチを入れる順番を変えたりしてみてください。
また、ワイヤレスイヤホンの中には、認証時にパスワードやPINコードなどを入れる製品もあります。その場合は、本体やマニュアルなどを確認しましょう。
なお、このペアリング作業は、1回行えば次からは再生デバイスとワイヤレスイヤホンを自動で接続してくれます。

ワイヤレスイヤホンが接続されないときや音が出ないときの対処方法

ワイヤレスイヤホンが接続されないときや音が出ないときの対処方法

ワイヤレスイヤホンと再生デバイスをペアリングしたはずなのに、再生デバイスと接続できない、あるいは接続しているけど音が出ないといったケースもあります。
続いては、ワイヤレスイヤホンを接続できない場合や、音が出ない場合の対処方法をご紹介します。

再生デバイスのOSが最新のバージョンか確認する

購入したばかりのワイヤレスイヤホンの場合、Bluetoothのプロファイルが新しいため、再生デバイスのOSが古いと認識できない場合もあるようです。この場合は、再生デバイスのOSを最新のものにバージョンアップさせましょう。

ワイヤレスイヤホンが音楽再生に対応しているかを確認する

ワイヤレスイヤホンの中には、音楽再生に対応していない「通話専用」のワイヤレスヘッドセットと呼ばれるものがあります。ですから、誤って通話専用のワイヤレスヘッドセットを購入していたら、いくら再生デバイスと接続しても音楽は再生できません。
これは、通話専用のワイヤレスヘッドセットが、音楽再生用のBluetoothのプロファイル(接続ルール)に対応していないからです。購入する前に確認しましょう。

ワイヤレスイヤホンのバッテリーが切れていないか確認する

これまで普通に使えていたワイヤレスイヤホンが、突然接続できなくなった場合、バッテリーが切れている可能性があります。電源ボタンを押して、きちんと電源が入っているか確認してみましょう。

干渉する機器や反射する障害物がないかを確認する

Bluetoothは無線技術なので、電波に干渉する機器や電波を反射する障害物がある場合、遅延や音飛びといった障害が出るほか、最悪の場合は接続を確立できません。
この場合、近くにキーボードやマウスなどBluetoothを利用した機器がないか、金属やコンクリートなど電波を反射する障害物がないかを確認しましょう。

ペアリングをやり直す

過去に接続できたワイヤレスイヤホンが接続できない場合は、電源を入れ直してみたり、ペアリングを最初からやり直してみたりする対処法があります。
そのためには、一度再生デバイスからワイヤレスイヤホンの登録情報を削除することになりますが、トラブル対策としては有効な場合もあるでしょう。

ワイヤレスイヤホンが充電されない場合の対処方法

ワイヤレスイヤホンが充電されない場合の対処方法

接続トラブルとともに深刻なのが、ワイヤレスイヤホンが充電されない場合のトラブルです。充電されなければ、いかに便利なワイヤレスイヤホンといえども、何もできません。ワイヤレスイヤホンが充電されない場合の対処方法をご紹介しましょう。

ACアダプタのケーブルを確認する

まずは、ACアダプタのケーブルに断線がないか確かめてみましょう。いつでも使えるようにと持ち運んだ結果、ケーブルの一部が切れているかもしれません。

コンセントに変えてみる

ワイヤレスイヤホンの充電にUSBケーブルを使ってパソコンから電力を得ている場合もあるでしょう。この場合、パソコンからの供給電力が足りない可能性もありますので、一度ACアダプタなどを使って、コンセントから充電してみましょう。

ワイヤレスイヤホン本体の接触不良を確認する

ワイヤレスイヤホン本体を充電するためのバッテリーとの接触部分が、汚れなどで接触不良を起こしているかもしれません。綿棒など、やわらかい素材で拭き掃除をしてください。

バッテリーの寿命

古くなった製品の場合、ワイヤレスイヤホンに内蔵されているバッテリー自体の寿命なども考えられます。この場合、バッテリー交換ができるのかどうか、マニュアルに記載されているサポートセンターなどで確認してみましょう。

マニュアルを確認する

ご紹介した対策をすべて試しても接続できない場合は、マニュアルに記載されている「トラブル解決例」などを確認しましょう。
マニュアルに関連する記述がない場合などは、記載されているサポートセンターなどで確認してみましょう。

ワイヤレスイヤホンの性質を理解して、トラブルなく使おう

ワイヤレスイヤホンの性質を理解して、トラブルなく使おう

ワイヤレスイヤホンは便利な面もありますが、無線技術に関連したトラブルも皆無ではありません。 ですが、今回ご紹介したような方法で改善することができます。

エレコム製品の中には、簡単にワイヤレスイヤホンと再生デバイスを接続できる、オートペアリング機能を搭載した「LBT-TWS17シリーズ」があります。 耳への負担が少なく、周囲の音や話し声が聞き取りやすいセミオープンタイプで、耳への圧迫感が少なく、耳せんタイプが苦手な方にもおすすめです。