このたびは、本製品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
このマニュアルは、本製品の使いかたについて説明しています。ご使用になる前にこのマニュアルをよくお読みになり、正しくご使用ください。
※このマニュアルでは⼀部の表記を除いて“KVM-RVUSN”シリーズを“本製品”と表記しています。
お使いになる人や他の人への危害・財産への損害を未然に防止するため、必ずお守りいただくことを次のように説明しています。
表示内容を無視して誤った使いかたをしたときに生ずる危害や損害の程度を次の表示で区分し説明しています。
絵表⽰の意味
警告
この表示がある項は、「死亡または重傷などを負う可能性が想定される」内容です。
注意
この表示がある項は、「傷害を負う可能性または物的損傷のみが発生する可能性が想定される」内容です。
この絵表示はしてはいけない「禁止」の内容です。
この絵表示は必ず実行していただく「強制」の内容です。
「注意していただきたいこと」を記載しています。
「お願いしたいこと」や「参考にしていただきたいこと」を記載しています。
本製品に金属片などの異物が入ったときは、すぐに使用を中止し、パソコンや周辺機器の電源をOFFにしてください。また、やけどや感電の危険がないかを確認してから、ACアダプターをコンセントから抜き、パソコンと本製品を接続しているケーブルを取り外し、コンソール側のデバイスも取り外してください。
そのあとで、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
そのまま使用すると、火災や感電の原因になります。
本製品が発熱している、煙がでている、異臭がしているなどの異常があるときは、すぐに使用を中止し、パソコンや周辺機器の電源をOFFにしてください。また、やけどや感電の危険がないかを確認してから、ACアダプターをコンセントから抜き、パソコンと本製品を接続しているケーブルを取り外し、コンソール側のデバイスも取り外してください。
そのあとで、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
そのまま使用すると、火災や感電の原因になります。
ACアダプターおよび各ケーブルは、本製品に付属のものを使用してください。また、他の製品には絶対に使用しないでください。
誤って使用すると、機器の故障、火災や感電の原因になります。
電源プラグは、コンセントに奥までしっかりと挿し込んでご使用ください。
挿し込みが不十分だと、接触不良などにより、火災や感電の原因となります。
電源プラグの刃が曲がった場合は、使用を中止してください。
プラグとコンセントが接触不良をおこし、感電や火災の原因となります。
本製品を落としたり、ぶつけたりしないでください。
すぐに使用を中止し、パソコンや周辺機器の電源をOFFにしてください。また、やけどや感電の危険がないかを確認してから、ACアダプターをコンセントから抜き、パソコンと本製品を接続しているケーブルを取り外し、コンソール側のデバイスも取り外してください。そのあとで、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
破損したまま使用すると、火災や感電の原因になります。
本製品の分解や改造、修理などをご自分でしないでください。
火災や感電、故障の原因になります。また、故障時の保証の対象外となります。
本製品を火中に投入しないでください。
破裂により火災やケガの原因になります。
本製品に接続したケーブルをぬれた手で抜き挿ししないでください。また、加工したり、無理に曲げたりしないでください。
火災や感電の原因になります。
本製品を次のようなところには置かないでください。
本製品の損傷や故障の原因になります。
本製品にケーブルを接続するときは、コネクターの向きを間違えないように接続してください。
無理に押し込むと、本製品が故障したり、ケガをする恐れがあります。
本製品は防水構造ではありません。水などの液体がかからないところで使用または保存してください。
雨、水しぶき、ジュース、コーヒー、蒸気、汗なども故障の原因となります。
パソコンおよび周辺機器の取り扱いは、各マニュアルをよく読んで、各メーカーの定める手順に従ってください。
この装置は、クラスA機器です。この装置を住宅環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
VCCI-A
本製品の近傍で、テレビやラジオ、アマチュア無線等の無線を使用する機器を動作させた場合、それらの機器に何らかの影響が出る可能性があります。
医療施設やその他生命を預かる施設で使用する場合、もしくは家庭内などで高度な医療機器を常用されている環境で使用する場合は、事前に医療機関の指導を仰いだ上でご使用ください。
