歴史ある
高齢者向け医療・研究拠点に
エレコムのインタラクティブ
タッチスクリーンを導入!


- 導入レポート
地方独立行政法人
東京都健康長寿医療センター 様 - 東京都の区部北西部に位置する板橋区。この地にある東京都健康長寿医療センター様は、高齢者医療および老年学・老年医学の研究拠点として、高齢者の健康増進、健康長寿の実現を目指している施設だ。
今回、同センターにある会議室に、エレコムのインタラクティブタッチスクリーン「Newline QAシリーズ」が導入された。
その経緯や運用の内容について、健康長寿医療研修センター 副センター長の進藤氏と、施設担当の田村氏にうかがった。
養育院を前身とする、高齢者医療と老年学・老年医学研究の拠点
1872年(明治5年)に設立された養育院は、身寄りのない子どもや老人を養うための施設である。その設立に尽力し、初代院長として長く運営に携わったのは、新1万円札の肖像になったことでも知られる渋沢栄一翁である。その養育院を前身とする、東京都健康長寿医療センター様は現在、高齢者医療と老年学・老年医学の研究拠点として運営されている。
緑の多い施設内は、地域の住人にも開かれており、散歩などで庭を通り抜ける人も多いという。高島平団地も近く、地域の高齢者はもちろん千葉や埼玉から通う患者様も多い施設だ。
渋沢栄一翁の功績を伝える、養育院・渋沢記念コーナー。
プロジェクターとスクリーンでの 運用に感じた手間と不便
これまで同センターでは、会議等の時にはスクリーンを立て、プロジェクターで資料などを投影していたという。
「とにかく設置や調整に手間がかかりました」と振り返るのは、施設担当の田村氏だ。
「Zoomミーティングもよく行いますが、プロジェクターでは画面がぼやけたりして、細かい文字が読み取れないことも多かったです。また、レイアウトが歪んでしまったり、明暗の調整などにも手間がかかったりしていました。ご高齢の方が利用することも多いので、不便でしたね」(田村氏)と語る。
デモ機で1週間の試用、「使い勝手のよさ」が採用の決め手に

導入された85インチのインタラクティブタッチスクリーン。WindowsPCを内蔵するとともに、フルHDカメラ、マイク、スピーカーを搭載。複数人が参加するネット会議や研修にも活躍しそうだ。
そこで、プロジェクターに代わるものとして、インタラクティブタッチスクリーンの導入を決めた同センターでは、いくつかの候補を集めて、販売会社におすすめ機種について相談をされた。そして、販売会社から提案されたのが2社の製品で、「簡単に使えるのはエレコム製です」と説明を受けたという。
「多くの人が使いますし、機械に強い人ばかりではないので、なるべく簡単に使えるものがよかった」と田村氏は即決。
そこで、実際に使用感を確かめるため、インタラクティブタッチスクリーンのデモ機を設置。1週間使用されてみて、画像の鮮明さや使い勝手などを確認のうえ、導入を決められた。
「本体にPCが内蔵されているので直接ネットに繋いで使ったり、自分のノートPCを接続してPowerPointやWordの画面を大きく表示したりするなど、大変使い勝手がいいと感じました。音もしっかり出ますし、直接画面にタッチして使えるのもよかった」と語るのは健康長寿医療研修センター 副センター長の進藤氏だ。
患者対象のイベントや会議、研修会などに活用

取材で訪問した日、患者の方を対象にフレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)予防のためのプログラムが開催されていた。
病院と研究所の2つの機能をあわせ持つ、東京都健康長寿医療センター様。インタラクティブタッチスクリーンが活躍するシーンも多いに違いない。
「日本は世界で一番高齢化が進んでいる国なので、海外から日本の取り組みを学びたいという声を多くいただきます。医師や看護師、行政職員の方などが見学に来られたり、カンファレンスを行ったりすることもありますので、そんな時にも活用できそうですね。診療科の先生が、動画やレントゲン写真などを映し出して病状を説明するといった用途にも十分に耐えうるものだと思います」と進藤副センター長は語る。
今後は他の会議室への導入も検討
これまで同センターでは、会議等の時にはスクリーンを立て、プロジェクターで資料などを投影していたという。
現在は1台で運用されているインタラクティブタッチスクリーンだが、できれば他の会議室にも導入したいと田村氏はお考えだ。
「他の会議室では少し古いシステムを使っているため、不具合もたびたびあります。以前もこういった機器の導入を検討したことがあったのですが、コスト面で実現しませんでした。今後、このシステムがセンター内で知られると、導入への声も大きくなるのかなと思います」と語った。
数多くの利用者様をはじめ、1,000名を超える職員を擁する東京都健康長寿医療センター様。大規模な医療と研究拠点で、エレコムのインタラクティブタッチスクリーンが大いに役立つことだろう。
取材にご対応いただいた方
- 地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
健康長寿医療研修センター 副センター長
進藤 由美 氏


2024年3月現在、約130名の常勤医師、約120名の非常勤医師、約500名の看護師、約170名の医療技術者など1,000名をこえる職員で運営。高齢者医療を中心に幅広い診療科を持つ病院であるとともに、老年学・老年医学の研究拠点として、高齢者の健康増進、健康長寿の実現を目指しています。
ホームページ
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