
- 概要
- 駅・カフェ・家庭内などで、スマートフォンやパソコン、タブレットを利用する際にはWi-Fi接続を行うことが一般的になってきました。 これはもちろん、オフィスにも当てはまります。 現代のオフィスシーンにおいてWi-Fiは必要不可欠な存在となっています。 今回は、Wi-Fi導入がオフィスに適している理由やそのメリット、導入のリスクについてご紹介します。
多くのオフィスでWi-Fi導入が進む
無線LANを実現する規格の一つである「Wi-Fi」。 ひと昔前までは、オフィスの社内LANといえば有線でつなぐことが主流でした。 しかし、2000年前後に国際標準規格として規格化が進み、現在は無線LANといえばWi-Fiという認識が広まっています。 そのため、多くのオフィスでWi-Fi導入が進んでいます。
オフィスには法人用Wi-Fiを!
Wi-Fi導入が進んでいる理由の一つに、スマートフォンやタブレットの普及により、業務上でモバイル端末を使用する頻度が高くなったことも関係しているでしょう。 オフィスで使用する端末が多ければ、その分、Wi-Fiの接続台数も増えていきます。 接続の台数が10台以下であれば家庭用ルーターでも可能です。 しかし今後、パソコン以外の端末を接続する可能性が増える傾向にあるため、オフィスに導入をご検討の際は、30人が同時に使用しても動じないような法人用Wi-Fiの導入を推奨します。
オフィスに法人用Wi-Fiを導入するメリット

そんな法人用のWi-Fi導入はオフィスの業務効率化とも深く関わりがあるのです。 オフィスに法人用Wi-Fiを導入することでどういったメリットが生まれるのでしょうか?
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ケーブル不要なので配線すっきり
有線の場合、LANケーブルが長くなってしまう事が多く、見た目が美しくないうえ人がつまずいてしまう危険性もあります。 一方、法人用Wi-Fiを使用すれば、LANケーブルの必要がなくなるため配線がすっきりします。 LANケーブルがなくなる事でオフィスのレイアウトも自由に変えることができます。
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社内のどこからでもアクセス可能
法人用Wi-Fiはスマートフォン・タブレットなどパソコン以外の端末を使用する際にも活躍します。 部署内で共有のフォルダを作成しておくと、社内のどこからでも、閲覧したいデータを共有フォルダから引っ張ってくることができます。
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フリーアドレス制による仕事活性化
固定のデスクを設けず、「フリーアドレス」制を行っているオフィスもあります。 パソコン1台あれば、オフィス内のどこでも仕事がすすめられるため、自分が集中できる場所で仕事を行うことが可能になります。 そのため、仕事の活性化を狙うことや社員同士の交流などコミュニケーションの円滑化にもつながるでしょう。
Wi-Fi導入でのリスク

Wi-Fi導入のデメリットとしては、誰でもWi-Fiの電波を受け取ることができ、有線LANと比べると外部から攻撃を受けるリスクが高くなる事です。 情報漏洩やデータの改ざんといったリスクにつながる恐れがあるので、しっかりと防御していきたいところです。 通信規格として「WPA/WPA2 AES」はセキュリティが強固なため、企業で使用する際にはこちらの使用をおすすめします。 また、SSIDのステルス機能を使用し、SSID情報を隠し、外部にWi-Fiの存在を知られないようにする方法もあります。 自社に適した対策で外部からの侵入を防ぎましょう。
今回は、オフィスに法人Wi-Fi導入が適している理由、導入のメリット、導入のリスクについてご紹介しました。 あなたのオフィスに法人用Wi-Fiを導入すれば、社内でスムーズに情報共有を行えるだけでなく、業務時間の短縮や通信コストの低減にもつながります。 しっかりとしたセキュリティの規格を使用し、効果的にWi-Fiを利用することで、業務効率も格段にアップするでしょう。 社員が仕事を行いやすくするためにも、法人用Wi-Fiに関する知識を高め、最適な導入を目指していきましょう。