本製品のパッケージには次のものが⼊っています。作業を始める前に、すべてが揃っているかを確認してください。なお、梱包には万全を期しておりますが、万が⼀不⾜品、破損品などがありましたら、すぐにお買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
前面
①パソコンセレクトボタン
操作するパソコンのパソコンセレクトボタンを押して、パソコンポートを切り替えます。
ボタンは2個のランプで構成され、左側がON LINEランプ、右側がSELECTEDランプとして動作します。
②RESETボタン
ユーザー名やホットキー設定など、一部の設定を除き本製品を工場出荷時状態にリセットします。リセットする場合は、先の細いもので押してください。
先端が折れやすいものや尖ったものは使用しないでください。
③POWERランプ
本製品の電源がONになると、緑色に点灯します。
ボタンおよびランプは、1:PC1、2:PC2、3:PC3、4:PC4のパソコンポートに対応しています。
背面
①アース端子
本製品を接地する際にアース線を接続します。電源のアース端子につなぐなど、適切なアース接続をして使用してください。
②電源ポート
ACアダプターのDCプラグを挿し込みます。
③コンソールポート
付属のコンソールケーブルのSPHDコネクターポート(黄色)を接続します。
④パソコンポート(PC1~PC4)
付属のKVMケーブルのSPHDコネクタープラグ(黄色)を接続します。
本製品でできること
本製品は、1組のコンソール(ディスプレイ、キーボード、マウス)で複数台のパソコンを切り替えて操作するための機器です。パソコンが複数台あってもディスプレイやキーボードが1組しか必要ないため、低コスト、省スペースを実現できます。
本体前面のボタンまたはホットキーを押すことで、コンソールを使用するパソコンを切り替えることができます。また、WindowsとMacのパソコンを混在して使用することもできます。
コンソール(ディスプレイ、キーボード、マウス)の条件
本製品を使用するためのコンソール(ディスプレイ、キーボード、マウス)の条件は、次のとおりです。
パソコンがUSBキーボードおよびUSBマウスをPS/2デバイスとして認識できない環境では、OS上でUSBドライバが有効になるまでキーボードとマウスを利用できません。
本製品とパソコンおよび各機器を接続する前に設置作業を行ってください。
本製品を設置する前に、次の点を確認してください。
水平な場所に設置する
不安定な場所に設置しないでください。
ぐらついた台の上や傾いたところ、振動、衝撃のあるところに設置すると、落下や転落などから、けがの原因になります。
付属のゴム足を台紙からはがし、本体底面の〇マーク(4箇所)の位置に貼り付けます。
19インチラックに設置する
付属のラックマウント金具を使用して、EIA規格の19インチラックに取り付けることができます。
取り付け手順を守り、指定された位置にしっかりと締め付けてください。
19インチラックへの固定が不十分な場合、落下や転落などから、けがの原因になります。
ねじ山の破損したもの、錆びたねじは絶対に使用しないでください。
指定を守らないと破損や落下など、予期せぬ事故の原因となります。
19インチラックのフロント側へ取り付ける
1) 本体側面の前面側のねじ(左右1箇所)を取り外します。
2) 本体側面の前面側に付属のラックマウント金具(左右1箇所)を付属のラックマウント金具取付用ねじ(左右3本ずつ)で取り付けます。
3) 19インチラックのフロント側に本製品に取り付けたラックマウント金具をねじ(左右2本ずつ)で取り付けます。
19インチラックにラックマウント金具を取り付けるねじは、別途ご用意ください。
19インチラックのリア側へ取り付ける
1) 本体側面の背面側のねじ(左右1箇所)を取り外します。
2) 本体側面の背面側に付属のラックマウント金具(左右1箇所)を付属のラックマウント金具取付用ねじ(左右3本ずつ)で取り付けます。
3) 19インチラックの背面側に本製品に取り付けたラックマウント金具をねじ(左右2本ずつ)で取り付けます。
19インチラックにラックマウント金具を取り付けるねじは、別途ご用意ください。
本製品を1台で使用する
本製品とパソコンを接続する前に、パソコンおよび接続するすべての機器の電源がOFFになっていることを確認してください。
本製品に電源スイッチはありません。
1) 適切なアース線をアース端子に接続し、電源のアース端子につなげます。
アース線は付属しておりません。適切なアース線については、お買い上げの販売店またはエレコム総合インフォメーションセンターまでご連絡ください。
2) 下図のように、コンソールケーブルのSPHDコネクターポート(黄色)を本体背面のコンソールポートに接続します。
3) 下図のように、コンソールケーブルの各コネクターに機器を接続します。
