viako1.gif (2821 バイト)リモート初期インストールの手順

 

ViALOOPは、「リモート初期インストール」で、遠隔地にある「購入直後のViALOOP」や
「工場出荷状態にもどしたViALOOP」にISDN回線を経由して設定を行うことができます。

(注)工場出荷状態のViALOOPの初期設定は、発信者番号通知による相手のチェックを行いません。そのため、ViALOOPを設置しただけで外部から接続される可能性があります。
すみやかに設定作業を行ってください。

 

ここでは、以下の2つのケースでリモート初期インストール手順をご紹介します。

ケース@

「ViALOOP設定ユーティリティ」により作成した設定ファイルを遠隔地に設置されたViALOOPに転送する。

ケースA

遠隔地に設置されたViALOOPにtelnetでログインしコマンドで設定を行う。

 

リモート初期インストールをおこなうには、事前に準備が必要になります。

ケース@、Aとも準備内容は同じです。

 


◆リモート初期インストールの準備

「遠隔地側にあるViALOOP」 と 「手元にあるリモートインストール用ViALOOP」について説明します。

 

遠隔地にあるViALOOP

(1) 遠隔地にあるVIALOOPをISDN回線に差し込んで電源をONします。

(2) リモートインストール側からアクセスがあるまでしばらくの間待機します。

 

手元にあるリモートインストール用ViALOOP

  1. 手元にあるリモートインストール用ViALOOPにtelnetでログインします。

 

※設定をおこなうPCは、[DHCPサーバからIPアドレスを取得する]に設定しておくとViALOOPのIPアドレスを変更しても「winipcfg.exe(Windows95/98)」や「ipconfig.exe(WindowsNT)」などを実行すれば、再起動しないでIPアドレスを変更する事ができます。

 

または、シリアルクロスケーブルで端末とViALOOPを接続している場合は、ターミナルソフトウェアを起動してコンソール画面を開きます。

 

(2) 手元にあるリモートインストール用ViALOOPを工場出荷時設定にします。

Login password:

#reset -d

Do you want to continue (y/n)?: y

 

(3) 手元にあるリモートインストール用ViALOOPの設定用コンフィグレーションパスワードが設定されていなければ、コンフィグレーションパスワードを設定します。

#password -c

new password:

retry new password:

 

(4) コンフィグレーションモードに入ります。

#conf

conf#

(5) WAN回線をISDN1回線とします。

conf#wan isdn

 

(6) 自局側のISDN番号と複数相手接続を「有効」、無通信監視タイマを「300秒」と設定します。

conf#isdn multimode=on -1 dial=03xxxxyyyy idletimer=300

(番号は一例です)

 

(7) インストールを行う接続先の電話番号を設定します。接続先が複数存在する場合は、その分設定します。

conf#target add name=Osaka dial=06xxxyyyy

(ターゲット名、番号は一例です)

 

(8) リモートインストール用ViALOOPのLAN側のIPアドレス(クラスC)とサブネットマスクを設定します。

conf#interface lan addr=192.168.0.1,255.255.255.0

(アドレスは一例です)

[注意]

LAN側のIPアドレスは、リモートインストール用ViALOOPのLAN環境に合わせて設定してください。('192.168.1.1'のIPアドレスは遠隔地側が使用していますので使用しないでください。 )

 

(9) リモートインストール用ViALOOPのWAN側のIPアドレスとサブネットマスクを設定します。

conf#interface isdn1 remote=192.168.1.1,255.255.255.0

 

(10) コマンドで設定した内容を保存します。

conf#exit

configuration modified. save OK?(y/n):y

 

(11)ViALOOPを再起動します。

please reset#reset

Do you want to continue (y/n)?:y

以上でリモートインストールする場合の準備は終了です。

 

ケース@

(設定ユーティリティにより作成した設定を遠隔地にあるViALOOPに転送する場合)の作業

 

(1)リモートインストール側のPCに設定ユーティリティがインストールされていなければインストールを行ってください。

 

(2) リモートインストール用ViALOOPにtelnetでログインします。

 

(3) オートログアウト機能をオフにし、設定を保存し、telnetで再度ログインします。

Login password:

#autologout off

#exit

configuration modified. save OK?(y/n):y

please reset#reset

Do you want to continue (y/n)?:y

<telnetで再度ログイン>

VIALOOP 6010

Login password:

#

 

(4) 「ViALOOP設定ユーティリティ」を立ちあげます。

 

(5) 「ViALOOP設定ユーティリティ」でインストール先に適した設定ファイルを新規作成します。

 

(6) telnetの画面でインストール先と接続します。(この接続は300秒の間にデータ転送が始まらないと自動で切断されます)

#connect -1 Osaka (接続先は一例です)

 

(7) 「ViALOOP設定ユーティリティ」から(5)で作成したファイルを初期画面の「設定ファイルをViALOOPに転送」で転送します。この時、IPアドレスやパスワードは「工場出荷設定時」をチェックしてください。 (ISDN回線が切断されている場合は(6)の方法で接続しなおしてください)

 

(8) ファイル転送が終了すると、ViALOOPリセットの画面が表示されますので、リセットしてください。

遠隔地側のViALOOPがリセットされ、ISDN回線が切断されます。

 

(9) (5)〜(8)をくり返すことで複数の拠点のViALOOPをインストールする事ができます。

インストールが完了した拠点側ViALOOPに対しては、正規の接続相手となるところと接続確認試験を行ってください。

 

ケースA

(遠隔地側ViALOOPにtelnetでログインして設定を行う場合)の作業

 

(1) リモートインストール用ViALOOPにtelnetでログインします。

(2) オートログアウト機能をオフにし、再度ログインします。

Login password:

#autologout off

#exit

configuration modified. save OK?(y/n):y

please reset#reset

Do you want to continue (y/n)?:y

<telnetで再度ログイン>

VIALOOP 6010

Login password:

#

 

(3) telnetの画面でインストール先と接続します。(この接続は300秒の間にデータ転送が始まらないと回線は切断されます)

#connect -1 Osaka (接続先は一例です)

 

(4) 遠隔地側ViALOOPにtelnetでログインします。この時のIPアドレスは "192.168.1.1" 固定です。

telnet 192.168.1.1

 

(5) 遠隔地側ViALOOPのログインパスワードを入力するプロンプトが出ますので、リターンのみ入力します。

VIALOOP 6010

Login password:

#

 

(6) コンフィグレーションパスワードを設定します。

#password -c

new password:

retry new password:

 

(7) コンフィグレーションモードに入ります。

#conf

conf#

 

(8) 遠隔地側VIALOOPに応じた設定を行います。

 

(9) 設定終了後、設定内容を装置に保存し、設定モードを終了します。

conf#exit

configuration modified. save OK?(y/n):y

(10) 装置をリセットします。拠点側VIALOOPがリセットされ、ISDN回線が切断されます。

please reset#reset

Do you want to continue (y/n)?:y

(3)〜(10)をくり返すことで、複数の拠点のViALOOPをインストールします。インストールが完了した拠点側ViALOOPに対しては、正規の接続相手となるところと接続確認試験を行ってください。

 

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