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皆さん、お久しぶりでござる。
私(わたくし)、メモリーマン侍でござる。
今回のお題は、
「知らなきゃ損する! 知っても損する! 名前のお話」
知らないと損するし、知っても損する?
どないせい言うねん!
そんな突っ込み大歓迎ですぞ!
さて、メモリには、SDRAMやDDR2など実にさまざまな呼び方があるが、これらにはちゃんとした名前があるのをご存知だろうか。 |
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ではまずはコレ。 【SDRAM】
これは「エスディーラム」と呼ぶ。
「シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ」
とても長い名前の頭文字をとったもので、最近ではさすがに新製品への搭載は皆無に等しいが、WindowsXP初期の主流のメモリだったので、流通量は少ないものの現在も市場に出回っている。
SDRAMはPC133とPC100の2つの規格が主流で、互換性があるものの、混在させると低い方の速度でしか動作しないので注意が必要でござる。 |
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次はコレ。 【DDR SDRAM】
これは「ダブル・データ・レート」の頭文字をとったもので、単に「ディーディーアール」というのがノーマルな呼び方。
最後まで読むと、「ダブル・データ・レート・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ」
もうなにがなんだか意味がわからんでござる。
アラブの王様みたいに長い名前で…。
これは、SDRAMのチャンネル数を2(ダブル)にした物理メモリ。当然、スピードも倍になっておる。
クロック数(FSB:基本動作周波数=動作速度)の違いによって種類がわかれる。
ただしSDRAMと同様、遅い方のクロックでの動作となる。
さらに、そもそもデュアルチャンネルを活かすのであれば、まったく同じ規格、容量、(できれば同じチップ)のメモリを使わないといけない。違うメモリのタイプの混在は、メモリの増設の選択肢として考慮しないほうが無難だ。 |
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そしてさらに長い名前がコレ。【DDR2 SDRAM】
これは「ダブル・データ・レート・ツーSDRAM」と呼び、すべて読むと「ダブル・データ・レート・ツー・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ」
もう長すぎ!!
毎回そんな名前を呼んでいられないので、普段は「ディーディーアールツー」でOK。
これは2004年に登場したDDR SDRAMより性能の高い新世代パソコン用の物理メモリでござる。 |
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これも長い名前だが、最後にコレ。 【DRDRAM】
これは「ディーアールディーラム」と呼ぶ。
正式には「ダイレクト・ラムバス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ」と呼ぶ。
俗に「ラムバス」、あるいは「リム」と呼ばれたりする。
現在は、主にサーバ用など、きわめて限定された特殊なマザーボード用として細々と流通しているだけなので、間違って購入してしまうことはまずあり得ない(と思う)。
さあ、ここまで長すぎるメモリの名前を紹介してきたが、いかがだっただろうか。 正直、結局は省略されて呼ばれるのなら、最初から簡単な名前にすればいいのに…と思うのは私だけだろうか。
たとえばメモリ竹、メモリ梅、みたいに…。
ちなみに、エレコムグループのロジテック株式会社から発売中の企業・SOHO向けBOX型NAS(Network Attached Storage)製品は、シリーズ名が「松・竹・梅」となっているでござる。
to be continued…
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