コンソールケーブルのコネクターに示しているイラストを確認し、コネクターの種類にあわせて、各機器を接続してください。
4) 下図のように、KVMケーブルのSPHDコネクタープラグ(黄色)を本体背面のパソコンポート(PC1~PC4)に接続します。
付属のKVMケーブル以外は接続しないでください。
5) 下図のように、KVMケーブルをパソコン(PC1~PC4)の各ポートに接続します。
下図のように、KVMケーブルをパソコン(PC1~PC4)の各ポートに接続します。
6) 本製品にACアダプターを取り付け、電源を供給します。
①DCプラグを電源ポートに挿し込みます。
②電源プラグをコンセントに挿し込みます。
7) パソコン、および接続したすべての機器の電源をONにします。
本製品が自動的に認識され、OSDメニューのログイン画面が表示されます。
8) OSDにログインします。
9) 本製品に接続したパソコンに切り替えます。
キーでポートを選択し、
キーを押します。
OSDメニューの詳細は、⇒「OSDの操作方法」を参照してください。
本製品を複数台で使用する(カスケード接続)
1組のコンソールで操作するパソコンが4台を超える場合、本製品をカスケード接続することで最大16台のパソコンを操作できます。本製品は2段4台のカスケード接続が可能です。
接続図
接続方法
ケーブルとポートの接続の詳細は、⇒「本製品を1台で使用する」を参照してください。
1) パソコンおよび接続するすべての機器の電源がOFFになっていることを確認します。
2) 1段目の本製品を設置します。
3) コンソールケーブルのSPHDコネクターポート(黄色)を1段目の本体背面のコンソールポートに接続します。
4) コンソールケーブルの各コネクターにディスプレイ、キーボード、マウスを接続します。
5) KVMケーブルのSPHDコネクタープラグ(黄色)を1段目の本体背面のパソコンポート(PC1~PC4)に接続します。
6) コンソールケーブルのSPHDコネクターポート(黄色)を2段目の本体背面のコンソールポートに接続します。
7) 手順5)で接続した1段目の本製品のKVMケーブルの各コネクターと手順6)で接続した2段目の本製品のコンソールケーブルの各コネクターを接続します。
8) 1段目の他のパソコンポート(PC1~PC4)をカスケード接続する場合は、手順5)~7)を繰り返します。
9) 1段目のカスケード接続しないパソコンポート(PC1~PC4)および2段目の本製品のパソコンポート(PC1~PC4)にパソコンを接続します。
10) 2段目の本製品の電源を順にONにし、1段目の本製品の電源を最後にONにします。
11) すべての本製品の電源がONになっていることを確認してから、パソコンおよび接続したすべての機器の電源をONにします。
機器の取り付けと取り外し(ホットプラグ)
本製品はホットプラグに対応しています。本製品の電源をOFFにすることなく、キーボードやマウスなどを取り付けおよび取り外しができます。
機器を取り付けおよび取り外しする場合は、ホットプラグが正しく動作するように次のことをお守りください。
コンソールポート
コンソールポートに接続されたディスプレイ、キーボード、マウスは、ホットプラグに対応しています。
マウスを取り付けおよび取り外しする場合は、次の点に注意してください。
ホットプラグのあとにキーボードおよびマウスが反応しない場合は、RESETボタンを押してキーボードとマウスをリセットしてください。
本製品を再起動する
1) 本製品の電源をOFFにします。
電源ポートからACアダプターのDCプラグを取り外します。
カスケード接続の場合は、1段目の本製品の電源をOFFにしたあとで、2段目の本製品をすべてOFFにしてください。
2) 本製品に接続されているすべてのパソコンの電源をOFFにします。
キーボード操作で起動できるパソコンが接続されている場合は、パソコンの電源をOFFにしたあとで、そのパソコンの電源コードを取り外してください。パソコンの電源コードを取り外さないと、パソコンから本製品に電源供給される場合があります。
3) 約10秒待機します。
4) 本製品の電源をONにします。
電源ポートにACアダプターのDCプラグを挿し込みます。
カスケード接続の場合は、2段目の本製品の電源を順にONにし、1段目の本製品の電源を最後にONします。
5) すべての本製品の電源がONになっていることを確認してから、すべてのパソコンの電源をONにします。
6) コンソールケーブルのSPHDコネクターポート(黄色)を2段目の本体背面のコンソールポートに接続します。
ポートIDについて
本製品のパソコンポートには、それぞれ固有のポートIDが割り当てられます。
OSDメニューやホットキーでポートIDを指定することで、目的のパソコンに直接切り替えることができます。
