エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長執行役員:石見 浩一)は、「令和8年度医療技術等国際展開推進事業」に3年連続で採択されたことをお知らせします。 本案件は、国立健康危機管理研究機構が主体となって実施する、厚生労働省より委託された令和8年度 医療技術等国際展開推進事業です。(※1)
モンゴル国での研修風景 (デバイスを使用した実技研修)
エレコムグループが掲げるパーパス「Better being」は、単に良い製品をつくることにとどまらず、製品・サービス・行動を通じて、より良き社会の実現に挑み続けるという意思を表しています。本事業は、医療の国際展開を通じて保健医療分野の課題解決に貢献する取り組みであり、当社が持つ技術を社会へ還元しながら、現地の医療教育基盤の強化に寄与するものです。
今回採択された「モンゴルにおけるシミュレーション補助デバイスを活用した新生児蘇生研修導入事業」(3年目/最終年度)では、当社が産学連携で開発した新生児蘇生法シミュレーション教育補助デバイス(※2)を活用し、モンゴル国における新生児蘇生法研修の定着と地方展開をさらに推進します。
新生児蘇生トレーニングデバイス「Saving baby」を寄贈(モンゴル国)
本事業では、モンゴル国内で新生児蘇生法研修を継続的に広げていくための、指導者育成の仕組みづくりに取り組んできました。日本の専門家による現地講習や、モンゴル国の新生児科医を日本に招いた研修を実施し、自国でインストラクターを育成できる指導者14名を養成。さらに、現地研修を通じて、首都圏および全国21県の新生児科医を対象に、46名のインストラクター育成を進めました。
その結果、育成されたインストラクター60名が自立的に研修を実施し、2026年2月時点で、分娩に関わる医療者延べ1,681名が新生児蘇生研修を受講しています。こうした成果は、外部支援によって立ち上げた取り組みが、モンゴルの現地主体で着実に広がり始めていることを示しています。
あわせて、新生児蘇生法ガイドラインの更新版および研修教材のモンゴル語版の作成が進められ、モンゴル国保健省の承認を受けました。
日本で実施したインストラクター養成研修の様子 (香川大学医学部附属病院の新生児集中治療室の視察)
最終年度となる本年度は、これまでの成果を踏まえ、モンゴル国内での研修体制の定着、地方拠点への展開、教材・運営面の標準化を一層進め、現地で自走可能な新生児蘇生研修体制の確立を目指します。
モンゴル国地方(ドルノド県)での研修風景 (育成したインストラクターによる実技研修)
引き続き、一般社団法人日本周産期・新生児医学会/新生児蘇生法委員会およびモンゴル国周産期学会と連携し、モンゴル国内において新生児の命を守る医療者の支援と医療教育体制の構築に貢献してまいります。
関係機関との集合写真 (新生児蘇生法委員会、モンゴル周産期学会等)
当社は今後も、産学官のパートナーとともに、日本発の医療教育機器の国際展開を推進し、国外の保健医療課題の解決に貢献してまいります。
※1:「医療技術等国際展開推進事業」は、日本の医療制度に関する知見・経験の共有、高品質かつ相手国のニーズに応える日本の医療製品・医療技術の国際展開を推進します。それにより、相手国の公衆衛生水準及び医療水準の向上に貢献し、国際社会における日本の信頼を高め、日本及び相手国の双方にとって好循環をもたらすことを本事業の目的とします。(出典:https://kyokuhp.jihs.go.jp/activity/open/entry2026/R8_tenkaisuisin_saitaku_ichiran.pdf
https://kyokuhp.jihs.go.jp/activity/open/index.html)