
- 概要
- ビジネスやプライベート、カフェなどでWi-Fiを利用してインターネットを使用している方にとって、回線の安定した通信ができるのかという点は気になるところです。
ある日、Wi-Fiを利用してインターネットを使用していたら通信が急に遅くなった、もしくは通信ができなくなった経験はないでしょうか。
本記事では、Wi-Fiの通信が遅かった場合や、通信が途切れる原因と対策についてご紹介します。
Wi-Fiの通信が遅くなる・途切れる原因と対策

こちらでは、Wi-Fiの通信が遅くなる原因と、その対策をご紹介します。
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・電磁波を発する機器による電波干渉
電子レンジや医療機器など、電磁波を出す機器が近くにある場合はWi-Fiから発せられる電波が電波干渉を受け、通信が安定しなくなります。
Wi-Fiから発せられる電波は電磁波などの影響を受けてしまうため、通信速度が遅くなったり通信が途切れてしまったりする原因となります。
ほかの機器による電波干渉を回避する対策は、電磁波を発する機器から離れたところでWi-Fiルーターやパソコン、スマートフォンを使用することです。 -
・接続している端末側の設定
パソコンの場合、セキュリティ対策として設定しているファイアウォールが通信を妨害し、通信が安定しなくなることがあります。
ファイアウォールが「この通信は怪しいので遮断しよう」と判断することで、通信が遅くなったり、通信途中で途切れたりします。
一次的にファイアウォールを無効化することで通信が安定する可能性はありますが、無効化している間は無防備なため、コンピュータウィルスの感染リスクが高まる点は注意が必要です。 -
・複数端末の接続
1台のWi-Fiルーターに複数の機器が接続されている場合も、通信が安定しなくなります。
Wi-Fiルーターには通信のキャパシティがあるため、そのキャパシティを超えてしまうと通信速度が遅くなります。
通信を安定させるためにはWi-Fiルーターに接続し、使用している機器の数を減らすことで通信速度も速くなり、回線が途切れにくくなります。 -
・回線事業者側で混雑している
回線業者の回線設備が混雑しているとき、通信が安定しなくなります。
また、集合住宅の場合はほかの家庭でも同じ回線で通信をするため、安定しない場合があります。
解決方法としては回線業者に連絡をして原因を探ってもらう方法が挙げられます。
そのため、Wi-Fiユーザー側で対処ができないといえます。
回線が遅いプランで契約している

通信は安定していても回線が遅いプランで契約をしている場合、通信が遅くなります。
契約しているプランを把握していなかった場合や、以前までは最新のプランだったものが月日の経過によって古いプランとなってしまった場合などでこちらの問題が生じます。
そのため、解決方法は現在契約中のプランを確認し、通信速度が遅いプランだった場合は通信速度が速いプランに変更、になります。
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・速度制限
契約内容によっては1ヶ月あたりの通信量が決まっており、指定量の通信を超えると速度制限がされる契約・プランがあります。
そのため、知らないうちに通信量を超えてしまった場合などに通信制限の問題が発生します。
対策として、速度制限がないプランに契約を変更するか、指定金額を支払って回線業者から通信量を購入する、などになります。
おわりに
本記事では、Wi-Fiの通信が遅かった場合や、通信が途切れる原因と対策についてご紹介しました。
Wi-Fiの通信速度が遅くなる・途切れる原因は電磁波を発する機器による電波干渉や接続している端末側の設定、複数端末の接続などが挙げられます。
もしも通信速度が遅くなったり途切れてしまったりする場合、必ず原因があるので一つずつ考えられる問題を解消していきましょう。