本製品を1台、またはカスケード接続の1段目で使用する場合
ポートIDは、パソコンポートの2桁の番号になります。
PC1:01、PC2:02、PC3:03、PC4:04
本製品をカスケード接続時の2段目で使用する場合
ポートIDは、2桁-2桁(AA-BB)の4桁の番号になります。
AA(前半)の2桁は1段目のパソコンポートの番号
BB(後半)の2桁は2段目のパソコンポートの番号
例1) 本製品のパソコンポート(PC1)にカスケード接続された本製品のパソコンポート(PC4)にパソコンが接続されている場合
ポートID:01-04
例2) 本製品のパソコンポート(PC3)にカスケード接続された本製品のパソコンポート(PC2)にパソコンが接続されている場合
ポートID:03-02
パソコンセレクトボタンまたはキーボードを使用して、パソコンポートを切り替えることができます。
選択されたパソコンポートに接続されているパソコンを操作できます。
パソコンセレクトボタンで切り替える
操作するパソコンのパソコンセレクトボタンを押します。
パソコンポートが切り替わります。
連続してパソコンの切り替え操作を行う場合は、確実に表示が切り替わったあとで次の切り替え操作を行ってください。切り替え操作が早すぎると、パソコンまたは本製品の動作に問題が生じる場合があります。
ポートIDを指定して切り替える
パソコンポートに割り当てられているポートIDを入力して、パソコンポートを切り替えることができます。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) 【ポートID】→キーを押します。
入力したポートIDに切り替わります。
オートスキャンモードで切り替える
一定の間隔で自動的にパソコンポートを切り替えます。
この機能によって、手動でパソコンポートの切り替え操作をせずに、本製品に接続されたすべてのパソコンの状態を監視できます。
スキャン中のパソコンポートのSELECTEDランプが点滅します。
ポートIDが01→02→03→04の順に切り替わります。
カスケード接続の場合は、ポートIDが01-01→01-02→・・・→04-03→04-04の順に切り替わります。
切り替えできるパソコンポートは、OSDメニューの「F3:SET」-「スキャン/スキップモード」で選択されたパソコンポートのみです。(⇒スキャン/スキップモード)
オートスキャンモードを開始する
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キー→
キーを押します。
オートスキャンモードを解除する
次のいずれかの方法で解除できます。解除するまでスキャンが実行されます。
スキップモードで切り替える
パソコンポートを手動で切り替えます。
切り替えできるパソコンポートは、OSDメニューの「F3:SET」-「スキャン/スキップモード」で選択されたパソコンポートのみです。(⇒スキャン/スキップモード)
スキップモードを開始する
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーまたは
キーを押します。
:現在のパソコンポートから切り替えできる1つ前のパソコンポートに切り替わります。
:現在のパソコンポートから切り替えできる1つ後のパソコンポートに切り替わります。
スキップモード中は、キーまたは
キーを押すだけでパソコンポートが切り替わります。操作のたびにホットキーセッティングモードを起動する必要はありません。
スキップモードを解除する
次のいずれかの方法で解除できます。解除するまでスキップモードが実行されます。
スキップモードの実行は、キーボードおよびマウスの操作はできません。スキップモードに対応したキー入力のみ操作できます。通常のコンソール操作を行う場合は、スキップモードを解除してください。
ポートOSの設定を変更する
パソコンポートに接続されているパソコンのOSと一致するように、パソコンポートのポートOSの設定を変更できます。
1) ポートOSの設定対象となるパソコンポートに切り替えます。
2) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
3) ポートOSを設定します。
次のいずれかのファンクションキーを押します。
キーボードおよびマウスをリセットする
本製品に接続されたパソコンの操作中にキーボードおよびマウスが正常に認識されなくなった場合など、キーボードおよびマウスの接続をリセットできます。
操作中のパソコンでキーボードおよびマウスを抜き挿しした状態になります。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
上記の手順でリセットしても問題が解決しない場合は、本体前面のRESETボタンを押して、コンソールのキーボードとマウスをリセットしてください。
