このたびは、本製品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
本マニュアルは、本製品の使い方について説明しています。ご使用になる前に本マニュアルをよくお読みになり、正しくご使用ください。
※このマニュアルでは⼀部の表記を除いて“KVM-NVXSN”シリーズを“本製品”と表記しています。
お使いになる人や他の人への危害・財産への損害を未然に防止するため、必ずお守りいただくことを次のように説明しています。
表示内容を無視して誤った使い方をしたときに生ずる危害や損害の程度を次の表示で区分し説明しています。
絵表⽰の意味
警告
この表示がある項は、「死亡または重傷などを負う可能性が想定される」内容です。
注意
この表示がある項は、「傷害を負う可能性または物的損傷のみが発生する可能性が想定される」内容です。
この絵表示はしてはいけない「禁止」の内容です。
この絵表示は必ず実行していただく「強制」の内容です。
「注意していただきたいこと」を記載しています。
「お願いしたいこと」や「参考にしていただきたいこと」を記載しています。
本製品に金属片などの異物が入ったときは、すぐに使用を中止し、パソコンと本製品を接続しているケーブルを取り外し、コンソール側のデバイスも取り外してください。
そのあとで、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
そのまま使用すると、火災や感電の原因になります。
本製品が発熱している、煙がでている、異臭がしているなどの異常があるときは、すぐに使用を中止し、パソコンと本製品を接続しているケーブルを取り外し、コンソール側のデバイスも取り外してください。
そのあとで、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
そのまま使用すると、火災や感電の原因になります。
KVMケーブルは本製品に付属のものを使用してください。また、他の製品には絶対に使用しないでください。
誤って使用すると、機器の故障、火災や感電の原因になります。
本製品を落としたり、ぶつけたりしないでください。
すぐに使用を中止し、パソコンと本製品を接続しているケーブルを取り外し、コンソール側のデバイスも取り外してください。そのあとで、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
破損したまま使用すると、火災や感電の原因になります。
本製品の分解や改造、修理などをご自分でしないでください。
火災や感電、故障の原因になります。
また、故障時の保証の対象外となります。
本製品を火中に投入しないでください。
破裂により火災やけがの原因になります。
本製品に接続したケーブルをぬれた手で抜き差ししないでください。また、加工したり、無理に曲げたりしないでください。
火災や感電の原因になります。
本製品を次のようなところには置かないでください。
本製品の損傷や故障の原因になります。
本製品にケーブルを接続するときは、コネクタの向きを間違えないように接続してください。
無理に押し込むと、本製品が故障したり、けがをする恐れがあります。
本製品は防水構造ではありません。水などの液体がかからないところで使用または保存してください。
雨、水しぶき、ジュース、コーヒー、蒸気、汗なども故障の原因となります。
パソコンおよび周辺機器の取り扱いは、各マニュアルをよく読んで、各メーカーの定める手順に従ってください。
特定の組み合わせのキーを押すことで、決まった処理を実行できます。キーを入力するときは、すばやく続けてキーを押してください。ゆっくりキーを押すと、入力がキャンセルされる場合があります。
本製品のパッケージには次のものが⼊っています。作業を始める前に、すべてが揃っているかを確認してください。なお、梱包には万全を期しておりますが、万⼀不⾜品、破損品などがありましたら、すぐにお買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
KVM-NVXSN2
KVM-NVXSN4
前面
①パソコンセレクトボタン
操作するパソコンのパソコンセレクトボタンを押して、パソコンポートを切り替えます。
②ON LINEランプ
パソコンポートに接続されているパソコンの電源がONの場合、オレンジ色に点灯します。
③SELECTEDランプ
選択されているパソコンポートのSELECTEDランプが緑色に点灯します。
選択されているパソコンポートに接続されているパソコンを操作できます。
ボタンおよびランプは、1:PC1、2:PC2、3:PC3、4:PC4のパソコンポートに対応しています。
背面
①コンソール USBマウスポート
USBマウスを接続します。
②コンソール USBキーボードポート
USBキーボードを接続します。
③コンソール PS/2マウスポート
PS/2マウスを接続します。
④コンソール PS/2キーボードポート
PS/2キーボードを接続します。
⑤コンソール ディスプレイポート
D-Sub ミニ15 ピン(VGA)を接続します。別途ケーブルを用意してください。
⑥パソコンポート(PC1~PC4)
付属のKVMケーブルのSPHDコネクタ(SPHD18 ピン・黄色)を接続します。
USBキーボードまたはPS/2キーボード、USBマウスまたはPS/2マウスのいずれか1つずつ接続してください。
本製品でできること
本製品は、1組のコンソール(ディスプレイ、キーボード、マウス)で複数台のパソコンを切り替えて操作するための機器です。パソコンが複数台あってもディスプレイやキーボードが1組しか必要ないため、低コスト、省スペースを実現できます。
本体前面のボタンまたはホットキーを押すことで、コンソールを使用するパソコンを切り替えることができます。また、WindowsとMacのパソコンを混在して使用することもできます。
※KVM-NVXSN2はPC1、PC2のみ
コンソール(ディスプレイ、キーボード、マウス)の条件
本製品を使用するためのコンソール(ディスプレイ、キーボード、マウス)の条件は、次のとおりです。
パソコンがUSBキーボードおよびUSBマウスをPS/2デバイスとして認識できない環境では、OS上でUSBドライバが有効になるまでキーボードとマウスを利用できません。
