導入レポート(Wi-Fiソリューション) - 鎌ヶ谷バースクリニック 様

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産婦人科クリニックの
フリーWi-Fi構築に
エレコムのソリューションが活躍

導入レポート
鎌ヶ谷バースクリニック 様
千葉県鎌ケ谷市は県の北西部、北総台地に広がる田園都市である。市内を鉄道4線が通り、都心にも近いことから住宅都市としての発展を続けている。
この地をベースに、産婦人科として医療を提供しているのが医療法人社団 煌星会 鎌ヶ谷バースクリニック様である。
同クリニックでは、このたびエレコムをパートナーにして院内全域をカバーするフリーWi-Fiシステムを一新。
来院者やスタッフが快適に高速インターネットを使える環境を整備された。
今回の導入を担当された、診療部長の市村氏を訪ね、導入の経緯や利用状況などについてうかがった。

無痛分娩に積極的に取り組む 鎌ヶ谷バースクリニック

2016年に開院した鎌ヶ谷バースクリニック様は、北総鉄道北総線・京成成田空港線・新京成電鉄新京成線・東武鉄道野田線の「新鎌ヶ谷駅」からほど近い産婦人科クリニックである。最新技術を用いた無痛分娩に積極的に取り組んでいることから、千葉県内のみならず東京や茨城をはじめ遠方からも来院される患者様がいるという。

3階建ての洗練された建物に一歩足を踏み入れると、まるでホテルのような落ち着いた空間が広がる。

「妊婦の方は病気なわけではないですから、病院っぽさをできるだけなくしてホテルのような落ち着いたインテリアにしたかった」と市村氏。ヘルシーながら味や見た目にもこだわった食事や充実したアメニティ、マタニティヨガの導入など、利用する妊婦への配慮があちこちになされているという。

  • 白を基調にした、シンプルな内装の受付スペース。

  • 待合いスペースも病院というよりはホテルのよう。

利用者から不満の声があった 以前のフリーWi-Fi

開院当時から、院内にはフリーWi-Fiが完備されていたという同クリニック。産婦人科は特に来院者の滞在時間が長く、入院施設もあるため、Wi-Fiは欠かせないインフラであるといえる。しかし、当時の設備は通信設備会社が導入したもので、しっかりとした調査に基づいて計画されたものではなかったという。

「場所によっては電波が入りにくかったりしたため、来院者から不満の声が上がっていました」と市村氏は振り返る。そこで、開院5年を迎えるにあたり、しっかりとしたWi-Fiシステムを導入しようということで、市村氏は業者選定に乗り出した。

「専門の業者さんは大手も含めていくつかありましたが、エレコムさんは機器メーカーでありながら導入から保守までやっていることから、これなら安心できると思い話を聞いてみることにしました」

病院にWi-Fiを導入するにあたっては、通常の施設に導入する場合と違い、注意すべき点がある。ひとつは、電子カルテ用Wi-Fiとの干渉の問題だ。いまやほとんどの病院で採用されている電子カルテは、そのデータ通信用に専用Wi-Fiが使われることが多い。患者用のWi-Fi電波が電子カルテ用のWi-Fi電波に干渉することはあってはならない。また、さまざまな最新医療機器が導入されている院内で、これらに影響を与えることも絶対に避けなくてはならない。そこでエレコムでは、事前に現地調査を行い無線アクセスポイント(以下、無線AP)の種類や設置場所などを検証している。

鎌ヶ谷バースクリニック様でも、営業担当者がお話をうかがい、後日実機を使った現地調査を行った上で、病院などの大型施設にも実績が多いフルノシステムズ製の無線APを18台設置することを提案した。これで、3階建てで入院施設も備えた同クリニックのどこにいてもWi-Fiを利用することができる。

利用者や職員に対し 快適なWi-Fi環境が実現

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以前は電波が入りにくかったラウンジにも無線APを配置。

工事も無事に完了。フリーWi-Fiシステム導入後の感想は、「すばらしいですね」とのこと。「当クリニックは地元のbリーグクラブである千葉ジェッツのスポンサーにもなっているためよくネット配信で試合を観戦するのですが、バスケットなどのスポーツ中継もとても快適です。ご存知のようにスポーツ配信サイトなどは通信環境が悪いとまともに見られないのですが、いまはとてもキレイな映像で見ることができます。産婦人科医は待機時間がとても長いので、すごく助かっていますね」

利用者側からも特に不満の声はあがっていないという。

「トラブルなく快適に使えるのが当たり前なので、不満の声がなくなったのはとてもありがたいです。しっかりと準備をすれば、やはりいいものができるんだなと思いました」

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天井面に設置された無線AP。

保守・サポートをエレコムがカバーする バックオフィスサービス

エレコムでは、Wi-Fiシステム導入後の保守・サポートを請け負うバックオフィスサービスを提供している。無線APの死活監視や、不具合発生時の交換などを一括して請け負うシステムだ。同クリニックでも、このサービスをご利用いただいている。

「当院はホテルのような居心地のよさを目指していますので、病院側で人的負担なく、トラブルが発生したらスピーディーに解決できるのはありがたい」と市村氏。「以前は、どこかおかしいと思ってもその原因を突き止めることが難しいですし、すぐに来て対応できるような体制でもなかった」と振り返る。

よりスマートなクリニックを目指し 業務のDX化を推進

スマートフォンやPCから手軽に予約ができるシステムや、電子カルテの導入などIT化が進んでいる鎌ヶ谷バースクリニック様。今後も、できるだけペーパレス化ができるような仕組みの推進や、オンライン診療などにも可能性を感じておられる。

「先進国の中で、日本の医療はDX化がとても遅れています。高齢の先生がたも多いですし、患者さんも全体としては高齢者が多い。行政側もオンライン化が進んでいません。しかし、私達の世代が上に行くに従って、こういった体制づくりを構築していかないといけないと考えています」

医療現場の未来を見据え、利用者の利便性を追求する鎌ヶ谷バースクリニック様。そのファーストステップともいえるフリーWi-Fiの運用を、エレコムのトータルなソリューションが支えている。

取材にご対応いただいた方

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医療法人社団 煌星会
診療部長
市村氏
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医療法人社団 煌星会

現在、鎌ケ谷で産婦人科「鎌ヶ谷バースクリニック」を、千葉ニュータウンで産婦人科「千葉ニュータウンレディースクリニック」を運営。2022年3月には、同じ新鎌ヶ谷駅前に不妊治療専門のクリニックが開設される予定。さらに2022年秋には、婦人科専用クリニックを近くに開設する計画で、これにより「鎌ヶ谷バースクリニック」は産科専門のクリニックとなる予定。

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