ビープ音を無効にする
パソコンポートの切り替え時やホットキーを押したときに鳴るビープ音を無効にできます。
初期設定は有効です。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
ビープ音を有効にする場合は、上記の手順を再度実行してください。
ホットキー設定をすべて初期設定に戻す
本製品をリセットし、ホットキー設定をすべて初期設定に戻します。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) →
キーを押します。
OSD起動キーを変更する
キーが押しにくい位置に配置されている場合など、OSD起動キーを
キーに変更できます。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
USB通信速度を変更する
パソコンを起動したときに、BIOS画面でUSB通信がFull-speed(フルスピード)またはLow-speed(ロースピード)を受け入れない場合、USB通信速度を固定します。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
3) USB通信速度を設定します。
次のいずれかのキーを押します。
OSD解像度を変更する
パソコンまたはディスプレイが本製品のOSD解像度を認識できない場合、OSD解像度を800*600@60Hzから640*480@60Hzに変更します。
初期設定は800*600@60Hzです。
1) OSDの画面でホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
OSDの解像度を800*600@60Hzに戻す場合は、上記の手順を再度実行してください。
特定の組み合わせのキーを押すことで、決まった処理を実行する機能のことをホットキーと呼びます。
ホットキーを利用するときは、すばやく続けてキーを押してください。入力がキャンセルされます。
ホットキーセッティングモードを起動する
ホットキーを利用するときは、次の手順でホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
ホットキーセッティングモードが有効になると、キーボードのCaps LockランプとScroll Lockランプが交互に点滅します。
ホットキーセッティングモードの起動キーを変更する
キーと
キーが押しにくい位置に配置されている場合など、起動キーを
キーと
キーに変更できます。
1) ホットキーセッティングモードを起動します。
キーを押したまま
キーを押し、
キー、
キーの順に指を離します。
2) キーを押します。
起動キーをキーと
キーに戻す場合は、上記の手順を再度実行してください。
ホットキー一覧
ホットキーセッティングモードでは、ホットキーの入力によって対応した機能が実行されます。
ホットキー |
機能 |
初期設定 |
---|---|---|
ホットキーセッティングモードの起動キーを変更 |
|
|
OSD起動キーを変更 |
|
|
【ポートID】→ |
ポートIDを指定してパソコンポートを切り替え |
|
|
オートスキャンモードを開始 |
|
|
スキップモードを開始 |
|
|
ホットキーセッティングモード、オートスキャンモード、スキップモードを解除 |
|
ポートOSをWindowsに設定 |
||
ポートOSをMacに設定 |
||
操作中のパソコンでキーボードおよびマウスのリセットを実行 |
||
ビープ音を有効/無効 |
有効 |
|
|
ホットキーの設定を初期設定にリセット |
|
|
USB通信速度を変更 |
|
OSDの画面でOSD解像度を変更 |
800*600@60Hz |
キーマッピングのエミュレーション機能により、PC互換キーボード(WINDOWS用101/104キー)はMacキーボードのファンクションキーを使用することができます。
エミュレーションマッピングは次のとおりです。
PC互換キーボード |
Macキーボード |
---|---|
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|
|
キーと組み合わせてキーを入力する場合は、
キーから指を離したあと、次のキーを入力してください。
OSD(オンスクリーンディスプレイ)は、本製品の設定および接続したパソコンの管理を実行するメニューです。本製品に接続したキーボードとマウスで操作できます。
OSDの概要
OSDにログインする
本製品の電源をONにすると、ログイン画面が表示されます。
OSDメニューを起動する
パソコンの画面を表示中は、次の手順でOSDメニューを起動します。
キーをすばやく2回押します。
キーが押しにくい位置に配置されている場合など、OSD起動キーを
