エレコム商品を大手家電量販店など小売企業に提案するのが量販営業である。ただし、エレコムの量販営業は単なる商品提案にとどまらない。量販店に対し、どうすれば売れる売場を構成することができるのかまでも提案するのがこの仕事の醍醐味であり、もっとも重要なファクターである。どうすれば売れる売場になるのか、店舗スペースそのものを提案するのである。ボリューム感や最新トレンドなど読み、陳列方法を提案する。もちろん、売れる売場というものも時代に合わせて変化していく。だから、常に時代の情報をキャッチする努力も欠かせない。そしてそのノウハウの積み重ねがエレコムの圧倒的なシェアを支えている。エレコムが他社の追随を許さない営業力はここから生まれる。また、営業教育だけではなく、いかに売れる売場を創るのかといった外部講師を招いての研修を行なっていることも、エレコムがそうした提案をいかに重視しているかを表す証の一つだ。こうした取り組みの中で、例えば西日本最大級の超大型量販店のPC売場まるごとの提案を任された営業スタッフもいる。 　＜仕事研究のトップへ