
- 概要
- 外出先でメールやチャットの返信を行う際などに、Wi-Fiの接続が勝手に切れてしまった、という経験をしたことがある方も多いと思います。 Wi-Fiの接続が勝手に切れる原因には、Wi-Fiに接続するデバイスと通信環境のいずれかに原因があると考えられます。 本記事では、Wi-Fiの接続が勝手に切れる原因と対処法をご紹介します。
デバイスでの問題と対処法

下記のような場合、デバイス側の問題としてWi-Fiの接続が勝手に切れてしまうことがあります。
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スリープ・休止時にWi-Fiが切れる設定になっている
会社から支給されたパソコンの場合、初期設定のまま使用しているものもあるでしょう。 初期設定の中にはスリープ・休止時といった、デバイスを使用していない時にWi-Fiが切れるものもあります。
そのような場合は、設定画面からスリープ・休止時でもWi-Fiの接続が切れないように設定することで、勝手にWi-Fiの接続が解除されることを防ぐことができます。
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アプリやシステムを使いすぎている
パソコンでブラウザのタブやExcel、Wordといったアプリを開きすぎているとWi-Fiとの接続が切れてしまう可能性があります。
これらはデバイスで作業の処理を実行するためのメモリを大量に使用していることから、Wi-Fiとの接続が不安定になっていることが考えられます。
そのため、使用していないタブやアプリを削除することで改善する可能性があります。
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デバイスに不具合が発生している
デバイスは長時間電源をつけっぱなしにしていたり、多くの作業を実行していたりすると不具合が発生してしまうことがあります。
そのような場合、デバイスを再起動すれば機器内部の一時的な不具合が改善され、安定してWi-Fiに接続することができる可能性があります。
再起動の方法はデバイスの電源を切ったり、リセットボタンがある場合はそのボタンを押したりすることで行うことができます。
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ファイアウォールが影響している
デバイスでWi-Fiを使用している場合、セキュリティ機能であるファイアウォールが原因で接続が切れてしまうことがあります。
ファイアウォールは設定画面から解除することができますが、会社で管理しているデバイスでは解除できないこともあります。 そのような場合は、システム担当者にWi-Fiの接続が勝手に解除されてしまう旨を相談し、解決方法を確認しましょう。
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デバイスが熱暴走を起こしている
デバイスは夏場や高温となる室内で使い続けることにより、高熱を帯びることがあります。 表面よりも中身の方が高温になるため、電子回路が異常な動作を起こす熱暴走をしてしまうことがあります。 高温を帯びたデバイスが異常な動作を起こした場合、デバイスの表面を冷ましてから再度使用することで通信が改善する可能性があります。
通信環境に問題がある場合

こちらでは、通信環境に問題がある場合にWi-Fiが切れる原因をご紹介します。
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回線が混雑している
デバイスに問題が無い場合でも、回線が混雑していると勝手にWi-Fiの接続が切れてしまうことがあります。
下記、回線が混雑する原因です。・ 複数の端末で接続している
・ 屋外にて、多くの回線を使用している場所にいる回線が混雑している場合、Wi-Fiに接続している端末を減らしたり、人が少ない場所に移動したりすることで安定した通信を行える可能性があります。
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電波を遮断する障害物がある
Wi-Fiは電波の一種で、障害物に阻まれやすい性質を持ちます。
そのため、Wi-Fiの接続が切れやすい場合は障害物が少ない場所に移動することで改善する可能性もあります。
移動ができない場合は中継器を利用することで、安定した通信を行うことができます。
おわりに
本記事では、Wi-Fiの接続が勝手に切れる原因と対処法をご紹介しました。
Wi-Fiが勝手に切れる原因はデバイスか通信環境、いずれかの場合が多いため、それぞれの状況を確認し、適切な対処法を取りましょう。
社内外問わず、安定した通信を行い、業務をスムーズに行いたいものです。