キーに変更できます。(⇒OSD起動キーを変更する)
OSDメニューのメイン画面
OSDにログインすると、OSDメニューのメイン画面が表示されます。
①OSDメニュー
OSDメニューの項目が表示されます。項目をクリックするか、対応するキーボードのファンクションキーを押すと、「④ポート一覧」がOSDメニューの設定詳細に切り替わります。
「F4:ADM」および「F6:BRC」は、初回ログイン時、またはユーザー権限が管理者のユーザーでログインしている場合のみ表示され、操作できます。
②ユーザー権限
現在ログインしているユーザーのユーザー権限が管理者の場合は「ADMINISTRATOR」、標準ユーザーの場合はユーザー名が表示されます。
③ポートの範囲
「F2:LIST」の設定が表示されます。
④ポート一覧
「F2:LIST」で設定したポートの範囲に従って、ポートが一覧表示されます。行をダブルクリックするか、選択してキーを押すと、選択したポートIDのパソコンポートに切り替わります。
OSDメニューの操作
OSDメニューの設定詳細
F1:GOTO
パソコンポートを切り替えます。
「F1:GOTO」をクリックするか、キーを押します。
・ポート名を指定して切り替える
1) キーを押します。
2) ポート名を入力し、キーを押します。
・ポートIDを指定して切り替える
1) キーを押します。
2) ポートIDを入力し、キーを押します。
ポート名の一部またはポートIDを入力して、入力した文字列を含むポートを検索して表示できます。
ただし、現在ログインしているユーザーがアクセスできるポートのみが表示されます。現在ログインしているユーザーがアクセスできるポートのみが表示されます。(⇒アクセスポートの設定)
F2:LIST
メイン画面のポート一覧で表示するポートの範囲を指定できます。
「F2:LIST」をクリックするか、キーを押します。
表示するポートの範囲を選択します。
・ALL
現在ログインしているユーザーがアクセスできるすべてのポートを表示します。
・QUICK VIEW
クイックビューポートとして選択されたパソコンポートを表示します。
・電源ON
パソコンポートに接続されているパソコンの電源がONになっているポートのみ表示します。
・QUICK VIEW + 電源ON
クイックビューポートとして選択され、接続されているパソコンの電源がONになっているポートを表示します。
クイックビューポートは、OSDメニューの「F4:ADM」-「QUICK VIEW PORTSの設定」で設定します。(⇒QUICK VIEW PORTSの設定)
F3:SET
本製品の環境設定を行います。ユーザーごとに設定内容が保存され、ログイン時に反映されます。
「F3:SET」をクリックするか、キーを押します。
設定項目を選択し、詳細を設定します。
OSDホットキー
OSD起動キーを選択します。
・[SCROLL LOCK][SCROLL LOCK](初期設定)
・[CTRL][CTRL]
・[ALT][ALT]
PORT ID表示ポジション
画面上のポートIDの表示位置を設定します。
画面上に[NULL PORT]と表示されますので、ポートIDを表示したい位置でクリックするか、またはキーで移動し、
キーを押します。
ポートIDを表示したい位置は、キーをオフにしたテンキーの
キーでも移動できます。
PORT ID表示時間
ポート切り替え後、画面にポートIDを表示するかどうかを選択します。
・3秒間(初期設定)
ポートIDを3秒間表示します。
・ALWAYS OFF
ポートIDを表示しません。
PORT ID表示モード
ポートIDの表示形式を選択します。
・PORT NUMBER + PORT NAME(初期設定)
ポートIDとポート名を表示します。
・PORT NUMBER
ポートIDを表示します。
・PORT NAME
ポート名を表示します。ポート名は「F4:ADM」の「ポート ネームの設定」で設定します。(⇒ポート ネームの設定)
スキャン間隔
オートスキャンモード時のスキャン間隔(秒)を設定します。
スキャン間隔は、0~255(秒)を数字キーで入力し、 キーを押します。
初期設定は、5秒間です。
0を入力すると、オートスキャンモードがOFFになります。
オートスキャンモードの詳細は、⇒「オートスキャンモードで切り替える」を参照してください。
スキャン/スキップモード
オートスキャンモードおよびスキップモード時に、アクセスするパソコンポートを選択します。
・ALL
現在ログインしているユーザーがアクセスできるすべてのポートを表示します。
・QUICK VIEW
クイックビューポートとして選択されたパソコンポートを表示します。
・電源ON
パソコンポートに接続されているパソコンの電源がONになっているポートのみ表示します。
・QUICK VIEW + 電源ON
