主に、パソコン周辺機器を開発するエレコムが、あえて「着るケア」に挑んだ理由とは。
一般医療機器のリカバリーウェア(家庭用遠赤外線血行促進用衣)、ノームコアデザインで日常になじむ一着に仕立てるなど、こだわりが詰まった製品の企画秘話をご紹介いたします。
デジタル社会に疲れたあなたへ。エレコムらしい健康サポートを
パソコンやスマートフォンを長時間使用することによる「デジタル疲れ」を癒す製品を作りたいという思いから、身体を直接ケアする「リカバリーウェア」という新しいジャンルに挑戦しました。
デジタル関連製品を手がけるエレコムだからこそできる、健康サポート方法があるのではと考えたのがきっかけです。
リカバリーウェアには、一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」に該当するものと、医療機器に該当しないものがあります。前者には、疲労回復効果が期待されています。
大切にしたのは「エレコムらしさ」。
リカバリーウェアの市場は競合も多く、だからこそ「どうやったらエレコムらしく戦えるか」という戦略を追求しました。製品の良さはもちろんですが、私たちが伝えたいこととお客様が得られる効果を一目でわかるようにすれば、手に取っていただけるのではないかと考えました。
特設ページや店頭ディスプレイに使う画像は、心地よさが直感的に伝わるようこだわりました。
普段着としても、部屋着としても。生活に溶け込む「ノームコアデザイン」
製品を企画する上での一番のこだわりは、トレンドに左右されない、装飾を省いたシンプルな「ノームコアデザイン」にすることです。企画当時、アパレル好きの企画担当者が市場にあるリカバリーウェアを見た際には、パジャマのようなデザインや、スポーティすぎるデザインが多く、なかなかしっくりくるものがありませんでした。
そこで当社のリカバリーウェアは、シンプルで普遍的なデザインに設計。誰でも違和感なく着ることができ、部屋着としてはもちろん、ちょっとした外出でも使える。そんな生活に溶け込む一着を目指しました。
また、もう一つのデザイン面でこだわったポイントは、「ラグランスリーブ」にしたところです。一般的なウェアは肩から脇にかけてアームの切り替えがあります。一方で、ラグランスリーブは首部分から脇にかけて切り替えがあるデザインです。これにより肩が動きやすくなるだけでなく、見た目にもこなれた印象を与えます。この仕様は、実際に社内で試着してもらった際にも大変好評でした。
「着る」疲労回復で、心も身体も健やかに
このリカバリーウェアは、簡単に言うと「着るだけで血行が促進されて疲労回復が期待できる」製品です。一般医療機器として「血行促進」「疲労回復」「筋肉の疲れを軽減」「筋肉のハリ・コリの緩和」という4つの効能が期待できます。イメージとしては「お風呂あがりのポカポカ感が続く服」です。
最近疲れ気味だな......と感じている方にピッタリです。寝る時間や家でのリラックスタイムを、当製品で疲労回復しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。
エレコムグループは、今まで、そしてこれからも、より良き製品・サービス・ソリューション、より良き社会、より良き会社を追求しつづけます。

