
【大河原町教育委員会 様】
「MIYAGI Style」のICT教育を推進する宮城県大河原町の小学校で、
エレコム製無線アクセスポイントが活躍!
「MIYAGI Style」のICT教育を推進する宮城県大河原町の小学校で、エレコム製無線アクセスポイントが活躍!
教育現場でのICT機器の活用が進むなか、宮城県では「MIYAGI Style(みやぎスタイル)」と呼ばれる
学習方法を策定し、段階的にICT機器の導入と活用を推進している。
この度、エレコムの無線アクセスポイント(以下、無線AP)をご採用いただいた大河原町教育委員会様を訪れ、
同町におけるICT教育の推進状況や無線AP運用の実態についてお話を伺った。

大河原町はこんな町
大河原町(おおがわらまち)は、宮城県南部の柴田郡に属する町です。江戸時代には奥州街道の宿場町が置かれ、米や紅花の集積地として栄えました。
蔵王連峰に源を発する白石川が町を流れ、その岸辺に植樹された桜並木は「一目千本桜」と呼ばれる名所となっています。

小中学校でのICT教育を進めるなか、無線APの刷新が不可欠に
大河原町の小中学校では、これまでパソコン教室を整備し、情報関連の授業を行ってきた。現在では、教員1名につき1台のタブレットPCが配備され、授業での活用が進んでいる。各教室には液晶モニターあるいはプロジェクターが設置されており、教員のタブレットPCに表示された内容をクラスの児童・生徒が確認できるようになっている。
これまでも教室に無線APは配備されていたが、老朽化を原因とする電波の不安定さ、つながりにくさが指摘されていたことから、この度、町内の全小学校で無線APが一新された。
大河原町教育委員会の池田氏は、今回の無線APの刷新について、「これまでつながりにくかった教室でも電波が安定するようになりました。また、新たに体育館にも無線APを設置することで、全校集会や発表会の時にも使えるようになりましたし、体育の授業でもタブレットPCが活用できるようになりました。」とその効果を語った。
- 今回体育館にも無線APを導入することで、体育の授業や発表会、式典などの記録にタブレットPCを使えるようになった。
予算と性能のバランスでエレコム製無線APを選択
導入機器の選定にあたったのは、Dynabook株式会社の大沼氏である。
「限られた予算の中で、セキュリティ面でも品質の面でも信頼できる機種を選ぶ必要がありました。各社検討しましたが、エレコムさんに試験機をお借りして評価をしたうえで決定しました。価格と性能のほかにも、本体にセキュリティーカバーが付属している点や、導入台数が多くなるので複数の無線APを一括してコントロールできるアクセスポイント管理ツールが安価で提供される点、この価格帯としては他社より強固なセキュリティ対策がとられている点も考慮しました。」
教員一人につき1台のタブレットPCを導入し
「MIYAGI Style」の授業を推進
教員1人につき1台のタブレットPCが導入されている大河原町では、宮城県が推奨する「MIYAGIStyle」と呼ばれる手法でICT機器を使った授業が進められている。
これは、教科書の内容や児童・生徒のノートなどをタブレットPCで撮影したうえで大型液晶モニターやプロジェクターなどで共有し、教員がポイントなどを解説していくというもの。従来に比べ、板書の手間を省くことができ、授業を効率的に進めることが可能になっている。
宮城県では、この「MIYAGIStyle」の授業を効果的に進めるため、宮城教育大学安藤研究室が開発し配布している電子黒板アプリ「miyagiTouch」の活用を勧めている。
「miyagiTouch」では、教材や児童のノートを撮影してモニターに映す、書き込む、保存するといった「MIYAGIStyle」の授業で必要となる機能を搭載しており、タブレットの操作に不慣れな教員でも使いやすいのが特徴である。
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- 児童のノート等を撮影してモニターに投影し、教員がポイントを解説していくため、効率よく授業を進めることができる。

「MIYAGIStyle」とは、宮城県が抱える「教員のICT活用能力の向上」「ICT機器整備」「インフラ整備」の3つの課題を、段階的・発展的に解決していくための総合的な提案です。
まず、教員がそれぞれ1台のタブレットPCを持つ「Ver.1」から取り組み、その後、グループに1台、児童生徒1人に1台へと発展していきます。


「miyagiTouch」(みやぎタッチ)は,宮城教育大学安藤研究室が岩沼小学校と共同で開発した宮城県の学校現場生まれの「電子黒板アプリ」です。Android版及びiOS版,Windows版がそれぞれのアプリケーションダウンロードサイトより無料ダウンロード可能です。
今後は、タブレットPCの台数も増加予定。
よりセキュアで安定した通信環境が求められる
「先生たちは、教室内で常に動いて子供の様子を見ながら授業をしていますので、無線LAN環境が改善されたのは、とても助かっています。運用面でも改善されていて、自分で画像を取り込んで教材を作ったり、先生がたの中でも検証が進んでいったりと、使い方が進化しているなと感じます。」と語るのは、大河原長教育委員会の菅野氏。
今後は、タブレットPCの台数を段階的に増やしていく予定で、「機器だけでなくネットワークのあり方も含めて整備していく必要がある。」という。また、現在は校舎内と体育館をカバーする無線APだが、「校庭にも範囲を広げれば『総合的な学習』の時に、記録を取ったり、図鑑を検索したりする時に利用できるのではといった声もある(池田氏)。」という。
ますます進化していくICT教育の現場に欠かせない、セキュアで快適な無線LAN環境。エレコムの無線APが、その屋台骨を支えている。
- 大河原町教育委員会
教育総務課
学校教育専門監 兼 指導主事
池田氏
- 大河原町教育委員会
教育総務課
学校教育係長
菅野氏
- Dynabook株式会社
東北支店
東北PCソリューション営業部
大沼氏
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