クイックビューポートとして選択され、接続されているパソコンの電源がONになっているポートを表示します。
クイックビューポートは、OSDメニューの「F4:ADM」-「QUICK VIEW PORTSの設定」で設定します。(⇒QUICK VIEW PORTSの設定)
SCREEN BLANKER
コンソールポートに接続したキーボードやマウスなどから入力がない状態が続いた場合、ディスプレイの電源がOFFになるまでの時間(分)を設定します。
ディスプレイ電源OFF移行時間は、0~30(分)を数字キーで入力し、キーを押します。
初期設定は、OFFです。
0を入力すると、この機能がOFFになります。
ホット キーモード
パソコンで動作中のプログラムとホットキーの操作が競合する場合など、ホットキーを利用するかどうかを設定します。
ホットキーを利用するときはキー、利用しないときは
キーを押します。
0を入力すると、この機能がOFFになります。
HOTKEY(ホットキー)
ホットキーセッティングモードの起動キーを選択します。
・[NUM LOCK]+[-](初期設定)
・[CTRL]+[F12]
OSD言語
OSDメニューの表示言語を選択します。
・ENGLISH:英語
・DEUTSCH:ドイツ語
・日本語(初期設定)
・简中:中国語(簡体字)
・繁中:中国語(繁体字)
F4:ADM
OSDメニューの環境設定を行います。
初回ログイン時、またはユーザー権限が管理者のユーザーでログインしている場合のみ表示され、設定や変更ができます。
「F4:ADM」をクリックするか、キーを押します。
ユーザーログインの設定
OSDメニューにログインするユーザーを登録します。
1) ユーザー権限を選択します。
・USER1~USER4
ユーザー権限が標準ユーザーのユーザーとして登録されます。
・ADMINISTRATOR
ユーザー権限が管理者のユーザーとして登録されます。
2) ユーザー名を設定します。
「ADM」または「USER1」~「USER4」にユーザー名を入力し、キーを押します。
3) パスワードを設定します。
「PASSWORD」にパスワードを入力し、キーを押します。
4) 確認用パスワードを入力します。
「再入力」に手順3で入力したパスワードを入力し、キーを押します。
アクセスポートの設定
ユーザーごとにポートのアクセス権限を設定します。
初期設定は、すべてのポートに対してF(フルアクセス)に設定されています。
1) ポートのアクセス権限を変更したいユーザー(USR1~USR4)をクリックするか、またはキーでカーソルを移動します。
2) キーを押してポートのアクセス権限を設定します。
・F:フルアクセス
・V:モニターのみ可
・(スペース):アクセス不可
ユーザー権限が管理者の場合、すべてのポートにアクセスできます。
ユーザー権限が標準ユーザーの場合、アクセス不可のポートがメイン画面のポート一覧に表示されません。
タイムアウトの設定
コンソールポートに接続したキーボードやマウスなどから入力がない状態が続いた場合、自動的にログアウトするまでの時間(分)を設定します。
ログアウト移行時間は、0~180(分)を数字キーで入力し、キーを押します。
初期設定は、OFFです。
0を入力すると、この機能がOFFになります。
再度コンソールを使用する場合は、ログインし直してください。
ポートネームの設定
パソコンポートにポート名を設定します。
1) ポート一覧でポートを選択します。
2) ポート名を入力し、キーを押します。
RESTORE
ポート名、ユーザー名、パスワード以外のOSDメニューのすべての設定を初期設定に戻します。
初期設定に戻すときはキー、中止するときは
キーを押します。
OSDメニューの初期設定は、次のとおりです。
設定 |
初期設定 |
---|---|
OSD起動キー |
|
ポートIDの表示位置 |
画面の左上 |
ポートIDの表示時間 |
3秒 |
ポートIDの表示形式 |
ポートIDおよびポート名 |
オートスキャンモードのスキャン間隔 |
5秒 |
オートスキャンモードおよびスキップモード時にアクセスするポート |
ALL(アクセスできるすべてのポート) |
ディスプレイ電源OFF移行時間 |
0(OFF) |
ログアウト移行時間 |
0(OFF) |
ビープ音 |
Y(有効) |
アクセスできるポート |
すべてのポート、ユーザーに対してF(フルアクセス) |
ネームリストのクリア
設定したポート名をすべて削除します。
ポート名を削除するときはキー、中止するときは
キーを押します。
ビープ音の設定
パソコンポートの切り替え時やホットキーを押したときに、ビープ音を鳴らすかどうかを設定します。
ビープ音を鳴らすときはキー、鳴らさないときは
キーを押します。
初期設定は、ON(ビープ音を鳴らす)です。
QUICK VIEW PORTの設定
パソコンポートをクイックビューポートとして設定します。
