設定事例集

設定事例集 | EHB-SG2Bシリーズ QoS ポートプライオリティ設定
IP電話を接続する

Webスマートギガスイッチ EHB-SG2Bシリーズの設定事例をご紹介します。

構成・条件・概要

目的

IP電話が接続されているスイッチ環境下にて、
SIPサーバーの通信が最優先されるネットワークを構築する。

設定概要

EHB-SG2Bシリーズを1台使用します。
ポート1にルーターが接続されている。
ポート2にSIPサーバーが接続されている。
ポート3~8にIP電話が接続されている。
ルーター、SIPサーバーが接続されているポート1、2の通信優先度を最大に設定。

「EHB-SG2B08-PL」を例に記載しております。(ファームウェアバージョンは 1.00.004)

導入構成イメージ

設定の流れ

STEP1 - ジャンボフレーム設定を無効にする

QoSの設定の前にジャンボフレームを無効にする必要があります。

  • メニューアイコンの[ネットワーク]アイコンより、[物理インターフェイス]を選択し、[物理インターフェイステーブル]画面を開きます。
    [Jumbo](ジャンボフレーム)設定は初期設定では「有効」となっています。
  • 全ポートの[Jumbo](ジャンボフレーム)設定を無効にします。
    ※「QoS」設定を実行するにあたり、「QoS」設定対象ポートだけでなく、全ポートを無効にする必要があります。

STEP2 - QoSメニューより[ポートプライオリティ]を設定する。

  • メニューアイコンの[QoS]アイコンより、[ポートプライオリティ]を選択します。
    [プライオリティテーブル]画面を開きます。
    [プライオリティテーブル]画面より、ポートの優先度設定を行います。
  • ルーターとSIPサーバーが接続されたポート1とポート2の[ユーザープライオリティ]を最大の「7」に設定します。
    ポート1のユーザープライオリティを設定後、[適用]ボタンをクリックします。
    ポート2も同様の設定を行います。

STEP3 - QoSメニューより[スケジュールアルゴニズム]を確認する。

  • メニューアイコンの[QoS]アイコンより、[スケジューリングアルゴリズム]を選択し、[スケジューリングアルゴリズム設定]画面を開きます。
    スケジューリングアルゴリズムが「StrictPriority」であることを確認します。
    (スケジューリングアルゴリズムの初期値は、「StrictPriority」となります。)

以上で設定は完了です。

参考設定ファイル

設定ファイル

設定ファイル(対象モデル:EHB-SG2B08-PL)をダウンロード可能です。
本設定はサンプルとなりますので導入時はお客様ネットワーク環境に合わせて適宜変更下さい。

設定ファイル のダウンロード >

※スイッチの設定は、ネットワーク環境により異なります。
設定例ファイル読み込むと現在の設定が変更され、通信や設定ができなくなる場合がございます。適用前に、かならず、現在の設定を保存してください。