No.23 音声通話付きSIMとIP電話、ガラケーと2台持ち、何が良いの?
音声通話付きSIMやIP電話って何?
携帯電話やスマートフォンをキャリア契約している人の中には、音声通話付きSIMやIP電話のことを知らない人が多いのではないでしょうか。音声通話付きSIMやIP電話を利用すれば、今までの半分以下の料金で通話が可能となる場合もあります。ここでは、IP電話の詳細や音声通話との違い、さらにはガラケーとの併用についてご紹介していきます。
音声通話とIP電話の違いについて
キャリア契約や音声通話付きSIMで使用されている音声通話は、「090」、「080」、「070」などから始まる番号を持ち、それぞれの携帯会社が音声をやりとりするサービスとして提供しています。専用音声回線を利用しているため、音声に関する品質が良いとされています。(ガラケー(フィーチャーフォン)と同じ音声通信網を利用しています)
これに対して、IP電話は「050」から始まる電話番号を持ち、インターネット回線を利用することで音声データをやりとりをするサービスです。大きな特徴として、インターネットにつながることができれば、携帯電話ネットワークに接続していなくても音声の発信、着信が可能という点があげられます。
サービスの特徴としては、同じIP電話サービスを利用しているユーザー同士は、無料で通話をすることができるという点が挙げられます。エレコムで提供しているSkyLinkPhoneも、このIP電話サービス同様、ユーザー同士の無料通話が可能です。さらに、SkyLinkPhoneでは、インターネット接続が無線LANの場合に音声品質が良くなるよう作っているため、無線LAN接続で利用いただくとより高品質な音声通話を利用することが可能です。
IP電話だと料金が安くなる
専用音声回線を利用する音声通話の場合は品質が良い分、料金が高くなります。国内の固定電話にかけると、3分で約130円、携帯電話にかけると1分で約40円です。一方SkyLinkPhoneでは、国内の固定電話にかけると3分で8.6円、携帯電話にかけると1分で16.25円と、非常に安価に通話が可能です。国際電話も1分3円からかけられる場所があります。さらに、海外出張へ行った際でもインターネットを利用するIP電話(SkyLinkPhone含む)は、海外にいるにもかかわらず国内と同様の料金で気軽に連絡を取り合うことが可能です。(アメリカ(SkyLinkPhone)-日本での通話料金が日本-日本の通話料金と同額でご利用いただけます)(2015/04現在)
このように、料金を見る限りは音声通話よりSkyLinkPhoneの方がお得なことがわかります。では、ガラケーはどうでしょうか。
ガラケーは単体ではなく2台持ちがお得
メールと音声通話さえできればガラケーで良いと考えている人もいるかもしれませんが、頻繁に利用していると予想外に月々の料金が高くなってしまう場合があります。仕事でもプライベートでも使用すると通話料金が高い、データ通信料が高い、という事態を招いてしまいます。通話料が安いといわれているガラケーでも、頻繁に使用することで通話料金は跳ね上がります。
こうした問題を解決するのが、ガラケーと格安SIMカードの2台持ちです。2台使用すると高くなるというイメージがあるかもしれませんが、ガラケーをキャリア契約して音声通話に、そしてスマートフォンに格安SIMカードを入れてデータ通信と分けて利用すれば、ガラケー1台をフルで使用するよりも料金を抑えることが可能です。また、ガラケーのプランからメール機能など不必要なものを除くことで、月額料金を数百円に抑えることが可能です。
また、最近ではスマートフォンではなく、ガラケーとタブレットという組み合わせで2台持ちをする人が増えています。タブレットに格安SIMカードを入れるとスマートフォンとほとんど同じ機能(通話機能を除く)が使用可能となります。大画面なので仕事で必要なファイルを開く、編集するという作業も快適にできるという特徴があり、ビジネスマンに大変人気です。営業先でもタブレットを活用することができるため、ガラケーとタブレットの2台持ちは働き盛りのビジネスマンから注目を集めています。
IP電話、またはガラケーと2台持ちがおすすめ
一般的な音声通話よりもIP電話の方が料金を抑えることができる点や、ガラケーとの2台持ちにすることでガラケーのみのときよりも月々の料金を安価に抑えることができるという点から、IP電話とガラケー2台持ちがお得であるといえます。
音声通話を利用する際は、どちらがよりお得なのかを知ることで、自分の使用する用途に合わせて選ぶことができます。格安SIMカードを選ぶことで、今よりもお得に活用しましょう
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