付録

安全にお使いいただくために > 無線 LAN をご使用になるにあたってのご注意

お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です!

無線 LAN では、LAN ケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線 LAN アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば、自由に LAN 接続が可能であるという利点があります。
その反面、電波は、ある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

●通信内容を盗み見られる
 悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、

  • ID やパスワード又はクレジットカード番号等の個人情報
  • メールの内容

 等の通信内容を盗み見られる可能性があります。

●不正に侵入される
 悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、

  • 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏えい)
  • 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
  • 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
  • コンピューターウイルスなどを流し、データやシステムを破壊する(破壊)

 等の行為をされてしまう可能性があります。

本来、無線 LAN カードや無線 LAN アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますが、設定や運用方法によっては上記に示したような問題が発生する可能性があります。
したがって、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線 LAN カードや無線 LAN アクセスポイントをご使用になる前に、必ず無線 LAN 機器のセキュリティに 関するすべての設定をマニュアルに従って行ってください。
なお、無線 LAN の仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもありますので、ご理解のうえ、ご使用ください。 セキュリティ設定などについては、お客様ご自身で対処できない場合には、弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。

当社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解したうえで、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用す ることをお勧めします。

2.4GHz 帯使用の無線機器について
この機器の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製造 ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小 電力無線局(免許を要しない無線局)が運用されています。
  1. この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局が運用されていないことを確認してください。
  2. 万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに使用周波数を変更するか又は電波の発射を停止した上、サポートセンターにご連絡頂き、混信回避のための処置等(例えば、パーティションの設置など)についてご相談してください。
  3. その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、サポートセンターへお問い合わせください。
使用周波数帯域 2.4GHz
変調方式 DS-SS 方式 / OFDM 方式
想定干渉距離 40m 以下
周波数変更の可否 全帯域を使用し、かつ「構内無線局」、「特定小電力無線局」帯域を回避可能
5GHz 帯使用の無線機器について
電波法によりW52、W53 を屋外で使用することは禁止されています。
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