本製品とパソコンを接続する前に、パソコンおよび接続するすべての機器の電源がOFFになっていることを確認してください。
本製品に電源スイッチはありません。
1) 下図のように、各ポートに機器を接続します。
本体背面に示しているイラストを確認し、コネクタの種類にあわせて、各機器を接続してください。
2) 下図のように、KVMケーブルのSPHDコネクタを本体背面のパソコンポート(PC1~PC4)に接続します。
※KVM-NVXSN2はPC1、PC2のみ
付属のKVMケーブル以外は接続しないでください。
3) 下図のように、KVMケーブルをパソコン(PC1~PC4)の各ポートに接続します。
下図のように、KVMケーブルをパソコン(PC1~PC4)の各ポートに接続します。
※KVM-NVXSN2はPC1、PC2のみ
4) パソコン、および接続したすべての機器の電源をONにします。
本製品が自動的に認識されます。認識が終了するまでお待ちください。
PS/2キーボードおよびPS/2マウスを接続する際は、ホットプラグ(活線挿抜)に対応していませんので、必ずパソコンを起動する前に接続してください。
パソコンセレクトボタン、キーボードまたはマウスを使用して、パソコンポートを切り替えることができます。
選択されたパソコンポートに接続されているパソコンを操作できます。
パソコンセレクトボタンで切り替える
操作するパソコンのパソコンセレクトボタンを押します。
パソコンポートが切り替わります。
連続してパソコンの切り替え操作をおこなう場合は、確実に表示が切り替わったあとで次の切り替え操作をおこなってください。切り替え操作が早すぎると、パソコンまたは本製品の動作に問題が生じる場合があります。
キーボードで切り替える
切り替え操作:パソコンポートを順に切り替える
キーをすばやく2回押したあと、
キーを押します。
切り替え操作:パソコンポートを指定して切り替える
キーをすばやく2回押したあと、【パソコンポート】→
キーを押します。
【パソコンポート】は、1:PC1、2:PC2、3:PC3、4:PC4をキー~
キーの数字キーで入力します。
※KVM-NVXSN2はPC1、PC2のみ
入力したパソコンポートに切り替わります。
切り替え操作で使用するキー(ポート切替キー)を
キーに変更できます。
詳細は、⇒「ポート切替キーを変更する」を参照してください。
マウスのホイールで切り替える
ホイール(中央ボタン)にクリック機能がある3ボタン式マウスをご使用の場合は、ホイールでパソコンポートの切り替えができます。
マウスエミュレーション機能およびマウスによるポート切替機能を有効にしてください。
初期設定は無効です。
マウスエミュレーション機能を有効にする
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
マウスによるポート切替機能を有効にする
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
マウスのホイールによるポート切り替えを無効にする場合は、上記の手順を再度実行してください。
切り替え操作:パソコンポートを順に切り替える
マウスのホイールをダブルクリックします。
オートスキャンモードで切り替える
一定の間隔で自動的にパソコンポートを切り替えます。
この機能によって、手動でパソコンポートの切り替え操作をせずに、本製品に接続されたすべてのパソコンの状態を監視できます。
スキャン中のパソコンポートのSELECTEDランプが点滅します。
操作方法1:パソコンセレクトボタンで実行する
パソコンセレクトボタン1と2を同時に2秒間以上押します。
操作方法2:ホットキーで実行する
キーをすばやく2回押したあと、
→
キーを押します。
スキャン間隔を変更する
オートスキャンモード実行状態でキーをすばやく2回押したあと、
→【スキャン間隔】→
キーを押します。
【スキャン間隔】は、1:3秒間、2:5秒間、3:10秒間、4:20秒間をキー~
キーの数字キーで入力します。
スキャン間隔の初期設定は、5秒間です。
操作方法1および2のスキャン間隔も指定したスキャン間隔に変更されます。
オートスキャンモードを解除する
次のいずれかの方法で解除できます。解除するまでスキャンが実行されます。
キーボード言語を変更する
キーボード言語を変更できます。
初期設定は日本語です。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーボード言語を設定します。
キー→【キーボード言語】→
キーを押します。
【キーボード言語】は、33:US英語、08:フランス語、15:日本語を数字キーで入力します。
例)US英語の場合、キー→
キーを押します。
キーボード操作プラットフォームの設定を変更する
キーボード操作プラットフォームの設定を変更できます。
1) プラットフォームの設定対象となるパソコンに切り替えます。
2) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
3) プラットフォームを設定します。
次のいずれかのファンクションキーを押します。
キーボードエミュレーション機能の有効/無効を切り替える
キーボードエミュレーション機能の有効と無効を切り替えます。
初期設定は有効です。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーボードエミュレーション機能の有効と無効を切り替えます。
キーを押します。
キーボードエミュレーション機能が無効の場合、キー、
キー、
キー、
キー、
キー、
キー、
キーのホットキーは無効になります。
Macキーボード
キーマッピングのエミュレーション機能により、PC互換キーボード(WINDOWS用101/104キー)はMacキーボードのファンクションキーを使用することができます。
エミュレーションマッピングは次のとおりです。
PC互換キーボード |
Macキーボード |
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キーと組み合わせてキーを入力する場合は、
キーから指を離したあと、次のキーを入力してください.
