No.21通信制限を怖がらない!データ使用量を自分で管理する
通信量をしっかりと把握
格安SIMカードを使用する上で重要なのは、データ通信の容量や速度がどれくらいなのか、という点です。モバイルデータ通信を行うことで通信量はどんどん増えていきます。フリーデータコースでは通信量は無制限であるため特に気にする必要はありませんが、デイリーコースやマンスリーコースでは、その日、その月の制限があります。それを超えてしまうと速度制限がかかり、通信速度は遅くなるため注意が必要です。そのため、制限にかからないためには毎日利用する通信量をしっかりと把握しておく必要があります。
端末とアプリで確認する
自分のデータ使用量は、スマートフォンで簡単に把握することができます。設定アイコンをタップし、その中にあるデータ使用という部分を開くとグラフが出てきて確認することができます。初期状態では1ヶ月単位で表示されていますが、表示期間は変更することが可能です。なかには端末で確認することができない機種もあります。その場合はアプリをインストールすることで確認が可能になります。
データ使用量の管理ができるアプリには様々な種類があります。いくつか使用して、自分に合っているものを選ぶことが大切です。
なお、アプリを使用すると端末で確認できるデータ使用量よりも詳細な情報が得られ、管理することが可能です。期間毎の通信量が見られるのはもちろん、その日毎に決めている通信量を超えたときに自動的に通信を切断するという設定を行うことも可能です。これにより、例えばデイリーコースで上限の通信量が1日70MBまでという場合、アプリで60MBくらいに設定しておくことで残量に注意を払いながら利用することが可能となります。なお、Wi-Fiで接続を行ったときは通信量にカウントされないので、モバイルデータ通信の場合だけをチェックすることが可能です。こういったアプリではウィジェットで表示され簡単に確認することができます。自分で今現在の使用量を把握したいという人に最適といえます。
使用量を知ることが大切
音楽や動画、ラジオ、電子書籍など、スマートフォンには様々な楽しみがあります。これらを楽しむためには、データ通信が必要となります。この点、格安SIMカードでは通信容量と速度を制限することで料金を低く設定することができるため、安価にデータ通信を利用することが可能です。格安SIMカードでは音楽や動画などを楽しむことができないと考える人もいるかもしれませんが、それは誤った認識です。格安SIMカードを使用してもキャリア契約のスマートフォンと同じように楽しむことができます。
とはいえ、コースによっては制限される容量が異なるため、自身が普段から頻繁に使用しているデータの通信量を知っておくことが大切です。
例えば音楽の場合、1曲ダウンロードするのに約5MBの通信量が必要となります。なお、ダウンロードだけでなく音楽を再生するのにも通信量がかかるので注意が必要です。
動画の場合、5分程度のもので約10MBの通信量が必要となります。デイリーコースで1日70MBまでの利用だとすると、5分の動画を約7本分見ることができます。1日で計算すると少ないと感じかもしれませんが、1ヶ月だと5分の動画を約210本も見ることができます。こう考えると、SIMカードを利用した場合でも毎日快適にデータ通信を利用することが可能であることがわかります。
なお、ラジオは30分程度聴くと約15MB、電子書籍は文字が新書や資格本などは20MB以下であることが多く、コミックは30MB程度の通信量がかかります。
また、ラジオ等のオーディオストリーミングデータは、放送局のデータレートにもよりますが、48kbps等の低速で配信しているアプリ(サービス)もあり、デイリープランやマンスリープランで高速通信に制限がかかり低速になった後でもご利用することが可能です。デイリープランで、動画をみて70MBを使い100kbpsに制限されても通信ができなくなるのではなく、利用できる幅が狭まると考えていただくとより活用の幅が広がります。
さらに、SkyLinkPhoneは、データレートが20kbpsで利用できるサービスです。フリーデータ、デイリー、マンスリーどのコースをご利用いただいて、容量を使い切った後の低速通信でも安心してご利用いただけます。
データ通信量が多いものに関しては、飲食店やコンビニ、スーパーなどにあるWi-Fiスポットを活用するなどの方法によってデータを受信することが可能です。
このように、データ通信量に制限がある格安SIMカードでも、方法次第で快適に活用することが可能です。
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