「F2:LIST」、オートスキャンモード、スキップモードなどでクイックビューポートが表示される設定の場合、ここでクイックビューポートに設定したポートのみ表示されます。
クイックビューポートに設定するポートをダブルクリックするか、またはポートを選択してキーを押します。
クイックビューポートに設定されたポートは、「QV」列にが表示されます。
OSの設定
パソコンポートに接続されているパソコンのOSと一致するように、パソコンポートのポートOSを設定します。
ポートOSを設定するポートをダブルクリックするか、またはポートを選択してキーを押します。
「OS」列のポートOSが「WIN」、「MAC」、「SUN」、「OTHER」の順に切り替わります。
「WIN」または「MAC」のいずれかを選択してください。
ファームウェアアップグレード
本製品では未対応です。
KEYBOARD言語
キーボード言語を選択します。
・AUTO:自動
・ENGLISH(US):英語(アメリカ)
・ENGLISH(UK):英語(イギリス)
・GERMAN(GER.):ドイツ語(ドイツ)
・GERMAN(SWISS):ドイツ語(スイス)
・FRENCH:フランス語
・HUNGARIAN:ハンガリー語
・ITALIAN:イタリア語
・日本語(初期設定)
・KOREAN:韓国語
・RUSSIAN:ロシア語
・SPANISH:スペイン語
・SWEDISH:スウェーデン語
・TRADITIONAL CHINESE:中国語(繁体字)
ログインモードの設定
本製品の電源をONにしたときに、ログイン画面を表示するかどうかを設定します。
ログイン画面を表示するときはキー、表示しないときは
キーを押します。
初期設定は、ON(ログイン画面を表示する)です。
F5:SKIP
スキップモードを開始し、パソコンポートを手動で切り替えます。
「F5:SKIP」をクリックするか、キーを押します。
切り替えできるパソコンポートは、OSDメニューの「F3:SET」-「スキャン/スキップモード」で選択されたパソコンポートのみです。(⇒スキャン/スキップモード)
キーまたは
キーを押します。
:現在のパソコンポートから切り替えできる1つ前のパソコンポートに切り替わります。
:現在のパソコンポートから切り替えできる1つ後のパソコンポートに切り替わります。
スキップモード中は、キーまたは
キーを押すだけでパソコンポートが切り替わります。
スキップモードの解除方法は、⇒「■スキップモードを解除する」を参照してください。
F6:BRC
ブロードキャストモード(BRC)を起動します。
「F6:BRC」をクリックするか、キーを押します。
初回ログイン時、またはユーザー権限が管理者のユーザーでログインしている場合のみ表示され、起動できます。
コンソールからの操作によって、アクセスできるすべてのパソコンにブロードキャストされます。
システム全体のシャットダウンやソフトウェアのインストールおよびアップデート作業など、複数台のパソコンで同じ操作をするときに使用します。
アクセス可能なパソコンポートは、OSDメニューのメイン画面のポート一覧で確認できます。(⇒OSDメニューのメイン画面)
ブロードキャストモード起動中は、ポート切り替え後、画面にポートIDを表示したとき、ポートIDの前にが表示されます。
ブロードキャストモードを起動している場合、マウスが正常に動作しません。マウスを使用する場合は、ブロードキャストモードを終了してください。
ブロードキャストモードを終了する場合は、OSDメニューを起動し、「F6:BRC」をクリックするか、キーを押します。
F7:SCAN
オートスキャンモードを開始し、一定の間隔で自動的にパソコンポートを切り替えます。
「F7:SCAN」をクリックするか、キーを押します。
オートスキャンモードの詳細は、⇒「オートスキャンモードで切り替える」を参照してください。
F8:LOUT
OSDメニューからログアウトします。
「F8:LOUT」または画面右上のをクリックするか、
キーを押します。
ログイン画面が表示されます。
本製品にアクセスする場合は、ユーザー名とパスワードを入力し、ログインし直してください。
LINEアプリから友だち追加でかんたんにチャットで問い合わせができます。しかもトークからの続きの対応もできて便利です!
LINEアプリを使ってなくても、パソコンやスマホのブラウザーから登録なしにお気軽に問い合わせができます。
技術料・相談料は不要で、通話料(全国一律)のみでご利用いただける年中無休のサポートダイヤルをご用意しています。
本製品は⽇本国内仕様です。国外での使⽤に関しては当社ではいかなる責任も負いかねます。また、お問い合わせには⽇本語によるサポートに限定させていだきます。
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