切替設定を一覧表示する
現在の切替設定一覧を確認できます。
1) 市販のテキストエディタまたはワープロソフトを開いて、文字入力を半角英数モードにし、新規ページにカーソルを置きます。
2) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
3) キーを押します。
カーソル位置から切替設定の入力が開始されます。停止するまでしばらくお待ちください。
USBデバイスをリセットする
USBデバイスが正常に認識されなくなった場合など、USBデバイスの接続をリセットできます。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
ビープ音を無効にする
パソコンポートの切り替え時やホットキーを押したときに鳴るビープ音を無効にできます。
初期設定は有効です。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
ビープ音を有効にする場合は、上記の手順を再度実行してください。
キーボードによるポート切替機能を無効にする
キーボードによるポート切り替えを無効にできます。
初期設定は有効です。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キー→
キーを押します。
キーボードによるポート切り替えを有効にする場合は、上記の手順を再度実行してください。
ホットキー設定をすべて初期設定に戻す
本製品をリセットし、ホットキー設定をすべて初期設定に戻します。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) →
キーを押します。
ビデオダイナシンク機能の有効/無効を切り替える
ビデオダイナシンク機能の有効と無効を切り替えます。ビデオダイナシンク機能を有効にすると、ブート時のディスプレイ問題を回避し、ポート切替時に解像度を最適化します。
初期設定は有効です。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
その他のOSモードでキーボードとマウスをリセットする
USB2.0非対応のOSでキーボードとマウスをリセットします。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
ポート切替キーを変更する
キーが押しにくい位置に配置されている場合など、ポート切替キーを
キーに変更できます。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
ポート切替キーをキーに戻す場合は、上記の手順を再度実行してください。
特定の組み合わせのキーを押すことで、決まった処理を実行する機能のことをホットキーと呼びます。
ホットキーを利用するときは、すばやく続けてキーを押してください。入力がキャンセルされます。
ホットキーセッティングモードを起動する
ホットキーを利用するときは、次の手順でホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
ホットキーセッティングモードが有効になると、キーボードのCaps LockランプとScroll Lockランプが交互に点滅します。
ホットキーセッティングモードの起動キーを変更する
キーと
キーが押しにくい位置に配置されている場合など、起動キーを
キーと
キーに変更できます。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
起動キーをキーと
キーに戻す場合は、上記の手順を再度実行してください。
ホットキー一覧
ホットキーセッティングモードでは、ホットキーの入力によって対応した機能が実行されます。
ホットキー |
機能 |
初期設定 |
---|---|---|
|
ホットキーセッティングモードの起動キーを変更 |
|
|
ポート切替キーを変更 |
|
|
Macキーボードエミュレーションを有効 |
無効 |
|
キーボードエミュレーション(PC互換)を無効にし、パススルーキーボードモードを有効 |
PC互換 |
|
市販のテキストエディタまたはワープロソフトを使用して、現在の切替設定一覧を表示 |
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|
すべてのUSBデバイスでリセットを実行 |
|
|
キーボード言語を設定 【キーボード言語】 |
日本語 |
|
ビープ音を有効/無効 |
有効 |
|
ポート切替キーを有効/無効 |
有効 |
|
ホットキーの設定を初期設定にリセット |
|
|
ビデオダイナシンク機能(ブート時のディスプレイ問題を回避し、ポート切替時に解像度を最適化)を有効/無効 |
有効 |
|
キーボードエミュレーションを有効/無効 |
有効 |
|
マウスエミュレーションを有効/無効 |
無効 |
|
マウスによるポート切替を有効/無効 |
無効 |
|
USB2.0非対応のOSでキーボードとマウスのリセットを実行 |
|
|
パソコンとのデータ転送方式を切り替え 【パソコンポート】 |
USB チャンネル |
キーの入力によって対応した機能が実行されます。
キー操作 |
機能 |
初期設定 |
---|---|---|
|
オートスキャン |
|
|
スキャン間隔を指定してオートスキャン |
5秒間 |
|
操作するパソコンを順に切り替えます。
|
|
|
パソコンポートを指定して、操作するパソコンを切り替えます。 【パソコンポート】 |
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