
- 概要
- Wi-Fiには、法人用と家庭用があります。
これらはどのような違いがあるのでしょうか?
以下でご説明します。
法人用と家庭用の違いとは
法人用と家庭用は違います。
帯域や通信方式などの根本的な部分は同じなのですが、会社と家庭とでは使用する人数が違います。
そのため、法人用の無線LANアクセスポイントを用意する場合には、家庭用とは別のものを用意する必要があることを覚えておきましょう。
他にも、法人用と家庭用には違いがありますので、そちらに関してもご説明します。
家庭用Wi-Fiの特徴

家庭用のWi-Fiは、無線LANアクセスポイント機能とルーター機能がセットになった「無線LANルーター」として多く提供されています。
また、同時接続台数は少なく、多くても30台までとなっています。
機種によっては、もっと少ないケースもあるでしょう。
また、セキュリティに関しても、法人向けと比べて簡易的な認証方式を使っている傾向があります。
法人では、業務上多くのお客様の個人情報を扱うことがあります。
そのため、家庭用よりもより強固な認証方式が求められるのです。
法人用Wi-Fiの特徴
法人の場合は、拠点同士での通信を行うため、VPNルーターがすでに導入されていることが多いです。
ルーターがすでにあるため、新たには必要なく、無線LANアクセスポイント機能のみを追加することになります。
また、家庭と法人とでは使用人数に大きな違いがあり、10人以上が安定して使えることは当たり前。
50人以上が同時に使っても、安定して速いスピードで使うことができるのが、法人用の特徴です。
セキュリティも、家庭用のものと比較してリスクの低いより強固な認証方式を使用しています。データ盗聴や無断不正侵入を防ぐことができるため、家庭用のものよりも安心して使用することが可能です。
法人用Wi-Fi導入のポイント

一口に法人用と言っても、様々なものがあります。
導入にあたっては、以下のようなポイントを意識するとよいでしょう。
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接続台数
同時に接続するのが何人なのか。
今後のことも踏まえたうえで、事前に確認しておきましょう。
PC以外にもスマホやタブレットを接続することもあると思います。
必要な台数の接続が可能なものを選ぶようにしましょう。
また、ロードバランサーなど便利な機能があるものがあります。
そういった機能に関しても確認しておくと良いでしょう。
ロードバランサーの機能があれば、アクセスが集中しないように分散させることができ便利です。 -
コストパフォーマンス
同じ機能であれば、安いほうがいいです。
もちろん安ければ安いほどいいというわけではありません。
コストパフォーマンスの「パフォーマンス」の部分を損なってしまっては意味がありません。
基本的には、高いものほど性能が良いものが多いので、そのことも踏まえたうえでコストパフォーマンスの良いものを選ぶようにしましょう。 -
セキュリティ
Wi-Fiを法人で導入する際に、セキュリティの重要度は非常に高いです。
自社のポリシーにあった、必要な水準を十分に満たしたものを選ぶようにしましょう。
認証方式や暗号化方式、MACアドレスフィルタリング機能など、チェックするべき項目は多岐にわたります。
しっかりと確認をしてから、導入しましょう。 -
法人用にWi-Fiを導入する際には、これらの要素をしっかりと踏まえたうえで選ぶ必要があります。
有線LANと比べて、Wi-Fiはやはり非常に便利です。
そのため、多くの企業で導入が進んでいます。
導入を考えた際には、なるべく早く導入したいということもあるでしょう。
しかし、急ぎすぎて、セキュリティの十分でないもの、接続台数の少ないもの、コストパフォーマンスの悪いものを購入してしまわないように気を付けましょう。