
- 概要
- 「スマートオフィス」という言葉を耳にされる方も多いと思いますが、スマートオフィスとはどのようなもので、導入するとどのようなメリットがあるのかを理解している方は意外と少ないものです。 本記事では、Wi-Fiを使用したスマートオフィスの活用事例やメリットについてご紹介します。
スマートオフィスとは?
スマートオフィスとは、IoT(Internet of Things、インターネットとものをつなぐ技術)やクラウドといった通信技術を使用して業務効率を高めたオフィスのことを指します。 たとえば空調システムや照明といったオフィス内の各種設備とインターネットを接続することにより、オフィスのあらゆるデータを自動的に収集・分析し、最適な状態に保つことができます。
スマートオフィスを実現するためには、高速な通信速度が必要です。
現在では5G技術といった、従来の4Gよりも高速な通信技術が整いつつあるため、IoT技術も日々進化を続けていると言えます。
また、スマートオフィスの実現によりオフィス内だけではなく、テレワークによる自宅などでも滞りなく業務を行うことができます。 リアルタイムでデータを更新したり社内情報を閲覧したりすることができるため、働き方の多様化も進んでいます。
Wi-Fiを使用したスマートオフィスの活用事例

こちらでは、Wi-Fiを使用したスマートオフィスの活用事例を2点ご紹介します。
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施設管理
オフィス内の明るさや温度、湿度などに反応するセンサーを使用して、従業員が働きやすいようにオフィス内の環境を調整します。 たとえば従業員が大人数になると室温は上がりがちですが、センサーで得た情報を処理し、自動で空調を動かすといった運用が可能です。
その結果、従業員の作業効率が改善されるだけではなく、光熱費の最適化も行うことができます。
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日用品・消耗品の自動発注
文具やティッシュといった日用品や消耗品は、管理をする人が都度在庫量を確認し、発注をしている企業も多いと思います。 それらを発注するために出社をする人もいると思いますが、それでは効率が良いとは言えません。
スマートオフィスの場合、日用品や消耗品が一定量まで減少したタイミングで自動的に業者へ発注することができます。 自動発注ができるようになると管理をする人の作業が少なくなるため、ほかの作業を行うことができるようになり、生産性を向上することができます。
スマートオフィスのメリット

先述の通り、スマートオフィスのメリットには生産性の向上が含まれます。
従来行っていた作業の一部を自動化することにより、そのほかの業務に時間を充てることができるようになるため、社員全体の生産性を上げられます。
また、高速通信によりデータの送受信待ちといった社員のストレスを緩和することも期待できます。
大容量のデータを高速でやり取りすることができるようになるため、快適な速度で情報処理を行ったり、自宅などオフィスから離れた場所でもテレビ会議を行ったりすることができるようになります。
これまで出社に費やしていた時間を削減することもできるため、通勤ラッシュにあわずストレスの削減につながるだけではなく、その時間を業務に充てられます。 今後はIoTプラットフォームを利用した、勤怠管理システムなどを導入することも期待できるため、リモートワークの促進やフレックスタイム制度を導入するといった働き方改革の実現を目指すことができます。
おわりに
本記事では、Wi-Fiを使用したスマートオフィスの活用事例やメリットをご紹介しました。
スマートオフィスとは、IoTや通信技術の革新により実現するものとインターネットを接続することによる自動化や業務改善の一種です。
働き方改革の実施を検討している企業や担当者は、スマートオフィスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。