No.03SIMフリーって何?
SIMロックされていないのがSIMフリー!
SkyLinkMobileで利用できるSIMフリースマホですが、そもそもSIMフリーとはなんだろうという疑問が生まれます。このSIMフリーとは、SIMロックに対しての相対する言葉で、SIMロックを行っていないことをSIMフリー(SIMロックフリー)と呼んでいます。
では、SIMロックとは何でしょう?
SIMロックとは、携帯電話の通信規格が同一で同じ周波数を利用していても、異なるキャリアでは携帯電話(スマホ)を利用できないようなしくみのことです。例えば、携帯電話の世代を表す3Gでは、NTTドコモとソフトバンクモバイル(旧イー・アクセス(イーモバイル)も含む)が同じ通信規格であるW-CDMA規格を採用しています。
このW-CDMAという規格で日本では、以下の周波数を利用して通信が行われています。
- ・バンドI(2100MHz):NTTドコモ、ソフトバンク
- ・バンドVI(800MHz):NTTドコモ
- ・バンドVIII(900MHz):ソフトバンク(プラチナバンド)
- ・バンドIX(1700MHz):ソフトバンク(旧イー・アクセス)、NTTドコモ(関東・東海。近畿地区)
- ・バンドXI(1500MHz):ソフトバンク(ULTRA SPEED)
- ・バンドXIX(800MHz):NTTドコモ(周波数再編後のFOMAプラスエリア)
この中で、バンドI(2100MHz)は、NTTドコモもソフトバンクも共通していることから同じ通信規格で同じ周波数であるため、通信規格と周波数という観点でハードウェアを考えると携帯電話はどちらでも利用できるハズです。
NTTドコモやソフトバンクでは携帯回線をお客様に継続して利用していただくために、各社専用の携帯電話を携帯電話会社と協力して作りセット販売することで魅力的なサービスを提供する戦略をとりました。
このため、ソフトバンクで契約しているお客様が、ドコモの携帯電話が欲しいからという理由でドコモが発売している携帯電話を買ってきたとしてもソフトバンクの回線契約では利用できないようにしていました。
なにをロックするの?
では、なぜSIMロックというか?SIMカードとは携帯回線の契約情報を持っているICカードです。例えば、電話番号が書かれています。
現在サイズは、3種類定められています。
- ・標準サイズ(Mini-SIM):幅位25mm×高さ15mm×厚み0.76mm
- ・Mini-UICC(Micro-SIM):幅位15mm×高さ12mm×厚み0.76mm(ETSI TS 102 221)
- ・Nano-SIM:幅位12.3mm×高さ8.8mm×厚み0.67mm
SIMカードには、64kバイトの容量があり、回線契約を行った契約者の個人情報や電話帳(50件程度)を保存しておくことが可能です。
携帯電話(スマホ)側で、回線(SIMカード)の情報と携帯電話(スマホ)を結びつけることで他の会社のSIMカードが利用できなくしています。これがSIMロックというこです。
この携帯電話(スマホ)と回線(SIMカード)の結びつきを解除し、どんなSIMカードでも利用できるよう携帯電話(スマホ)の設定を変更することをSIMロック解除といいます。
SIMロックがされていないSIMフリー端末
SIMロックが行われていない携帯電話(スマホ)のことをSIMフリー端末(SIMフリー携帯電話・SIMフリースマホ)といいます。海外では、携帯電話(スマホ)と回線(SIMカード)は、以前から別々に販売されていたこともありSIMフリー端末が一般的で、お客様が好きな端末を購入して、自分の利用用途にあった回線事業者と回線契約を行います。(一部、高価な携帯電話のため、セット販売をおこなう回線事業者もありました)
このようなSIMロックをかけていない携帯電話(スマホ)がMVNOの開始に伴い様々な携帯電話メーカーより販売開始されて来ています。この携帯電話をSIMフリー端末(SIMフリー携帯電話・SIMフリースマホ)と呼んでいます。
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